夕方6時、冷蔵庫を開けて「今日、何にしよう」と固まる。
あの数分がなくなるだけで、平日の疲れ方はまるで変わります。
食材宅配は、その数分を買い取ってくれるサービスです。
ただし社数が多く、料金の出し方も各社バラバラで、比べ始めた途端に手が止まります。
この記事では、食材宅配おすすめ12社を、公式サイトに書いてある金額と条件だけで並べました。
第三者サイトにしか載っていない数字は使わず、公式で確認できなかった項目は「要問い合わせ」とそのまま書いています。
さらに、どの比較記事も踏み込んでいない「頼んだあとに残る手間」まで扱います。
注文を忘れた週に何が届くのか。
発泡スチロールの箱と保冷剤は誰が引き取るのか。
冷凍庫はどれくらい埋まるのか。
やめる理由のほとんどは、味でも値段でもなくここにあります。
食材宅配とは何かとネットスーパーや宅食との違い

食材宅配は「注文した食材が、決まった曜日に自宅へ届く」仕組みの総称です。
似た言葉が多く、ここを整理しないまま比べると、そもそも土俵の違うサービスを並べることになります。
最初に地図を描いておきます。
食材宅配は大きく3つのタイプに分かれます
扱う商品と目的で、3つに分かれます。
- 生協(コープ)型:食材から日用品まで幅広く扱う。コープデリ、パルシステム、生活クラブ、おうちCO-OP
- ミールキット型:献立と下ごしらえ済みの食材がセットで届く。オイシックス、ヨシケイ、わんまいる
- 産直・有機型:生産者や栽培方法にこだわった野菜が中心。らでぃっしゅぼーや、大地を守る会、坂ノ途中、ビオ・マルシェ、食べチョク
生協型は品数が多く、日用品までまとめられるのが強みです。
パルシステムのメインカタログ「コトコト」は食品約800品目と生活用品約200品目、おうちCO-OPのメインカタログは約3,000品目を掲載しています。
買い物そのものを置き換えたい人はここから見ます。
ミールキット型は、献立を考える工程ごと外注できます。
産直・有機型は、野菜の質を上げたい人向けです。
「何を減らしたいか」で入口が決まります。
買い物の回数なら生協型、献立を考える時間ならミールキット型、食材の中身なら産直・有機型です。
ネットスーパーとの違いは注文の締切と届く曜日にあります
ネットスーパーは、店舗の在庫を当日または翌日に運ぶサービスです。
食材宅配は、注文を締め切ってから商品を集めて積み込むため、注文から到着まで数日空きます。
坂ノ途中は追加注文やセットの変更が次回お届け予定日の5日前まで、配送に2日必要な地域は6日前までです。
ビオ・マルシェはお届けのおよそ1週間前が締切になります。
生協型は「毎週決まった曜日に注文し、翌週の決まった曜日に届く」形が基本です。
つまり食材宅配は、今日足りないものを埋める道具ではありません。
来週の食卓をあらかじめ組んでおく道具です。
今夜の1品が足りない日はスーパーやネットスーパーを使い、平日の骨組みを宅配に任せる。
この使い分けができると、続けやすくなります。
宅食や冷凍弁当との違いは調理が残るかどうかです
宅食(冷凍弁当)は、温めるだけで食べられる完成品が届きます。
noshやワタミの宅食がこのタイプです。
食材宅配は、程度の差はあれ調理が残ります。
わんまいるのように湯煎と流水解凍だけで済むものもあり、境界は少しあいまいです。
判断基準はシンプルで、包丁とまな板を出す日があるかどうか。
出したくない日が週の大半なら、この記事のミールキット型より宅食を検討したほうが満足度は高くなります。
失敗しない食材宅配の選び方は5つの軸で決まります

食材宅配比較の記事を何本読んでも決められないのは、比べる順番が決まっていないからです。
全項目を横並びにすると情報量に負けます。
上から順に見て、脱落したサービスは以降を見ない。
この読み方で5分あれば絞れます。
1食あたりの料金は送料を足した実額で見ます
商品価格だけを比べると、送料の設計で順位がひっくり返ります。
オイシックスは定期宅配を利用している場合、本州なら注文6,500円(税抜)以上で送料が0円になりますが、2,000〜4,499円だと600円かかります。
大地を守る会は1回4,500円(税込)以上で送料無料、冷凍品には別途495円(税込)の手数料が乗り、冷凍品の合計が1,620円(税込)以上なら無料になります。
わんまいるは注文金額にかかわらず本州・四国・九州が一律1,080円(税込)です。
生協型は手数料の考え方が違います。
コープデリ(東京都)は基本手数料88円と配達手数料110円の合計198円(税込)で、1回6,000円(税別)以上の注文なら両方とも無料です。
パルシステムの東京エリアは、12,000円以上で0円、5,000円以上で165円、2,000円以上で198円、2,000円未満で248円という段階制で、注文しなかった週にも手数料がかかります。
見るべきは「毎週いくら注文するか」と「そのとき送料はいくらか」の2つです。
週5,000円前後を頼む家庭なら、送料無料の壁が4,500円の会社では0円、8,000円の会社では毎回500円前後がかかります。
週1回で1年なら、その差は2万6,000円です。
調理時間が今の生活に収まるかを確かめます
「時短」の中身は各社で違います。
公式サイトが明記している目安を並べます。
- コープデリのミールキットは最短5分
- パルシステムのお料理セットは商品により約10〜20分
- ヨシケイはコース別で、タイムリーミールが10分程度、カットミールが10〜15分、クイックダイニングが約15分
- Kit Oisixは主菜と副菜の2品を最短10分から作れる(標準的なキットは約20分)
ここで見落としがちなのが、同じ会社でもコースによって時間が変わる点です。
ヨシケイの本格志向のバリエーションダイニングは、公式に調理時間の記載がなく要問い合わせになります。
申し込むのは会社ではなくコースです。
配送エリアと配送頻度と受け取り方法を確認します
生協型はエリアが限られます。
コープデリは関東を中心とした地域、パルシステムは関東1都6県に福島・山梨・長野・静岡・新潟を加えた1都11県、おうちCO-OPは神奈川・静岡・山梨の3県です。
生活クラブは21都道府県に広がりますが、県内でも配達していない地域があります。
住所を入れて対象外だった時点で、その社は候補から消えます。
先に料金を比べても、エリア外なら時間の無駄になります。
受け取り方は各社で対応が分かれます。
ヨシケイは置き配に対応し、希望者には鍵付きのあんしんBOXを貸し出します。
おうちCO-OPは不在時に保冷剤とドライアイスを入れてシールで封印して留め置きます。
ビオ・マルシェの自社便コースは玄関前か宅配ボックスへの納品で、再配達には対応していません。
坂ノ途中の自社便は指定した場所への置き配で、置けない場合は翌日ヤマト宅急便に切り替わります(送料690円)。
平日日中に誰もいない家庭では、この1項目が継続率を決めます。
食材の安全基準は情報の開示のしかたで判断します
「安心・安全」という言葉自体は、どの会社も使います。
判断すべきは、その中身が第三者に検証できる形になっているかどうかです。
もっとも分かりやすい物差しが有機JAS認証です。
農林水産省によれば、有機JASマークは登録認証機関の検査を受けた事業者だけが貼ることができ、マークのない農産物や畜産物、加工食品に「有機」「オーガニック」と表示することは法律で禁止されています(農林水産省「有機食品の検査認証制度」)。
ビオ・マルシェは有機農産物の取り扱いを基本とし、有機野菜の品揃えは約200種類です。
有機JAS以外では、産地と生産者の開示、農薬の使用基準の公開、放射性物質の検査結果の公表といった項目を見ます。
基準そのものより、基準を外れたときにどう説明しているかのほうが、会社の姿勢が出ます。
お試しセットは価格よりも申し込んだあとの条件を見ます
各社のお試しセットは、通常価格より大幅に安く設定されています。
食べチョクコンシェルジュは初回1,980円から(送料込み・1,000円OFF)、坂ノ途中の旬のお野菜セットLは初回2,480円(通常4,760円)です。
オイシックスのおためしセットは全国送料無料で、初めて利用する1世帯につき1回限りです(離島など一部地域は配送できません)。
安さは分かりやすいので、つい価格だけを見ます。
確認すべきはその後です。
お試しのあと自動的に定期購入へ移るのか、それとも自分で申し込み直す形なのか。
ここが記事や広告では分かりにくく、あとで「頼んでいないのに届いた」と感じる原因になります。
消費者庁は、通信販売について「契約を2回以上継続して締結する必要があるときは、その旨及び販売条件又は提供条件」を広告に表示するよう定めており、インターネット通販では申込みの最終確認画面にも表示することを求めています(消費者庁「特定商取引法ガイド 通信販売」)。
裏を返せば、申込み前の最後の画面に書いてあることが、あなたが同意した条件のすべてです。
申し込みから初回到着までは、どの社もおおむねこの流れです。
郵便番号を入れて配送対象かを確かめます。
対象外ならここで終わりです。
生協型は特に範囲が限られます。
初回限定・1人1回のものがほとんどです。
この画面で、定期購入に移る条件と解約方法を必ず読みます。
注文から数日空きます。
ここで箱の大きさ、保冷剤の量、冷凍品の体積を実際に見ておきます。
続けると決めたら、毎週の締切日と配達曜日を家の予定に入れます。
ここを決めないと、注文忘れが起きます。
食材宅配のおすすめ12社の特徴と料金

ここからは12社を個別に見ます。
順番は「多くの家庭が最初に検討する順」で、優劣の順位ではありません。
自分のエリアで使えるかを先に確認しながら読み進めてください。
金額はすべて各社公式サイトの記載に基づき、公式で確認できなかった項目は「要問い合わせ」としています。
1. オイシックス

献立を考える工程ごと外注したい家庭の定番です。
看板商品のKit Oisixは、主菜と副菜の2品を最短10分から作れるミールキットで、5種類以上の野菜と専用のタレ、レシピがセットになっています。
野菜はカット済みか蒸し済みの状態で届くため、下ごしらえの時間がほぼ消えます。
定期宅配は毎週オイシックス側が中身を提案する「定期ボックス」方式で、そこから要らないものを外し、欲しいものを足して確定させます。
放っておいても週替わりの献立が組み上がる設計で、献立を考える負担がもっとも軽くなるのがこの会社です。
強み- Kit Oisixは主菜と副菜の2品が最短10分から作れる
- 毎週20以上のメニューを展開しており、同じ献立の繰り返しになりにくい
- 定期宅配なら本州は6,500円(税抜)以上の注文で送料が0円になる
- おためしセットが全国送料無料で、初めての1世帯につき1回だけ利用できる(離島など一部地域は配送不可)
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 公式に1食あたりの記載なし(要問い合わせ) | 定期利用・本州は6,500円(税抜)以上0円/4,500〜6,499円300円/2,000〜4,499円600円 | 最短10分から(標準的なキットは約20分) | 主菜1品+副菜1品(2人前が中心。シリーズにより3人前あり) |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | オイシックス株式会社(2026年7月1日にオイシックス・ラ・大地株式会社から商号変更) |
| 配送エリア | 全国(送料は本州/北海道・四国・九州/沖縄で区分) |
| 配送頻度 | 週1回(定期ボックス) |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | 要問い合わせ |
| お試しセット | あり(全国送料無料・初めての1世帯につき1回限り/価格は要問い合わせ) |
| 公式サイト | https://www.oisix.com/ |
オイシックス公式サイトでおためしセットを見る
※ 送料は2026年6月18日に一部が改定されています。定期宅配を利用していない場合は別の送料表が適用され、本州でも8,000円(税抜)以上でようやく0円になります。
2. コープデリ

関東を中心に展開する生協の宅配で、食材から日用品までを1回の注文でまとめられます。
ミールキットは最短5分で仕上がり、毎週50品目以上のレシピが入れ替わります。
1商品あたり2人前のものが中心で、野菜がまとまって入っているのが特徴です。
手数料の設計がもっとも子育て世帯に寄っている会社でもあります。
東京都の場合、妊娠中から子どもが1歳未満までは手数料が無料、1歳から小学校入学前までは3,000円(税別)以上の注文で無料になります。
世帯全員または2人世帯のいずれか1人が65歳以上なら、基本手数料88円だけで利用できます。
価格帯はスーパーに近く、宅配に切り替えても食費が跳ね上がりにくい点も現実的です。
強み- ミールキットが最短5分で仕上がり、毎週50品目以上から選べる
- 1回6,000円(税別)以上の注文で基本手数料と配達手数料の両方が無料になる
- 赤ちゃん割引と子育て割引の対象が広く、就学前まで手数料が優遇される
- 食材と日用品を同じ注文にまとめられる
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 商品ごとの価格(1食あたりの設定なし) | 基本手数料88円+配達手数料110円=198円(東京都)/6,000円(税別)以上で無料 | 最短5分 | ミールキット1商品で2人前が中心 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | コープデリ生活協同組合連合会 |
| 配送エリア | 関東を中心とした地域(詳細は公式サイトで郵便番号を確認) |
| 配送頻度 | 週1回(ウイークリーコープ)/週3日以上(デイリーコープ)/曜日と時間帯を指定できる指定日お届けコープ |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | 要問い合わせ |
| お試しセット | あり(選べるおためしセット/価格は要問い合わせ) |
| 公式サイト | https://www.coopdeli.jp/ |
コープデリ公式サイトでおためしセットを見る
コープデリの加入申し込みはこちら
※ 手数料と割引の金額は都県ごとに異なります。上記は東京都(コープみらい東京エリア)の記載です。加入には出資金が必要ですが、金額は公式サイトで確認できなかったため要問い合わせとしています。
3. パルシステム

同じ生協系でも、パルシステムは食の基準づくりに軸足を置いています。
メインカタログ「コトコト」は食品約800品目と生活用品約200品目で、毎週入れ替わります。
ミールキットにあたる「お料理セット」は商品により約10〜20分で、これまでに開発されたメニューは500種類以上あります。
配送エリアは関東1都6県に福島・山梨・長野・静岡・新潟を加えた1都11県です。
手数料は段階制で、東京エリアなら12,000円以上で0円、5,000円以上で165円、2,000円以上で198円、2,000円未満で248円。
注意したいのは、注文しなかった週にも手数料がかかる点です。
毎週必ず何かを頼む家庭には向きますが、月に1〜2回だけ使いたい人には割高になります。
強み- お料理セットは商品により約10〜20分で、開発されたメニューは累計500種類以上ある
- メインカタログ「コトコト」が食品約800品目と生活用品約200品目で毎週入れ替わる
- 出資金1,000円は脱退時に返金される
- 子育て世帯や高齢者向けの手数料特典が用意されている
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 商品ごとの価格(1食あたりの設定なし) | 東京エリアは12,000円以上0円/5,000円以上165円/2,000円以上198円/2,000円未満248円 | 商品により約10〜20分 | お料理セット1商品分 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | パルシステム生活協同組合連合会 |
| 配送エリア | 関東1都6県に福島・山梨・長野・静岡・新潟を加えた1都11県(一部配達していない地域あり) |
| 配送頻度 | 週1回 |
| 品目数 | メインカタログ「コトコト」に食品約800品目と生活用品約200品目 |
| 置き配対応 | 要問い合わせ |
| お試しセット | あり(品質実感おためしセット/価格は要問い合わせ) |
| 公式サイト | https://www.pal-system.co.jp/ |
パルシステム公式サイトでおためしセットを見る
※ 手数料は地域によって異なります。上記は東京エリアの記載です。加入から5年以上で8,000円(税込)以上を注文した場合は無料になります。加入時に出資金1,000円が必要で、脱退時に返金されます。
4. ヨシケイ

夕食の材料を毎日届ける方式で、冷蔵庫にまとめて詰め込む必要がないのが最大の違いです。
月曜から金曜まで、その日に使う分だけが届くため、冷蔵庫や冷凍庫の容量に悩まされません。
入会金も配達料もかからず、置き配に対応し、希望者には鍵付きのあんしんBOXを貸し出します。
コースはカットミール、タイムリーミール、バリエーションダイニングなど複数あり、調理時間はコース次第で大きく変わります。
カットミールが10〜15分、タイムリーミールが10分程度、クイックダイニングが約15分です。
バリエーションダイニングは公式に調理時間の記載がなく、要問い合わせになります。
全国に対応しますが、配達していない地域と、地域によって扱っていないコースがあります。
強み- 入会金と配達料がどちらも無料
- その日使う分だけ毎日届くため、冷蔵庫と冷凍庫を圧迫しない
- 置き配に対応し、鍵付きのあんしんBOXを借りられる
- お試し5daysで月曜から金曜の5日分を最大50%オフで試せる
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 地域とコースで異なる(要問い合わせ) | 無料 | カットミール10〜15分/タイムリーミール10分程度/クイックダイニング約15分/バリエーションダイニングは要問い合わせ | コースごとの夕食1食分 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | ヨシケイグループ(配達は地域ごとのヨシケイ各社) |
| 配送エリア | 全国(一部、配達していない地域あり) |
| 配送頻度 | 月曜から金曜まで毎日(利用する日数は選べる) |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | あり(鍵付きあんしんBOXの貸し出しあり) |
| お試しセット | あり(お試し5days・最大50%オフ/価格は地域で異なるため要問い合わせ) |
| 公式サイト | https://yoshikei-dvlp.co.jp/ |
ヨシケイ公式サイトでお試し5daysを見る
※ コースによって調理時間が変わります。時短を目的に選ぶ場合は、会社ではなくコース名まで指定して申し込んでください。
5. らでぃっしゅぼーや

有機・低農薬の青果と無添加寄りの加工品を軸にした定期宅配です。
運営はオイシックス株式会社で、オイシックス、大地を守る会と運営会社が同じです。
定期宅配はセレクトサービス、めぐる野菜箱、おいしい定期便、登録サービスの4種類から選べます。
配送は都市部を中心とした専用車エリアと、全国対応のヤマト宅急便に分かれ、送料の体系も別々です。
専用車で不在だった場合は、申し込み時に指定した場所へ保冷剤とともに留め置かれます。
注文がない週には配送料がかからないため、毎週使わない家庭でも維持しやすい設計です。
初回は8週間送料無料の特典がありますが、1回の注文金額が4,500円(税抜)以上の場合に限られます。
強み- 定期宅配を4種類から選べ、野菜中心にも食材全般にも寄せられる
- 注文がない週は配送料がかからない
- 専用車エリアでは不在時に指定場所へ留め置いてもらえる
- 初回は8週間、4,500円(税抜)以上の注文で送料が無料になる
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 商品ごとの価格(1食あたりの設定なし) | 専用車とヤマト宅急便で体系が異なる(金額は要問い合わせ)/別途エリア追加送料あり | 要問い合わせ | ミールキットの取り扱いは要問い合わせ |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | オイシックス株式会社(らでぃっしゅぼーや株式会社は2018年10月に吸収合併済み) |
| 配送エリア | 全国(専用車は都市部中心、それ以外はヤマト宅急便) |
| 配送頻度 | 週1回(コースにより異なる) |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | あり(専用車配送は指定場所へ保冷剤とともに留め置き) |
| お試しセット | あり(ふぞろい食材おためしセット・初回1回限り/価格は要問い合わせ) |
| 公式サイト | https://www.radishbo-ya.co.jp/ |
らでぃっしゅぼーや公式サイトでおためしセットを見る
※ エリア追加送料は、注文金額が8,500円以上の場合でも発生します。送料の詳細な金額は公式サイトの「支払い・お届け・送料」で確認してください。
6. 大地を守る会

有機野菜と自然食品の宅配としては最も歴史のあるブランドのひとつで、現在はオイシックス株式会社が運営しています。
料金の設計がはっきりしているのがこの会社の特徴です。
入会金はかからず、定期会員は登録日から1年後の更新日以降に年1,000円(税込)の利用料が発生します。
送料は定期ボックスを利用していて、1回の購入商品代金が4,500円(税込)以上なら無料。
冷凍品には495円(税込)の手数料がかかりますが、冷凍品を含む注文合計が6,480円(税込)以上、または冷凍品だけで1,620円(税込)以上なら無料になります。
お試しセットは1,980円で、初めての人だけが利用できます。
強み- 入会金がかからず、年会費も1年後からの1,000円(税込)のみ
- 定期ボックスの利用で1回4,500円(税込)以上の購入なら送料が無料になる
- 冷凍手数料495円(税込)にも無料になる明確な条件がある
- お試しセットが1,980円で、野菜と果物と加工品のバランスを試せる
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 商品ごとの価格(1食あたりの設定なし) | 定期ボックス利用で1回4,500円(税込)以上なら無料/冷凍手数料495円(税込・条件付きで無料) | 要問い合わせ | ミールキットの取り扱いは要問い合わせ |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | オイシックス株式会社(2026年7月1日にオイシックス・ラ・大地株式会社から商号変更) |
| 配送エリア | 全国(詳細は公式サイトで確認) |
| 配送頻度 | 週1回(定期会員) |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | 要問い合わせ |
| お試しセット | あり(1,980円・初めての人限定) |
| 公式サイト | https://takuhai.daichi-m.co.jp/ |
※ 年会費1,000円(税込)は定期会員の登録日から1年後の更新日以降に発生します。加入初年度は不要です。
7. 生活クラブ

食材の基準づくりを組合員自身で決めていく生協で、同じ生協系のなかでも「お金の預け方」が独特です。
加入時に出資金1,000円を預け、さらに毎月1,000円の積立増資を続けます(内訳は地域の生協で異なり、たとえば千葉は積立増資700円と諸経費300円です)。
生活クラブ東京の場合、加入後10ヶ月までは生活クラブ生協東京とブロック別生協へ各500円ずつ、11ヶ月目以降は合計1,000円という形です。
この出資金は脱退時に返還されます。
生活クラブ東京では、返還時の振込手数料は組合員の負担とされ、70歳以上で新しく加入する人には増資の呼びかけを行わず、すでに組合員の場合は増資を止められます。
個別配送の手数料は165円(税込)で、1回の注文が3,000円(税抜)以上なら無料になります。
強み- 個別配送の手数料は165円(税込)で、3,000円(税抜)以上の注文なら無料
- 出資金と積立増資は脱退時に返還される
- 生活クラブ東京では加入後1年間、個別配送の手数料が無料になる
- 生活クラブ東京では70歳以上に増資の呼びかけがなく、既存の組合員も増資を止められる
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 商品ごとの価格(1食あたりの設定なし) | 個別配送の手数料165円(税込)/3,000円(税抜)以上で無料 | 要問い合わせ | ミールキットの取り扱いは要問い合わせ |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 生活クラブ生活協同組合連合会(加入先は各地域の生協) |
| 配送エリア | 21都道府県(同じ都道府県内でも配達していない地域あり) |
| 配送頻度 | 週1回 |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | 要問い合わせ |
| お試しセット | 要問い合わせ |
| 公式サイト | https://seikatsuclub.coop/ |
※ 出資金と手数料の金額、無料になる条件は地域の生協ごとに異なります。上記は生活クラブ東京の記載に基づいています。
8. おうちCO-OP

神奈川・静岡・山梨の3県に絞って展開する生協で、不在時の扱いを公式に明記している数少ない会社です。
留守のときは保冷剤とドライアイスを入れ、シールで封印して玄関先に置いていきます。
共働きで日中に誰もいない家庭にとって、この一文があるかないかは大きな差になります。
メインカタログは約3,000品目で、毎週決まった曜日に配送担当者が訪問します。
加入には1口100円以上の出資が必要で、5口500円以上が案内されており、脱退時には返還されます。
宅配サービス料は段階制で、1回3,500円未満なら198円(税込)、3,500円以上で110円、14,000円以上なら0円になります。
子育て割は妊娠中から3歳未満までと、3歳以上7歳未満までの2区分に分かれており、3歳以上7歳未満なら3,500円以上の利用で無料になります。
強み- 不在時は保冷剤とドライアイスを入れ、シールで封印して置いていく
- メインカタログが約3,000品目と幅広い
- 出資金は5口500円以上と少額で、脱退時に返還される
- 子育て割は妊娠中から7歳未満までが対象で、3歳以上7歳未満なら3,500円以上の利用で無料になる
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 商品ごとの価格(1食あたりの設定なし) | 宅配サービス料は3,500円未満で198円(税込)/3,500円以上で110円/14,000円以上で0円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 生活協同組合ユーコープ |
| 配送エリア | 神奈川県・静岡県・山梨県(一部地域を除く) |
| 配送頻度 | 週1回(毎週決まった曜日) |
| 品目数 | メインカタログ約3,000品目 |
| 置き配対応 | あり(保冷剤とドライアイスを入れシールで封印) |
| お試しセット | あり(おためしキャンペーン/価格は要問い合わせ) |
| 公式サイト | https://www.ucoop.or.jp/ |
※ 宅配サービス料は2024年6月4週の配達から198円(税込)に改定されています。割引の対象金額も1,500円以上から3,500円以上に変更されました。
9. 坂ノ途中

化学合成農薬と化学肥料を使わずに育てた野菜を、主に西日本の約300軒の提携農家から届けます。
その8割が新規就農者という点にこの会社の姿勢が表れています。
注文の締切と送料の条件が公式にはっきり書かれており、計画が立てやすいのが実務上の強みです。
締切は2段構えで、追加注文やセットの種類・サイズの変更は次回お届け予定日の5日前まで、スキップや解約は4日前までです。
お届けは毎週・隔週・4週ごとから選べ、継続期間の条件はなく、スキップも可能です。
送料は自社便が京都390円、大阪と兵庫が490円、東京と神奈川が590円。
ヤマト宅急便は定期宅配の利用中で690円、未利用で890円です。
1回の注文が税込4,000円以上で送料割引、8,000円以上で無料になります。
強み- 追加注文は5日前まで、スキップや解約は4日前までと締切が明記されている
- 毎週・隔週・4週ごとから選べ、継続期間の条件がない
- 自社便エリアなら送料が390円から590円と安い
- 初めての人は3回目まで送料が無料になる
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 旬のお野菜セットLが4,760円(初回2,480円) | 自社便は京都390円/大阪・兵庫490円/東京・神奈川590円、ヤマト宅急便は定期利用中690円・未利用890円(北海道と沖縄は+1,100円) | 要問い合わせ | 野菜セット1箱 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社坂ノ途中 |
| 配送エリア | 全国(自社便は京都・大阪・兵庫・東京・神奈川の一部エリア) |
| 配送頻度 | 毎週・隔週・4週ごとから選択 |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | あり(自社便は指定場所へ置き配/置けない場合は翌日ヤマト宅急便に切り替わる) |
| お試しセット | あり(はじめてさんセット/旬のお野菜セットLは初回2,480円) |
| 公式サイト | https://www.on-the-slope.com/ |
※ 自社便で置き配ができなかった場合は翌日ヤマト宅急便での配達に切り替わり、送料690円が別途かかります。
10. ビオ・マルシェ

有機JAS認証の農産物を基本に据えるという、基準の分かりやすさで選ばれている宅配です。
有機野菜の品揃えは約200種類あります。
会員資格は1年ごとの更新で、更新のたびに年会費990円(税込)がかかります。
不在時の扱いが他社と決定的に違う点に注意してください。
自社便コースは玄関前または宅配ボックスへの納品となり、再配達には対応していません。
送料は自社便なら野菜セットの注文時に送料込み、単品のみの注文は880円(税込)。
ヤマト宅急便では、野菜セットありで8,000円以上なら追加の送料がかからず、8,000円未満は605円、野菜セットなしなら8,000円以上で880円、8,000円未満で1,265円です。
締切はお届けのおよそ1週間前になります。
強み- 有機JAS認証の有機野菜を基本に扱い、品揃えは約200種類
- 自社便なら野菜セットの注文で送料が込みになる
- お試しセットは全国送料無料(一部離島は追加送料1,650円がかかる場合あり)
- 配送頻度を毎週・隔週・4週に1回から変更できる
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 商品ごとの価格(1食あたりの設定なし) | 自社便は野菜セット注文時込み・単品のみ880円/ヤマト宅急便は野菜セットありで8,000円以上無料・8,000円未満605円(冷凍品は+495円・広島地区は1,155円) | 要問い合わせ | 有機野菜セット1箱 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ビオ・マーケット |
| 配送エリア | 全国(自社便エリアあり/ヤマト宅急便は北海道+880円、沖縄+1,650円) |
| 配送頻度 | 毎週・隔週・4週に1回から変更可能 |
| 品目数 | 有機野菜の品揃えは約200種類 |
| 置き配対応 | あり(自社便コースは玄関前または宅配ボックスへ納品/再配達は不可) |
| お試しセット | あり(有機野菜お試しセット・初回限定/全国送料無料。一部離島は追加送料1,650円がかかる場合あり) |
| 公式サイト | https://biomarche.jp/ |
ビオ・マルシェ公式サイトでお試しセットを見る
※ 年会費990円(税込)は1年ごとの更新時に発生します。自社便コースは再配達に対応していないため、受け取り場所を確保できるかを申し込み前に確認してください。
11. 食べチョク

農家や漁師から直接届く産直サイトで、定期便にあたるのが食べチョクコンシェルジュです。
送料込みの定額制で、離れた産地の野菜セットでも追加の送料がかからないのが構造上の強みになります。
お届け頻度は毎週・隔週・4週間ごとの3つ、量はSプラン・Mプラン・Lプランの3つから選べます。
初回は1,000円オフの1,980円から始められます。
変更やスキップの締切は、お届け日の3日前(お届け日は含まない)の14時までとマイページに明記されています。
配送エリアは北海道・沖縄・一部の離島を除く地域です。
生産者の顔が見える形で届くため、野菜の質と背景を重視する家庭に向きます。
強み- 送料込みの定額制で、産地が遠くても追加の送料がかからない
- お届け頻度を毎週・隔週・4週間ごとから選べる
- 量をSプラン・Mプラン・Lプランの3段階から選べる
- 変更とスキップの締切が「お届け日の3日前14時まで」と明記されている
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 食べチョクコンシェルジュは初回1,980円から(税込・送料込み/通常価格は要問い合わせ) | 定額に含まれる | 要問い合わせ | 野菜セット1箱 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ビビッドガーデン |
| 配送エリア | 北海道・沖縄・一部の離島を除く地域 |
| 配送頻度 | 毎週・隔週・4週間ごとから選択 |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | 要問い合わせ |
| お試しセット | あり(食べチョクコンシェルジュ初回1,000円オフ・1,980円から) |
| 公式サイト | https://www.tabechoku.com/ |
※ Sプラン・Mプラン・Lプランそれぞれの通常料金は公式サイトで確認できなかったため、要問い合わせとしています。
12. わんまいる

「わんまいる」はブランド名で、販売業者は株式会社ファミリーネットワークシステムズです。
看板商品の健幸ディナーは、主菜1品と副菜2品の計3品で1食を構成し、5食セットなら主菜5品と副菜10品の計15品がまとめて届きます。
湯煎と流水解凍だけで食卓に出せるため、この12社のなかでは調理の負担がもっとも軽い部類です。
お試しセットは公式サイトで現在価格を確認できないため、申し込み前に問い合わせが必要です。
定期購入は2週間に1回・2週間分をまとめて届けるコースが12,560円(税込)です。
送料は注文の数量や金額にかかわらず本州・四国・九州が一律1,080円(税込)、北海道と沖縄県は2,645円(税込)です。
強み- 湯煎と流水解凍だけで、主菜1品と副菜2品が食卓に出せる
- 定期購入は2週間に1回・2週間分で12,560円(税込)と価格がはっきりしている
- 送料が注文金額にかかわらず一律で、計算が読みやすい
- 冷凍で届くため、受け取り後の消費期限に追われにくい
| 1食あたり料金(税込) | 送料 | 調理時間の目安 | 完成品数 |
|---|---|---|---|
| 定期購入は2週間に1回・2週間分で12,560円(税込・要問い合わせの項目あり) | 本州・四国・九州は一律1,080円/北海道・沖縄は2,645円 | 湯煎と流水解凍のみ | 主菜1品+副菜2品の計3品で1食 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ファミリーネットワークシステムズ |
| 配送エリア | 本州・四国・九州・北海道・沖縄県 |
| 配送頻度 | 定期コースは2週間に1回など(都度購入も可) |
| 品目数 | 要問い合わせ |
| 置き配対応 | 要問い合わせ |
| お試しセット | 要問い合わせ(公式サイトで現在の価格を確認できず) |
| 公式サイト | https://www.onemile.jp/ |
わんまいる公式サイトでお試しセットを見る
※ 北海道・東北地方・福岡県以外の九州地方・その他離島は、配送に1日加算されます。冷凍で届くため、5食分を置ける冷凍庫の空きが必要です。
食材宅配12社の料金と送料と配送エリアの比較一覧

12社を項目別に並べ直します。
個別の紹介では気づきにくい差が、横に並べると一目で分かります。
1食あたりの料金と送料の比較
食材宅配の料金は「商品代金+送料または手数料」で決まります。
送料が無料になる金額の壁が、社ごとに4,500円から12,000円まで開いている点に注目してください。
| サービス | 送料・手数料(税込) | 無料になる条件 |
|---|---|---|
| オイシックス | 定期利用・本州で0〜1,200円 | 6,500円(税抜)以上で0円 |
| コープデリ | 198円(東京都) | 6,000円(税別)以上 |
| パルシステム | 165〜248円(東京エリア) | 12,000円以上で0円 |
| ヨシケイ | 無料 | 条件なし |
| らでぃっしゅぼーや | 専用車と宅急便で異なる(要問い合わせ) | 要問い合わせ |
| 大地を守る会 | 4,500円未満は有料 | 定期ボックス利用で4,500円以上 |
| 生活クラブ | 165円(東京/全国では110〜275円) | 3,000円(税抜)以上 |
| おうちCO-OP | 3,500円未満198円/3,500円以上110円 | 14,000円以上で0円 |
| 坂ノ途中 | 自社便390〜590円/宅急便690〜890円 | 8,000円以上 |
| ビオ・マルシェ | 605〜1,265円(野菜セットの有無で変動) | 野菜セットあり8,000円以上 |
| 食べチョク | 定額に込み | 常に追加なし |
| わんまいる | 一律1,080円(本州・四国・九州) | なし |
週の注文額が3,000〜4,000円台に落ち着く家庭なら、生活クラブとおうちCO-OPが有利です。
逆に1万円前後をまとめて頼む家庭なら、パルシステムの12,000円という壁も現実的な射程に入ります。
自分の買い方を先に決めてから、壁の位置を見比べてください。
出資金や入会金など最初にかかるお金の比較
生協型は加入時に出資金を預けます。
これは会費ではなく預け金で、脱退すると返ってきます。
「初期費用がかかる」と書かれていても、性質はまったく違います。
| サービス | 最初にかかるお金 | 返還 |
|---|---|---|
| 生活クラブ | 出資金1,000円+毎月1,000円の積立増資(内訳は地域差あり) | 脱退時に返還(東京は振込手数料が自己負担) |
| パルシステム | 出資金1,000円 | 脱退時に返金 |
| おうちCO-OP | 1口100円以上・5口500円以上 | 脱退時に返還 |
| コープデリ | 出資金あり(金額は要問い合わせ) | 要問い合わせ |
| 大地を守る会 | 入会金なし・年会費は1年後から1,000円 | 年会費は返還なし |
| ビオ・マルシェ | 年会費990円(1年ごとの更新) | 返還なし |
| オイシックス・ヨシケイ・らでぃっしゅぼーや・坂ノ途中・食べチョク・わんまいる | 入会金・年会費なし | ─ |
積立増資がある生活クラブは、1年続けると出資金が1万3,000円ほどまで積み上がります。
手元から出ていくお金ではありますが、預けているだけで、やめれば戻ります。
ここを「高い」と誤解して候補から外すのは、もったいない判断です。
配送エリアと配送頻度と受け取り方法の比較
エリアに入っていなければ、他のすべての条件は意味を持ちません。
最初に確認すべきはこの表です。
| サービス | 配送エリア | 配送頻度 | 不在時の受け取り |
|---|---|---|---|
| オイシックス | 全国 | 週1回 | 要問い合わせ |
| コープデリ | 関東を中心とした地域 | 週1回/週3日以上/指定日 | 要問い合わせ |
| パルシステム | 1都11県 | 週1回 | 要問い合わせ |
| ヨシケイ | 全国(一部除く) | 月〜金の毎日 | 置き配可・鍵付きBOX貸出 |
| らでぃっしゅぼーや | 全国 | 週1回 | 専用車は指定場所へ留め置き |
| 大地を守る会 | 全国 | 週1回 | 要問い合わせ |
| 生活クラブ | 21都道府県 | 週1回 | 要問い合わせ |
| おうちCO-OP | 神奈川・静岡・山梨 | 週1回 | 保冷剤とドライアイスを入れ封印 |
| 坂ノ途中 | 全国(自社便は5府県の一部) | 毎週・隔週・4週ごと | 自社便は指定場所へ置き配 |
| ビオ・マルシェ | 全国 | 毎週・隔週・4週に1回 | 自社便は玄関前か宅配ボックス・再配達不可 |
| 食べチョク | 北海道・沖縄・一部離島を除く | 毎週・隔週・4週ごと | 要問い合わせ |
| わんまいる | 全国 | 定期は2週間に1回など | 要問い合わせ |
ここで見えるのは、生協型ほどエリアが狭く、産直型ほど広いという構図です。
おうちCO-OPは3県だけ、コープデリとパルシステムは関東中心。
西日本や地方に住んでいる場合、選択肢は自動的に産直型とミールキット型に絞られます。
世帯の人数別に見たおすすめの選び方

同じサービスでも、世帯の人数が変わると評価は逆転します。
量が正義になる家庭と、量が負担になる家庭があるからです。
一人暮らしは量を調整できるサービスが向いています
一人暮らしで生協型を選ぶと、1回の注文額が送料無料の壁に届かず、毎週手数料を払い続けることになりがちです。
生活クラブの3,000円(税抜)、おうちCO-OPの3,500円(税別)あたりが現実的な線になります。
量の面では、ヨシケイのようにその日使う分だけ毎日届く方式が、一人暮らしとの相性が良いといえます。
まとめて届いて使い切れず、結局捨てるという流れを構造的に避けられるからです。
冷凍で日持ちするわんまいるも、消費期限に追われにくい選択肢です。
2人暮らしは注文をまとめて送料を抑えます
2人暮らしは、週1回にまとめて注文すれば送料無料の壁を超えやすい世帯です。
週4,000〜6,000円あたりに落ち着くなら、大地を守る会の4,500円(税込)やオイシックスの6,500円(税抜)が射程に入ります。
隔週配送を選べるかどうかも効いてきます。
坂ノ途中、ビオ・マルシェ、食べチョクは毎週・隔週・4週ごとを選べるため、2人分では毎週だと余るという世帯にはこちらが合います。
子育て世帯は割引制度と受け取りやすさで選びます
割引の手厚さでは生協型が抜けています。
コープデリ(東京都)は妊娠中から子どもが1歳未満まで手数料が無料、1歳から小学校入学前までは3,000円(税別)以上で無料。
おうちCO-OPの子育て割は妊娠中から7歳未満までが対象で、3歳以上7歳未満なら3,500円以上の利用で無料になります。
手数料198円が毎週かかるかどうかは、1年に直すと1万296円の差になります。
もうひとつ大切なのが受け取りです。
子どもの送り迎えや昼寝の時間に配達が重なると、それだけで負担になります。
置き配が確実にできるヨシケイやおうちCO-OPは、この点で選びやすい会社です。
シニア世代は届く量と支払い方法で選びます
シニア世代には、手数料の優遇が用意されています。
コープデリ(東京都)のシルバー割引は、世帯全員または2人世帯のいずれか1人が65歳以上なら対象で、基本手数料88円のみになります。
生活クラブ東京は70歳以上の新規加入者に増資の呼びかけを行わず、既存の組合員も増資を止められます。
量の面では、1回の配達で大量に届く方式より、少量ずつ届く方式のほうが無理がありません。
ヨシケイの毎日配達や、坂ノ途中とビオ・マルシェの隔週・4週ごとの配送が、この観点では扱いやすくなります。
食材宅配のメリットと利用前に知っておきたい注意点

良い面と悪い面を、実際の金額と条件に落として整理します。
買い物と献立を考える時間がまとめて減ります
食材宅配のメリットは「買い物の時間が減ること」だと語られがちですが、実際に効いているのはもう一段手前です。
献立を決める工程が消えることのほうが、体感としては大きいといえます。
スーパーでの買い物は、店に着く前に「何を作るか」を決めておく必要があります。
決まっていないから売り場で立ち止まり、結局似たものを買って帰る。
ミールキット型は、この決める工程を丸ごと引き受けます。
Kit Oisixなら毎週20以上のメニューが並び、パルシステムのお料理セットは累計500種類以上が開発され、毎週およそ40種類から選べます。
同じ献立の繰り返しに陥りにくいのは、この母数のおかげです。
スーパーより割高になりやすい理由と抑え方
割高になる理由は3つあります。
商品単価そのもの、送料や手数料、そして少量で頼んだときの単価上昇です。
抑え方は明確で、送料無料の壁を超える買い方に寄せることに尽きます。
週3,000円分を2回に分けて頼むと、どちらも3,000円(税抜)に届かず、生活クラブなら165円が2回かかります。
まとめて1回にすれば0円です。
パルシステムのように注文しなかった週にも手数料がかかる会社では、この差がそのまま年間の負担になります。
もうひとつは、全部を宅配に置き換えないことです。
骨組みだけを宅配に任せ、細かい買い足しはスーパーで済ませる。
この形なら、単価の高さを量でカバーする必要がなくなります。
受け取れない日が続くと負担になります
もっとも現実的な落とし穴がここです。
届く曜日は基本的に固定で、こちらの予定には合わせてくれません。
不在時の扱いは各社で明確に分かれます。
ビオ・マルシェの自社便コースは玄関前または宅配ボックスへの納品で、再配達には対応していません。
おうちCO-OPは保冷剤とドライアイスを入れ、シールで封印して置いていきます。
ヨシケイは鍵付きのあんしんBOXを貸し出します。
坂ノ途中の自社便は置き配ができなかった場合に翌日ヤマト宅急便へ切り替わり、送料690円が別途かかります。
玄関前に置ける場所があるか。
それを申し込み前に一度、実際に見ておいてください。
頼んだあとに残る手間を知ると続けやすくなります

ここからは、比較記事ではほとんど扱われない部分に踏み込みます。
食材宅配をやめた人の理由は、味でも値段でもないことが多いからです。
頼んだあとに残る作業が、想定より重かった。
だいたいこれです。
注文を忘れたときに何が届くかはサービスで違います
同じ「定期便」でも、注文を忘れた週の挙動は正反対に分かれます。
オイシックスの定期ボックスは、毎週オイシックス側が中身を提案する方式です。
公式のよくある質問によれば、注文締切日の10時までに変更やキャンセルの手続きをしないと、提案された「今週の定期ボックス」がそのまま届きます。
締切を過ぎると商品の出荷準備に入るため、以降のキャンセルは原則として受け付けられません。
カートの中身をすべて削除しておけば、締切日10時以降にシステム側でキャンセル扱いになります。
一方、生協型は逆です。
注文しなければ商品は届きません。
ただしパルシステムは、注文がない週にも手数料がかかります。
「何も届かないのに248円が引かれる」という形になり、忘れたことに気づきにくいという別の問題が生まれます。
締切の設定も社ごとに違います。
| サービス | 変更・キャンセルの締切 | 忘れたときにどうなるか |
|---|---|---|
| オイシックス | 注文締切日の10時 | 提案された定期ボックスがそのまま届く |
| 食べチョク | お届け日の3日前(当日を含まない)14時 | 要問い合わせ |
| 坂ノ途中 | スキップ・解約は次回お届け予定日の4日前(追加注文や内容変更は5日前) | 要問い合わせ |
| ビオ・マルシェ | お届けのおよそ1週間前 | 要問い合わせ |
| パルシステム | 週ごとの注文締切 | 商品は届かないが手数料は発生する |
対策はひとつだけです。
締切日をスマートフォンの繰り返し予定に入れる。
これをやるかどうかで、続くかどうかがほぼ決まります。
発泡スチロールや保冷剤を回収する会社と使い捨ての会社があります
毎週届くということは、毎週それを包んでいたものが家に残るということです。
ここが生協型と宅配便型で決定的に違います。
パルシステムの箱は「通い箱」と呼ばれ、組合員共有の財産として繰り返し使われます。
次回のお届け日まで家庭で保管し、汚れないようにして返却する決まりです。
貼ってあるラベルははがして戻します。
通い箱だけを引き取ることはしておらず、返却は次回の注文時。
注文を1週休んだ場合でも配達員が訪問して回収します。
冷蔵品は発泡スチロールの保冷箱に保冷剤と一緒に、冷凍品はドライアイスや冷凍用の保冷剤を入れた保冷箱で届きます。
コープデリも同様に、空き箱などの配達器材は次週の配達時まで預かる形です。
対してオイシックスは、公式のよくある質問で梱包用のダンボールを回収するサービスは行っておらず、自分で処分するよう案内しています。
宅配便で届くサービスは基本的にこの形です。
つまり、こういう構図になります。
- 生協型:箱は家に残らない。ただし次回まで保管して返す手間が毎週ある
- 宅配便型:返す手間はない。ただしダンボールと保冷剤が毎週ゴミとして出る
資源ゴミの日が週に1回しかないマンションや、玄関に箱を置くスペースがない住まいなら、この1点だけで向き不向きが決まります。
逆に、箱を返すのが面倒だと感じる人にとっては、通い箱のほうが負担です。
どちらが良いかではなく、どちらが自分の生活と噛み合うかの問題です。
なお、おうちCO-OPは発泡スチロール製の食品トレー、紙パック、CO・OPブランドの卵パック、飲料用ペットボトルのキャップなどを配達時に回収しています。
届いた分だけでなく、普段出るゴミも一緒に引き取ってもらえる点は、生協型ならではの利点です。
冷凍庫がどれくらい埋まるかを注文前に見積もります
冷凍品が多いサービスほど、冷凍庫の空き容量が制約になります。
ここは注文前に計算できます。
わんまいるの健幸ディナーは、1食が主菜1品と副菜2品の計3品です。
5食セットなら主菜5品と副菜10品で、合計15パックが一度に届きます。
一般的な家庭用冷蔵庫の冷凍室の引き出し1段は、これでほぼ埋まると考えたほうが安全です。
ヨシケイはこの逆で、月曜から金曜まで、その日に使う分だけを毎日届けます。
まとめて保管する必要がないため、冷蔵庫と冷凍庫の容量をまったく気にしなくて済みます。
単身世帯や、冷蔵庫が小さい家庭で選ばれやすいのはこの理由です。
見積もりの手順はシンプルです。
- 申し込む予定のセットが「何パック」で届くかを商品ページで数える
- 冷凍室の引き出しを1段空にして、そこに入りきるかを目で確かめる
- 入りきらないなら、隔週配送に切り替えるか、冷蔵中心のサービスに変える
食材宅配のよくある質問

一人暮らしでも食材宅配は使えますか
使えます。
ただし送料無料の条件に届きにくいため、手数料の壁が低い会社を選ぶのが現実的です。
生活クラブは3,000円(税抜)以上、おうちCO-OPは3,500円(税別)以上で優遇されます。
量を使い切れるか不安な場合は、その日の分だけが届くヨシケイか、冷凍で日持ちするわんまいるが向いています。
不在のときはどうやって受け取りますか
各社で対応が分かれます。
ヨシケイは置き配に対応し、鍵付きのあんしんBOXを貸し出します。
おうちCO-OPは保冷剤とドライアイスを入れ、シールで封印して置いていきます。
らでぃっしゅぼーやの専用車配送は、申し込み時に指定した場所へ保冷剤とともに留め置きます。
ビオ・マルシェの自社便コースは玄関前か宅配ボックスへの納品で、再配達に対応していません。
ここは申し込み前に必ず確認してください。
解約や休止はいつまでに伝えればいいですか
サービスごとに締切が違います。
オイシックスは注文締切日の10時まで、食べチョクはお届け日の3日前(当日を含まない)14時まで、坂ノ途中はスキップや解約が次回お届け予定日の4日前までです。
締切を過ぎると出荷準備に入るため、原則としてキャンセルできません。
1回休みたいだけならスキップ機能で足りることが多く、解約まで進む必要はありません。
出資金は退会するときに返ってきますか
生協型の出資金は預け金であり、脱退時に返還されます。
パルシステムの出資金1,000円は脱退時に返金され、おうちCO-OPの出資金も脱退時に返還されます。
生活クラブも脱退時に返還されますが、生活クラブ東京では返還時の振込手数料が組合員の負担になります。
なお、大地を守る会の年会費1,000円(税込)やビオ・マルシェの年会費990円(税込)は出資金ではなく利用料のため、返還されません。
まとめとして押さえておきたい選び方のポイント

12社を並べてみると、選ぶ順番はかなりはっきりしています。
- エリアを確認する:生協型は関東や3県に限られます。対象外ならこの時点で候補が消えます
- 週いくら頼むかを決める:送料無料の壁は4,500円から12,000円まで開いています。自分の買い方に合う壁を選びます
- 受け取り方を決める:日中に人がいないなら、置き配の可否が最優先の条件になります
- 箱の行き先を決める:生協型は回収、宅配便型は自分で処分。住環境で向き不向きが変わります
- お試しセットで実物を見る:箱の大きさと冷凍品の体積は、届いてみないと分かりません
コストだけで選ぶと、続きません。
続くかどうかを決めているのは、締切と受け取りと箱の始末という、料金表に載っていない3つです。
この記事の12社は、どれも公式サイトで条件を公開している会社ばかりです。
気になった2社ほどに絞り、お試しセットで実際の箱を見てから決めてください。
そのひと手間が、夕方6時に冷蔵庫の前で固まる時間を、来週から消してくれます。
※ 本記事のサービス紹介画像に掲載した画面は、出典:各社公式サイトより引用しています。最新の料金・送料・配送エリアは、記事内の各リンク先の公式サイトでご確認ください。

