今回は株式会社N・フィールドの求人をご紹介します!
株式会社N・フィールド(エヌフィールド)は、全国に200拠点を超える訪問看護ステーション『Dune(デューン)』を展開しています。
訪問看護の仕事内容、気になる給与から待遇についても徹底取材してきました!
実際に働いている看護師さんにもインタビューしてきたので、「訪問看護の仕事に興味がある」という方は必見です!
ナビゲーターは、これまで取材した会社は50社以上のライター・三井玲衣です!
目次
N・フィールドはどんな会社?
株式会社N・フィールドは地域のためのメディカル・ライフサポート企業で、2003年に大阪で精神科に特化した訪問看護サービスをはじめた会社です。
在宅療養支援サービス、賃貸仲介サービスも展開しています。
看護師や作業療法士、精神保健福祉士、さらには住宅を提供するために宅地建物取引士を雇用し、訪問看護サービスを利用する方々のサポートをしています。
今では全国47都道府県に事業所が設置され、2020年3月時点の数は213拠点!
すごい数だ……。
このように訪問看護の会社として、全国に展開しているのはN・フィールドだけなんだそう。
地域密着で行政や支援施設・団体と連携し、それぞれの専門性でトータルに利用者さんを支えるサービスが特徴。
全国に拠点を持つからできるサービスですね!
訪問看護師の仕事内容は?
N・フィールドで現在募集しているのは、訪問看護ステーション『デューン』で働く看護師!
今回は精神科の勤務経験がある正看護師・准看護師の資格を持つ方を募集しています。
もちろん男女問わず応募可能です!
訪問の様子
まず、利用者さんのご自宅に訪問したら、体調や症状の観察、お薬がきちんと飲めているか服薬の確認をしています。
利用者さんによってはお薬のセットを組んだり、デューンでお薬を預かって管理することもあります。
とくに大事なのが傾聴です。
利用者さんの想いや訴え、要望をじっと聴いて、少しでも不安をやわらげられるよう努めています。
必要なときは食事や睡眠、対人関係などについての助言や援助も。
疾患で不安な毎日を過ごしている中、看護師さんが聴いてくれるとホッとしますよね。
滞在時間は30分~1時間くらい。長くて1時間半くらいまでです。
業務だけ済まして帰るのではなく、利用者さんの気持ちが落ち着いたと判断したら、次の訪問先へ向かいます。
また、日常の業務に加え、利用者さん一人ひとりに合った提案も行っています。
精神疾患をお持ちの利用者さんは引きこもり経験が長い方も多く、日中活動や就労支援などのアプローチをかけているんだそう。
適時、主治医や関係機関への連絡や相談なども行っています。
1日の流れ
出社から退社までの流れはいったいどんな感じなのでしょうか?
デューンの始業は9時からで、8時50分頃に出社し、朝礼を行います。
1日の訪問件数はだいたい5~7件くらい。
昼休憩は事業所に戻らず、それぞれのペースで好きな時間にとっているんだそう。
そして、その日の訪問がすべて終わると事務所に戻り、日報などの事務作業をします。
終業時間は勤務形態によって違いますが、だいたい18時~19時の間に退社します。
私が驚いたのは毎日の記録方法!
デューンでは看護師それぞれにiPhoneが支給され、自社アプリ『オアシス』で利用者さんの看護記録を記入しています。
現場のスタッフさん曰く「訪問と訪問の合間にサクッと入力できるので楽チン」だそうで、5分程度で入力できるとのこと。
また、「事務所に戻ってから記録を書くと手間も時間もかかるし、ペーパーレスにもなっていいんですよ」との声がありました!
これはめちゃくちゃ便利!!助かりますね~。
訪問先への移動手段や訪問のスケジュールは?
訪問先への移動手段は社用車になります。
都心部の事業所では管轄エリアがそこまで広くないため、自転車で移動しているところもあります。
求人に応募する方はご自宅から通える事業所に、自動車の免許が必要か確認してくださいね!
また、1日の訪問スケジュールはシフトのように組んでいます。
利用者さんの来てほしい時間帯や、別事業所のヘルパーが入る時間帯に被らないよう管理しています。
重要なのはひとりの看護師だけが続かないようにしていること。何人かがローテーションで訪問するようにして情報共有しています。
情報共有することで、利用者さんの変化に気づいたり、何かあったときに相談しあえる職場環境を心がけているんだとか!
一人で抱えこまないようにしてくれる職場環境は助かるなぁ……。
新しく入社した人には3か月の試用期間が設けられ、先輩看護師が訪問先に同行し、業務の引き継ぎをしてくれます。
慣れてくると入社後1か月ほどで独り立ちし、訪問先をまわれるようになるそう。
万が一難しい場合でも、先輩看護師や事業所の所長と相談しながら独り立ちのサポートをしています!
これなら訪問看護がはじめての人でも安心ですね。
勤務時間や休日は?
勤務時間はA勤・B勤・C勤の3形態にわかれています。
日曜日が定休日のため、どの勤務も日曜日はお休みです。
A勤は9時~18時で、日曜日以外のお休みはシフト制。
B勤はA勤と同じく9時~18時で、月~金曜日に勤務。土・日・祝日がお休みになります。
C勤は9時~17時で、A勤と同じく日曜日以外のお休みはシフト制で決まります。
土曜日も祝日も訪問看護を行っているとのこと。祝日に出勤した場合、出勤手当てがきちんと出ます。
求人情報の詳細!
勤務場所は?
引用:https://www.nfield.co.jp/office-search/
ご自宅から通え、かつ募集をしている事業所で勤務することになります。
2020年3月時点で全国に213拠点あるので、あなたの自宅近くで募集されている事業所を探してみてくださいね!
給料は?(基本給・給与・手当・昇給・賞与)
資格や勤務形態にもよりますが、基本給の目安は約21万~27万円。
この基本給に『訪問件数手当』がプラスされます。
『訪問件数手当』は正看護師なら120件まで650円、121~150件は700円、151件~は750円になります。
祝日に出勤すると1件あたり2100円の手当てがつきます。
昇給は年1回4月に、会社実績などに応じて行われます。
賞与は年2回、6月と12月にありますよ。
交通費は?
原則全額支給ですが、上限は4万円。
マイカー通勤も可能で、ガソリン代は算出して支給してくれるそう。
駐車場代は本社が半額負担してくれます!(上限は8千円)
福利厚生・休暇など
社会保険完備です!
慶弔休暇、産休・育児休暇、介護休暇もあります。
特に、産休や育児休暇の実績も多数あり、女性看護師さんも安心して働くことができます。
有給休暇は10日(入社の半年後に付与)、年末年始休暇6日、夏季休暇3日あります。
連休をとって旅行に行かれる方も多いそうですよ。
さらに、N・フィールド独自の『新入社員休暇』があるんだそう。
なんですかそれは……?
実は『新人社員休暇』とは、入社後、試用期間の3ヶ月があけてから有給が入るまでの3ヶ月に月1回休みがある、ありがたい休暇!
慣れない職場でがんばりすぎて、体調不良で休んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。
N・フィールドではこのように月1回お休みを付与し、通常の有給のように使ってもらってるんだそう!
めちゃくちゃありがたい制度~!
しっかり休むことも大事ですよね。
実際に働く看護師さんにインタビュー!
デューンで働く看護師さんは、いったいどんなふうにお仕事をするのでしょうか?
そこで!『デューン堺中区』で実際に看護師として働かれている芝辻享子(しばつじ みちこ)さんにお話を伺いました!
お仕事の魅力や訪問看護の裏側まで徹底的に聞きましたよ~!
芝辻さん、よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
N・フィールドを選んだきっかけは?
芝辻さんがN・フィールドに入社したのは5年前。看護キャリアは22年目ですが、訪問看護は初めてだったんだそう。
通っていた看護学校が精神科病院関係だったので、先生が『精神疾患に偏見のない看護師を育てたい』という想いがあったんです。
はじめはICU(集中治療室)や看護学校の教員として働いていたのですが、いつも心のどこかに『いつかは絶対に精神科で働きたい』と思ってたんです
こうしてデューンに入社した芝辻さんは、子育てと仕事を両立するために夜勤のない訪問看護を選びました。
ワークライフバランスが保てられるのがいいですね。
メリハリがきいてオンオフがわけられる勤務形態が魅力でした
このお仕事のやりがいは『利用者さんとの関係性が築けたとき』!
看護師さんのお仕事は大変なイメージなのですが、訪問看護のやりがいはどんなところでしょうか?
精神疾患をお持ちの利用者さんなので、関係性を築くまでに時間がかかったりします。
なかなか想いを伝えてくれるのが難しかったり、長年引きこもってた人だと他人と話すタイミングもなかったりするので、私たちと深く話せるようになったときは『よかったなぁ』と思いますね
なるほど!たしかに、どんな方でも心を開いてくれた瞬間って嬉しいですよね。
そうなんです。
でも、それだけではいい看護、いい環境にはつながりません。
実は、訪問看護は単体で行ってるわけじゃなくて、病院や役所、地域のケースワーカーさんなどの輪の中のひとつなんです。
周りとの連携で、『地域で支える』ことが大事です。
そこがうまくいくと利用者さんにとってのいい看護、いい環境になるんですよね
そして、利用者さんの変化が行動として現れたときも喜びを感じるといいます。
自分がアプローチしたことが利用者さんのちょっとした行動のきっかけになってくれることが嬉しいんです。
精神疾患をお持ちの方は変化への対応が難しいとか、ちょっとしたことでも順応が難しいこともあるんですが、ほんの少し行動を変えてあげられるきっかけが私たちになってるな、と思うとものすごく嬉しいですよ
看護師は悩みや思いを吐き出す場所であってほしい……。
ご縁があって入らせてもらっているので、必要としてほしい。そんな切実な想いがあるんですね。
利用者さんと看護師の関係性が成立しないと、在宅支援は成立しません。
なんでも話しあえる関係性は大事ですね。
それはスタッフ間でも同じです
何かあったときに向き合って話をしないと解決しないですよね……。
関係性が成立し、互いに信頼しあっているからこそ、利用者さんも安心して在宅療養できますから。
お仕事をする上で心がけていることは?
訪問看護は繊細なお仕事だと感じたのですが、心がけていることはありますか?
『訪問させていただく』という気持ちですね。
利用者さんは自分のプライベート空間に人を入れてくれるわけだから、『この看護師さん嫌だ!』となるとその時点で支援が成立しなくなります
そして、関係性ができるまではゆるやかに、なごやかに進めていくことを重点的に取り組んでいるといいます。
芝辻さんは訪問の仕事が楽しい!と弾んだ声でいいます。
『来てくれたら元気になるよ』と言ってもらえたときは、すごく嬉しかったですよ。
必要としてくれているのがなによりも嬉しく感じるんですよね。
でもこれは精神科だからではなく、どんな疾患をお持ちだとしても看護師をしてたら嬉しい言葉だし、看護師のやりがいだとも思います
病院で働くのと訪問で働くのと違いはどういうところですか?
病院は業務と時間に追われて、患者さんと向き合えないこともあります。
でも訪問看護はひとりの人としっかり対面で向き合って話ができるのがいいんです。
その人のための時間を作って行くというところにやりがいを感じますね
大変なことは?どうやって乗り越えている?
訪問看護は楽しいお仕事だという芝辻さんですが、それでも大変なことはあるそうで……。
利用者さんの症状が急変したときに、すぐに対応しないといけないときは大変ですね。
その中でもすばやく対応できると、入院しなくても在宅で療養できます。
大変なのは利用者さんも同じなので、その不安や症状をいかにやわらげるか?を考えていますね
複数の看護師が訪問し、情報も共有しているため、大変さもみんなで乗り越えられるといいます。
N・フィールドは新人教育に力を入れていてフォロー体制もあるので、新しい人も安心して入社してほしいと思います!
それは安心! 訪問看護がはじめての人も入りやすい職場です。
N・フィールドの強みは?
聞けば聞くほど「みんなで力を合わせて利用者さんをサポートする!」という想いが伝わります。
ほかに強みはどういうところでしょうか?
N・フィールドには住宅支援部もあって、利用者さんが病院を退院したあとの住宅探しをサポートしています。
精神保健福祉士もいるので、専門性が強く、利用者さんが在宅で最適な療養生活を送ってもらえるようサポートできます。
病院で働いていたときには知らなかった自立支援医療や専門性の知識を入れられるのも特長なんですよ
さらに、N・フィールドでは対外的な挨拶まわりをしたり、行政などに精神科の訪問看護を認知してもらう活動や勉強会をしているんだそう。
地域との関わりが濃いという印象です!
地域と関わっていかないと、人気のステーションになれませんし、利用者さんも変わらないままになってしまいます。
『あの事業所にいったらなんとかなるぞ!』と、思ってもらわないといけない。
看護師も医師も精神保健福祉士もみんな利用者さんの入院を止めたいという想いがあります。
もし入院したとしても、退院したときに気兼ねなく戻ってきてもらい、少しずつ回復できるようにサポートしています
「退院後に社会復帰ができるのか……」という不安を少しでもやわらげ、寄り添うのが訪問看護の最大のお仕事です。
これからしていきたいことは?
N・フィールドの取り組みについて大変勉強になりました!
これからしていきたいことなどありますか?
発達障害や自閉症スペクトラム障害などの子どもたちの支援にも力を入れています。
現代の問題として『5080(ゴーマルハチマル)問題』があります。
親御さんがずっと抱えていて、倒れたときに実は40歳、50歳の障がいの子どもがいる、と発覚して……。
話を聞くと10代から障害がある人もいます。
そのときに訪問看護があれば変わってたんじゃないか、もっと違う方向性があったんじゃないか、と思うこともあります。
早い段階でアプローチすれば変化も早くなるので、子どもたちの支援もがんばりたいです!
現在、訪問看護をお安く利用できる制度もあるので、うまく活用しながら広げていきたいとのこと。
利用者さんの未来のために、N・フィールドはこれからも活動していきます!
こんな人の応募を待っています!!
最後に、芝辻さんにこのお仕事に向いている人をお聞きしました。
ひとりで訪問先をまわって記録するなど、自分でやらないといけないので、ひとりで行動するのが好きな人は向いていますね。
指示待ちの人は戸惑うと思います……。
あとは、その場その場の判断が大事になってくるので、いろいろ考えて判断して行動できる人は即戦力になります!
また、今回は精神科で働いたことがある看護師のみの応募なので、看護師の経験や人生経験が豊富な人も合うとのこと!
利用者さんの悩みや不安を聴いてあげることが大切なので、傾聴に長けているとなお良いといいます。
芝辻さん、本当にありがとうございました!!
応募方法
引用:https://www.nfield.co.jp/recruit/
Nフィールドの求人の応募方法は、本社で一括対応しています。
下記のリンクから最寄りの事業所を確認して応募してください!
まとめ
いかがでしたか?
私はこの取材を通し、訪問看護の魅力や大変さを知りました。
医療のことや地域で支える意味を考え、利用者さんを支える柱のひとつである看護師さんを尊敬してやみません……!
利用者さんの快適な療養生活をサポートする訪問看護師。
興味がある人はぜひ応募してみてください!
株式会社N・フィールド 詳細
拠点数 :213拠点(2020年3月時点)
従業員数:1327名(2020年3月時点)
設立 :2003年 2月 6日
資本金 :731,950,000円
代表者 :久保 明(代表取締役社長)
リンク :公式HP/求人募集ページ
住所 :大阪府大阪市北区堂島浜1-4-4 アクア堂島東館4F
地図 :Googleマップで地図を確認する