箕面(みのお)の滝は「日本の滝百選」に選ばれた大阪を代表する景勝地のひとつです。毎年200万人もの方が訪れ、美しく迫力のある滝の姿を楽しんでいます。
また箕面の滝の魅力は美しい姿だけではなく、なんと言ってもアクセスの良さ。大阪市内から車で約30分という好立地はデートや家族で過ごすのに最適です。
今回はそんな「箕面の滝」の楽しみ方をご紹介します。
目次
箕面の滝へはドライブでもハイキングでも!
箕面の滝へは車で行くのが便利です。ただ、滝まではアップダウンのあるクネクネとした山道が続きます。運転する際は十分に注意しましょう。
乙女系だけど意外と大きめの車を運転しちゃうんだからね!
駅からのハイキングコースもあります。距離は約2.8km、時間にすると50分ほどの道のりです。自然を満喫したい方は駅からこのコースを利用すると楽しめますね。
箕面の滝周辺の駐車場
一番近い「大日駐車場」
周辺の駐車場で滝に一番近いのは「大日駐車場」。箕面の滝から徒歩10分程度のところにあります。営業時間は9:00から17:00まで。70台収容可能で、料金は一部期間を除いて無料です。
駐車場が有料となるのはお盆の8月8日から8月16日までと、紅葉がきれいな10月24日から12月6日までの期間。これは箕面の滝が混雑する期間です。駐車場は70台までしか収容できませんので、この期間に車でお出かけされる際は気をつけましょう。
ちなみにこちらは月曜日の11時頃の駐車場の様子と、飛んでいる僕です。平日のこの時間帯でも駐車スペースは半分ぐらい埋まっていました。
駅周辺の「市営駐車場」
大日駐車場がいっぱいの時は、箕面駅周辺の駐車場に停めて、ハイキングがてら行きましょう!「箕面駅前第一駐車場」はリニューアル工事のため平成27年4月1日~平成28年3月31日の1年間は閉鎖されているので気をつけてね!
駅周辺の「駐車場」情報
08:00~00:00→30分/200円
00:00~08:00→60分/200円
最大料金:[月~金]入庫当日24時まで1100円
【収容】9台
【住所】大阪府箕面市箕面1丁目9-20
月~金 09:00~15:00 30分¥200
月~金 15:00~21:00 30分¥100
月~日 21:00~09:00 60分¥100
土日祝 09:00~21:00 30分¥100
【収容】11台
【住所】大阪府箕面市箕面5丁目13-51
08:00-00:00 20分 100円
00:00-08:00 60分 100円
最大料金:駐車後24時間まで1000円
【収容】23台
【住所】大阪府箕面市箕面6-6
ただし、紅葉シーズンや土日祝日は混雑でどの駐車場にも停められない可能性も高いので、公共交通機関で行く事をオススメします!
滝へ行く前にチェック!
箕面の滝周辺は自然がいっぱいです。その自然を守るためにも以下の注意点を守りましょう。
動物を見かけても近寄らない!
箕面の山はお猿さんで有名ですが、この周辺に住むお猿さんは天然記念物。自然のままの姿を守るために近づかず、食べ物を与えないようにしましょう。お猿さんに食べ物を与える行為は箕面市の条例でも禁止されていて、違反すると罰金1万円です。
また人に襲いかかってくる場合もあるので小さいお子さんがいらっしゃる場合は特に注意しましょう。
箕面の滝周辺にはイノシシさんも住んでいます。もしも出会ったら看板にもあるように、後ずさりしながらその場を離れましょう。小さなウリ坊たちだけが見えても近くには親イノシシがいるので、かわいくても近寄らないでくださいね。
珍しいキノコを見つけても触らない!
「カエンタケ」というキノコが付近で見つかっています。このキノコはとても毒性が強く触るだけでも皮膚に炎症が起こり、万が一食べてしまうと死に至るケースも。人の指のような不思議な形をしているからといって、興味本位で取ってしまわないように気をつけましょう。
タバコは吸わない!
箕面の滝周辺は路上喫煙禁止地区に指定されているのでタバコを吸ってはいけません。
大日駐車場から箕面の滝までのアクセス
大日駐車場から箕面の滝へは歩いて10分ほど。駐車場のすぐそばを流れる川に沿って歩いていきます。ここは箕面の滝の川上にあたるところなので川を下っていくように歩きます。
箕面の滝までは一本道です。このように看板での案内もありますので、ほぼ迷うことはありません。
箕面の滝のある「箕面公園」は国定公園に指定されているため、歩いていると自然をいっぱいに感じることができます。
僕も自然の一部なんだなあ。
トンネルを抜けると箕面の山々が視界に飛び込んできます。大阪市近郊であることを忘れてしまうほどの大パノラマ。そして、箕面の滝もちょっとだけ見えます。
箕面の滝まであと少し!
ちなみに「箕面」のローマ字表記は「Minoh」で最後の文字は“h“。最後が“o“の「Minoo」だと海外の方から「ミヌー」と誤った読まれ方をしてしまうからなんだとか。
そんな豆知識も披露しながら箕面の滝を目指しましょう。ここからは急な下り道になっているので注意して歩いてくださいね。
「滝はあちらです」と丁寧に教えてくれますので素直にあちらの方向へ。ここまで来ると滝の水音が聞こえてきます。
もう!早くしないと行っちゃうぞ!なんてひとりごとを言いながら石段を下っていくと、ついに…
大迫力!これが箕面の滝だ!
箕面の滝へ到着!滝壺の近くまで行くと水しぶきがこれでもかというほどに当たります。マイナスイオンがいっぱい!
「日本の滝百選」のひとつである箕面の滝。ゴツゴツとした岩肌をなめらかに水が流れ滝壺に落ちていく姿は美しさと迫力を兼ね備えています。
近くには少し高いところから滝を見ることができるスポットも。水が滝壺へと落ちて川へ流れていくさまは、なんだか見ていて飽きません。
滝を近くから見るだけではなく、遠くから切り立った岩と一緒に見るのもおすすめです。大阪から車で30分とは思えないほど壮観な景色を眺めることができます。今回は緑の鮮やかな景色ですが、秋には紅葉など、春夏秋冬それぞれの季節に違った趣を見せてくれるのでしょうね。
かつては修験者たちの修行の場として使われていた箕面の滝ですが、現在は滝壺への立ち入りは禁止です。
増水で流れが速くなってる場合もあるから、絶対に入らないでよね!
ちなみに僕が行ったのは平日の9時頃。朝早くから既に多くの方々が滝を見にいらしていました。
箕面の滝はワンちゃんのお散歩コースとしても人気のスポット。朝からこんなところでお散歩できるなんて!なんて贅沢なワンちゃんなの!
そして体操をする方も多いです。こちらのマダムは毎朝のウォーキングついでに滝まで来て体操をしていらっしゃるとのこと。マダムは楽々と柵に足をかけて柔軟体操をしておられますが、運動不足の僕にはなかなかハードです。
周辺のスポット
美しい箕面の滝。その周辺にも素敵なスポットがあります。車でちょっと遠出したのに滝だけ見て帰るのはもったいない!せっかくなので箕面の滝周辺も散策してみましょう。
名物!もみじの天ぷら
箕面の滝の近くにはお土産屋さんが軒を連ねます。そのなかで有名なのが「もみじの天ぷら」。塩漬けした紅葉の葉に甘い衣をつけて揚げています。
もみじの天ぷらに関して、詳しく書いた記事もありますので是非。↓
▶「もみじの天ぷら」食べた事ある?大阪で紅葉が食べられるんだって! -大阪ルッチ
有名な俳句で詠まれた箕面の滝
こちらは「瀧前句碑」です。後藤半夜が詠んだ「瀧の上に水現れて落ちにけり」という有名な句は箕面の滝を詠んだんだそう。
滝のありのままの姿を表現した見事な一句ですよね。水が滝壺へと落ちる寸前の緊張感と、落ちたときの勢いがそのまま伝わってきます。
ちょっとしたハイキングも
箕面の滝から川沿いに少し下っていくと散策路があります。
阪急箕面駅までつながっているこの散策路。駅を出発し、ハイキングしながら箕面の滝まで行くことができます。今回は車で来ているのでハイキング気分をちょっとだけ楽しんでみました。
滝の迫力とは違った静かな川の流れに癒やされます。間近で植物や昆虫を観察できるので絵を描いたりするのもいいかもしれません。
川のせせらぎを聞きながら歩いていると忙しい日常や、僕のことをいつも「なんかブスやな」と言ってくるカメラマンさんのことを忘れることができます。
自然を体いっぱいに感じる散策路。ただ、舗装されている道と舗装されていない道があるのでスニーカーや運動靴で歩くのをおすすめします。
まとめ
日本の滝百選のひとつに数えられる「箕面の滝」
大阪の市街地からほど近いとは思えないほどの美しい自然を楽しむことができます。
アクセスのしやすい「箕面の滝」はデートや家族で過ごす休日にぴったりな場所です。車でドライブがてら訪れる場合は、近くに駐車場があるためとても便利です。ただ時期によっては混雑し駐車できない場合もあります。ハイキングコースを歩く場合は阪急箕面駅から滝まで約50分の道のり。自然を大いに満喫できます。
様々な楽しみ方ができる箕面の滝。季節によっても異なった顔を見せてくれます。それぞれの季節に訪れて、その時々の景色を楽しむのもいいかもしれません。
アクセス :阪急「箕面」駅 徒歩50分
最寄「大日駐車場」徒歩10分
住所 :大阪府箕面市箕面公園
地図 :Googleマップを確認する