大阪梅田から京都河原町まで、阪急電車に乗って京都へおでかけ。いつもの特急でも行けるけれど、せっかくの休日なら移動時間からちょっと特別なものにしてみませんか?
土日祝ダイヤ適用日に運行している「京とれいん 雅洛」は、なんと普通運賃だけで乗れる観光列車。予約も追加料金も必要ありません。
今回は実際に大阪梅田駅から乗車し、1号車から6号車まですべてチェックしてきました!
目次
「京とれいん 雅洛」ってどんな電車?
「京とれいん 雅洛(がらく)」は、阪急京都線の大阪梅田駅~京都河原町駅間を走る観光列車です。
コンセプトは「ご乗車されたときから京都気分」。名前には「雅な都=京都」へ向かう列車という意味が込められており、車内に足を踏み入れた瞬間から京都らしい雰囲気を楽しめるよう、さまざまな工夫が施されています。
大きな特徴は、6両編成のすべての車両でデザインが異なること!
1両ごとに季節と植物のテーマが設定されており、畳調のボックスシートが並ぶ車両や、車内に坪庭が設けられた車両、車窓を眺めながら座れる窓向きの座席がある車両など、それぞれ違った空間が広がっています。
これだけ特別感のある列車ですが、なんと乗車するための予約や追加料金は必要ありません。普通運賃だけで乗車でき、座席も指定席ではなく自由席となっています。
いつもの阪急電車で京都へ向かうのとは、ひと味違った時間を楽しめる「京とれいん 雅洛」。今回は実際に大阪梅田駅から乗車して、個性豊かな1~6号車の車内や座席の違い、乗ってみてわかったおすすめの車両などを詳しく紹介していきます!
運転日は土日祝ダイヤ適用日
「京とれいん 雅洛」が運行しているのは、基本的に土日祝ダイヤ適用日。平日には運行していないため、乗ってみたい方は休日のおでかけに合わせて予定を立てておきましょう。
大阪梅田駅と京都河原町駅の間を1日に複数回往復しているので、京都観光へ向かうときはもちろん、大阪方面への帰りに利用することもできます。
なお、車両検査などにより「京とれいん 雅洛」が運休し、一般車両で運行される場合もあります。運行日は阪急電鉄の公式サイトで公開されているので、おでかけ前に最新情報をチェックしておくと安心ですよ。
停車駅は6駅
「京とれいん 雅洛」は、大阪梅田駅から京都河原町駅までの間を快速特急として運行しています。
停車するのはこちらの6駅です。
大阪梅田 → 十三 → 淡路 → 桂 → 烏丸 → 京都河原町
途中の停車駅が少ないのも「京とれいん 雅洛」の特徴。通常の特急が停車する茨木市駅、高槻市駅、長岡天神駅には停車せず、大阪梅田駅から京都河原町駅までスムーズに移動できます。
京都の中心部にある烏丸駅、京都河原町駅まで乗り換えなしで行けるので、京都へのおでかけにも便利ですね。
「京とれいん 雅洛」の時刻表
「京とれいん 雅洛」は、土日祝ダイヤ適用日に大阪梅田駅~京都河原町駅間を1日4往復しています。
大阪梅田駅から京都河原町駅へ向かう列車は、午前から午後にかけて約2時間おきに出発します。
| 大阪梅田 発 | 9:32 | 11:32 | 13:32 | 15:32 |
| 十三 発 | 9:36 | 11:36 | 13:36 | 15:36 |
| 淡路 発 | 9:41 | 11:41 | 13:41 | 15:41 |
| 桂 着 | 10:07 | 12:07 | 14:07 | 16:07 |
| 烏丸 着 | 10:13 | 12:13 | 14:13 | 16:13 |
| 京都河原町 着 | 10:15 | 12:15 | 14:15 | 16:15 |
大阪梅田駅から京都河原町駅までの所要時間は約43分です。
反対に、京都河原町駅から大阪梅田駅へ向かう列車はこちら。
| 京都河原町 発 | 10:41 | 12:41 | 14:41 | 16:41 |
| 烏丸 発 | 10:43 | 12:43 | 14:43 | 16:43 |
| 桂 発 | 10:49 | 12:49 | 14:49 | 16:49 |
| 淡路 着 | 11:15 | 13:15 | 15:15 | 17:15 |
| 十三 着 | 11:22 | 13:22 | 15:22 | 17:22 |
| 大阪梅田 着 | 11:28 | 13:28 | 15:28 | 17:28 |
京都河原町駅から大阪梅田駅までは約47分。行きは大阪梅田から、帰りは京都河原町から「京とれいん 雅洛」に乗る、といった楽しみ方もできますよ。
運行時刻は変更となる場合があるため、乗車前には阪急電鉄の公式サイトで最新の時刻表を確認しておきましょう!
大阪梅田駅から「京とれいん 雅洛」に乗ってみた!
それでは実際に「京とれいん 雅洛」に乗って、京都へ向かってみましょう!
今回は、始発駅となる阪急大阪梅田駅から京都河原町駅まで乗車します。
予約や座席指定は必要ないので、基本的な乗り方はいつもの阪急電車と同じ。改札を通ってホームへ向かい、「京とれいん 雅洛」がやってくるのを待ちます。
とはいえ、初めて乗るとなると「何番ホームから乗るの?」「どこで待っていればいい?」と気になるところ。
まずは、大阪梅田駅での乗り場や乗車位置からチェックしていきましょう!
大阪梅田駅の乗り場・乗車位置
「京とれいん 雅洛」は、阪急大阪梅田駅の3番ホームから発車します。ホームには「京とれいん 雅洛」の専用案内板が設置されており、発車時刻や停車駅なども確認できますよ。
床面には列車名のほか、発車時刻や号車・ドア番号も表示されていました。
「京とれいん 雅洛」は6両編成。1号車から6号車まで車内のデザインや座席が異なるため、「どの号車に乗るか」をあらかじめ決めておくのもおすすめです。
とはいえ、予約不要・全席自由席なので、その日の混雑具合を見ながら乗る車両を選ぶこともできます。
ホームにやってきた「京とれいん 雅洛」がこちら!
阪急電車といえばおなじみのマルーンカラーですが、「京とれいん 雅洛」の車体には金色の扇や植物などがあしらわれ、ひと目で特別な列車だとわかる華やかなデザインになっています。
大阪梅田から京都河原町まで約43分
大阪梅田駅を出発した「京とれいん 雅洛」は、十三駅、淡路駅、桂駅、烏丸駅に停車しながら、終点の京都河原町駅を目指します。
大阪梅田駅から京都河原町駅までの所要時間は約43分。途中の停車駅が少ないこともあり、大阪から京都までスムーズに移動できます。
実際に乗ってみると、車窓を眺めたり、各号車の内装を見て回ったりしているうちに、あっという間に京都へ到着!
単なる「大阪から京都までの移動時間」ではなく、電車に乗っている時間そのものを楽しめるのが「京とれいん 雅洛」の魅力です。
車内にはモニターも設置されており、京都の観光スポットなどが紹介されていました。
車窓の景色を眺めたり、車内の装飾を楽しんだりするだけでなく、こうした観光情報に触れられるのも魅力のひとつ。
せっかくなので、ここからは1号車から6号車まで、それぞれどんな車内になっているのか詳しく見ていきましょう!
「京とれいん 雅洛」全6両の車内を紹介!
「京とれいん 雅洛」に乗ったら、ぜひ注目してほしいのが車内のデザインです。
6両編成の「京とれいん 雅洛」は、なんと1号車から6号車まで、すべて異なる内装! それぞれの車両に季節と植物のテーマが設定されており、座席の配置や車内の装飾にも違いがあります。
畳調のボックスシートがあったり、車内に坪庭があったり、窓の方向を向いて座れる席があったり……。「同じ電車の中なの?」と思ってしまうほど、号車によって雰囲気がガラリと変わるのがおもしろいところ。
今回は実際に1号車から6号車まですべて見て回ってきました!
1号車|秋・楓
まずは1号車から見ていきましょう!1号車のテーマは「秋」、植物は「楓(かえで)」です。
車内に足を踏み入れると、落ち着いた雰囲気の和の空間が広がっています。
座席には華やかな植物模様があしらわれ、車両の中央部分には向かい合わせで座れるボックスシートが設けられています。ボックスシートなら、家族や友人など複数人でのおでかけにもぴったり。京都までの移動時間も、会話を楽しみながら過ごせそうですね。
車内には「流水に楓」をモチーフにしたデザインも取り入れられており、秋の京都を思わせる雰囲気が漂います。
「グループで一緒に座りたい」「和の雰囲気を楽しみたい」という方は、1号車をチェックしてみてください!
2号車|冬・竹
続いては2号車。テーマは「冬」、植物は「竹」です。
車内に入ると、木目調の内装や格子状のデザインが目を引きます。
2号車には枯山水をイメージした坪庭が設けられており、雪見障子をイメージした装飾も取り入れられています。
座席には、青を基調とした華やかな花柄があしらわれています。よく見ると、座席の間には畳のような素材も使われており、細かな部分まで和の雰囲気が感じられますね。
そして、個人的に「こんなところまで!」と驚いたのが、窓の日よけです。一般的な電車ならロールスクリーンなどが使われているところですが、「京とれいん 雅洛」では、なんとすだれ風のデザインに!
日差しを遮るための設備にまで京都らしさが取り入れられていて、細部へのこだわりを感じました。
座席や坪庭だけでなく、こうした何気ない部分にも注目してみると、車内を見て回るのがさらに楽しくなりますよ!
3号車|春・桜
3号車のテーマは「春」、植物は「桜」です。
3号車は、木目調の内装と明るい色合いが印象的な車両。座席の間には木製の仕切りが設けられ、落ち着いた雰囲気が広がっています。
注目したいのが、窓の方向を向いて座れる座席。進行方向ではなく窓に向かって座るため、移り変わる景色を正面から眺められるのが魅力。京都までの車窓を楽しみながら移動したい方にぴったりです。
さらに、3号車には一人掛けの座席も用意されています。ひとりで京都へおでかけするときにも、自分だけのスペースでゆったりと過ごせそうですね。
車内には桜をモチーフにした装飾も施され、春らしい華やかさを感じられます。
「車窓をじっくり眺めたい」「ひとりでゆったり座りたい」という方には、3号車がおすすめです!
4号車|夏・葵
4号車のテーマは「夏」、植物は「葵」です。
4号車にも、3号車と同じく窓向きの座席と一人掛けの座席が設けられています。
窓の外を眺めながら京都までの時間を過ごしたい方には、こちらの座席がおすすめ。座席のすぐ目の前に窓があるので、車窓の景色を存分に楽しめそうですね。
こちらは一人掛けの座席。周囲が仕切られているため、ひとりでゆったり過ごしたいときにもよさそうですね。
座席タイプは3号車と似ていますが、車内のデザインは大きく異なります。4号車には、夏を感じさせる葵や杜若(かきつばた)などをモチーフにした装飾が施されています。丸窓の周囲にも植物が描かれ、細かな部分まで京都らしい雰囲気を楽しめる空間になっています。
同じタイプの座席でも、車両が変わると印象がガラリと変わるのがおもしろいところ。
「車窓を楽しめる座席に座りたい」という方は、3号車とあわせて4号車も候補にしてみてくださいね!
5号車|初秋・芒
5号車のテーマは「初秋」、植物は「芒(すすき)」です。5号車に入ると、2号車と同じく格子状のデザインとのれんが目に入ります。
そして、この車両でぜひ注目してほしいのが、車内中央に設けられた坪庭です!
丸窓のそばには植物や石が配置され、まるで京町家の一角を切り取ったかのような空間が広がっています。一般的な電車ではなかなか見られない光景に、思わずじっくり眺めたくなってしまいますね。
2号車と5号車にはどちらも坪庭がありますが、それぞれ異なる季節や植物が表現されています。
「京とれいん 雅洛」ならではの坪庭を楽しみたい方は、ぜひ5号車もチェックしてみてください!
6号車|早春・梅
最後に紹介する6号車のテーマは「早春」、植物は「梅」です。6号車は、明るい木目調の内装に、色鮮やかな座席が印象的な車両です。
1号車と同じく、向かい合わせで座れるボックスシートが設けられています。家族や友人など複数人で京都へおでかけするときにも、会話を楽しみながら過ごせそうですね。
車内には早春を感じさせる梅をモチーフにしたデザインが取り入れられ、華やかさと落ち着きが共存する和の空間になっています。
同じボックスシートのある車両でも、1号車は「秋・楓」、6号車は「早春・梅」とテーマが異なるため、内装の雰囲気を見比べてみるのも楽しみ方のひとつ。
これで1号車から6号車まで、すべての車両を紹介しました!続いては、目的別におすすめの号車をまとめて紹介します!
結局どこがいい?「京とれいん 雅洛」のおすすめ車両
ここまで1号車から6号車まで紹介してきましたが、これだけ違いがあると「結局、どの号車に乗ればいいの?」と迷ってしまいますよね。
そこで、座席の種類や車内の特徴から、目的別におすすめの号車をまとめてみました!
| こんな人におすすめ | おすすめの号車 | 特徴 |
| 車窓を楽しみたい | 3・4号車 | 窓向きの座席あり |
| ひとりでゆったり乗りたい | 3・4号車 | 一人掛けの座席あり |
| 家族や友人と乗りたい | 1・6号車 | 畳調のボックスシートあり |
| 坪庭を見てみたい | 2・5号車 | 車両中央に坪庭あり |
| 雅洛ならではの内装を楽しみたい | 1~6号車 | すべて異なる季節・植物がテーマ |
特に「京都までの景色を楽しみたい!」という方には、窓の方向を向いて座れる3・4号車がおすすめ。ひとり掛けの座席もあるので、ひとりでのおでかけにもぴったりです。
一方、家族や友人と一緒なら、向かい合わせで座れるボックスシートのある1・6号車が候補に。会話を楽しみながら京都へ向かいたいときによさそうですね。
そして、「せっかく京とれいん 雅洛に乗るなら、ほかの電車にはない空間を楽しみたい!」という方は、坪庭のある2・5号車もチェックしてみてください。
どの車両も自由席なので、混雑状況によっては希望する座席に座れない場合もありますが、乗車する前に気になる号車を決めておくと、より楽しめそうです。
実際に乗ってわかった!座席選びのポイント
今回、実際に家族で「京とれいん 雅洛」に乗車してみて感じたのは、どの車両に乗るかによって過ごしやすさが大きく変わるということ。
特に印象に残ったのは、2・5号車に設けられた坪庭です。「電車の中にこんなものがあるなんて!」と驚いてしまうほど、インパクトのある空間でした。
ただ、坪庭のある車両は横長の座席が中心。家族や友人と向かい合って座りたい場合は、1・6号車のボックスシートの方が使いやすそうだと感じました。
また、3・4号車の窓向き座席も魅力的。せっかく京都まで電車で移動するなら、車窓の景色を楽しみながら過ごすのもよさそうですよね。
ただし、こうした特徴的な座席は人気があるようで、今回乗車した際も、なかなか空席が出ませんでした。途中駅で降りる方も少なく、大阪梅田駅から京都河原町駅まで乗り通す方が多い印象でした。
また、車内では座席に座って過ごすだけでなく、各号車の内装を見て回ったり、写真を撮ったりしている方の姿も多く見られました。
そのため、車内では人の行き来もあり、一般的な電車とは少し違った、観光列車ならではの雰囲気を感じられました。
「どうしてもこの座席に座りたい!」という希望があるなら、始発駅から乗車して、お目当ての号車を目指すのがおすすめです。
もちろん、自由席なので必ず座れるわけではありませんが、乗車前に各号車の特徴をチェックしておくと、座席選びもしやすくなりますよ!
京都へのおでかけは、移動時間から楽しんでみて!
今回は、阪急電鉄の観光列車「京とれいん 雅洛」を紹介しました!
実際に乗車してみて特に印象に残ったのは、6両それぞれに異なるデザインが施されていること。車内に坪庭が設けられていたり、窓の方向を向いた座席があったりと、一般的な電車ではなかなか見られない工夫がいっぱいでした!車内を見て回ったり、写真を撮ったりして楽しむ乗客の姿も多く、移動そのものがちょっとした観光体験になっているように感じました。
しかも、特別な料金は必要なく、通常の運賃だけで乗車できるのもうれしいポイント!
人気の座席はなかなか空かないこともあるので、気になる号車がある方は、事前にチェックしておくのがおすすめです。
京都へのおでかけを予定している方は、ぜひ「京とれいん 雅洛」で、移動時間から旅気分を楽しんでみてくださいね!
運行区間 :大阪梅田駅~京都河原町駅(1日4往復)
停車駅 :大阪梅田・十三・淡路・桂・烏丸・京都河原町
運賃 :普通運賃のみ(追加料金・予約不要)
車内販売 :なし
公式サイト:京とれいん 雅洛|阪急電鉄
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