日本を代表するビールとして有名なのがアサヒスーパードライ!
発泡酒を始め新ジャンルのビール系飲料もたくさん出てきましたが、やっぱり本物のビールは美味し~ですよね♪
私はそれほど飲める方ではないのですが、やっぱりあの「くぅ~っ!」となるのどごしはたまりません!!
そんなスーパードライが作られるアサヒビールの工場が吹田にあるんです!
しかもこの吹田工場は、アサヒビールの発祥の地でもあるんですよ!
このアサヒビール吹田工場ではスーパードライの製造工程を見学できる「工場見学」が人気なんです!
ぜひぜひ大人の遠足に、子供はそのまま遠足に(笑)吹田工場の見学いかがでしょうか?
ビールの作られ方を見て学んで、より美味しくスーパードライを味わえる事間違いなしですよ♪
京都出身の和製シンガー柳瀬蓉(やなせ よう)がスーパードライのおいしさの秘密に迫ります!!
目次
125年の歴史を持つアサヒビール吹田工場!
工場に入るとアサヒビール吹田工場のシンボリックな存在である煉瓦壁が現れます。
明治22年(1889年)にアサヒビールの前身である大阪麦酒会社が創立され、明治24年に吹田村醸造所が完成したそうです。
なんと平成元年(1989年)までの100年間にわたって現存していた同工場ですが、こうして外壁の一部が移築保存されています。
アサヒビールの歴史そのものであるこのレンガの壁をぜひご覧ください!!
ちょっと身が引き締まる感じがしますね!
これはしっかりと見学しなくては!ですね♪
アサヒビール吹田工場!見学スタート!
工場に入ると広々としたエントランスになっています!
明るくて開放感にあふれて、これからどんな物が見て回れるのかドキドキして来ます♪
まずは受付で名前を記入しましょう!
ここから案内係の方が製造工程や、ミニ知識を紹介してくれる見学のスタートです!
※所要時間は約90分です。
ビールの作り方を学ぼう!
初めに、映写室にてアサヒビールの取り組みについて10分程度の映像を見せてもらえます。
椅子も立派で、ステージまで!ちょっとここで歌いたくなるシンガー柳瀬♪
それではスタートホールと呼ばれる工場の創業当時の写真が展示してあるスペースから見学の開始です!!
19世紀末に建てられた煉瓦つくりの工場の様子が模型で再現されています。
レールが引かれているのが見えますが、これは牛が荷台を引いて駅まで運搬するための物だそうです!
本当に1989年まで100年間、この建物が現存していたというのが驚きですね!
この中にアサヒビールの前身「大阪麦酒会社」の創業者、鳥井駒吉氏の姿もあるそうです。
ちなみにこの一番中央の方ではないんです!座り位置的にみなさんこの人が社長さんだと勘違いするそうですが(笑)。正解はぜひ工場見学で♪
年代を感じるチラシやポスターも展示されていました。みんな「ルービヒサア」ですね!
現在、各地にあるアサヒの工場が紹介されています。
ここ吹田工場は甲子園球場の4倍の大きさなんだそうです!
東京ドームで例えられなくて良かったです(笑)。
めっちゃ大きなビール缶が並んでいます!!これはいったいなんでしょうか!?
ぐるーんと回転して、中から展示物が現れました!!
ビールの原料である麦芽やホップを手に取ることができちゃいます!
これが麦芽。お米みたいですね!
容器の中に入っているのは「麦芽試食用」とあります。食べることが出来るんです!!
せっかくなので頂きました♪個人的には節分の豆みたいな味がするような気が…
こちらの緑でグルグルしているのがホップです。
手に取ると苦みのある香りがして、ビールの原料なんだなと納得!
お水もアサヒビール独自にビールに合うようこだわり抜いて造られているそうです。
こちらは仕込みの工程が紹介されています。
まだアルコール分は含まれていな「麦汁」を作るまでの段階です。大きな釜のなかで原料を煮込むんですって!
続いてはスクリーンで「発酵・熟成」の工程を学べます。
真剣な私。自分でもこんなに発酵・熟成に興味があったのかと驚きです(笑)。
冷却した麦汁にビール酵母を加えて発酵をさせていきます。
なんと0.1度単位で温度調整をするそうですよ!
野外に立ち並ぶこちらの大きなのは「屋外発酵・熟成タンク」です。
高さ23メートル、直径7メートルの巨大タンクの容量は500klもあります。これは350ml缶が140万本分だそうです…
毎日一人で1本ずつ飲んでも4千年もかかるそうです。。
これが吹田工場に全部で約130本もあるそうです!?
熟成されできた若ビールをろ過して、ビール酵母を取り除くんだそうです。
いろんな工程を経て、これでようやく「ビール」の完成となります!!
大きな入れ物がふたつ見えていますが、これが「キャンドル型ろ過機」。
こうして見学をしている間にもこの中でドンドンとビールがろ過されています!
こうしてできたビールがこれから缶や瓶に詰められてどんどん出荷されていくんですね~!!
瓶ビールが出来るまで!
実際の見学ルートでの並びとは異なりますが、瓶ビールが出来上がるまでの流れです。
※製造のスケジュール等で見学時にラインが停止していることもあるそうです。
まずは「洗びん機」。工場に戻ってきたビール瓶を洗浄して再利用します。
ここでドンドン洗浄されていってます!!
そしてビール瓶にビールを詰める「瓶詰機」、ビールの入った瓶に栓をする「打栓機」です。
洗浄された瓶に再びビールが充填され、栓をされてどんどん流れていきます。
ガラスの内側、工場の内部はきっとビールのいい香りがするんだろうなと勝手に想像♪
次に瓶たちが通る写真左側の赤く光っている部分では瓶に傷がないか、中のビールに問題がないかを瞬時に検査しているそうです。
検査をクリアーした瓶たちは「ラベラー」を通り、ここでは1秒間に10本のスピードで瓶にラベルが貼られていくそうです!
人間にはぜったい無理なスピードっ!!
再び製品となった瓶ビール達はビールケースに収められて次々に出荷されていきます。
すごい。。ずっと見ていても飽きないくらいです。
昔ながらの手作業でケースに入れていた様子でしょうか。
一本一本も重たいし、落とすわけにはいかないので結構な重労働だったでしょう。。
こうして出来上がる瓶ビールが展示されています。
瓶の大きさやラベルの種類など色々なものがあるそうです。
祝い事には欠かせない「祝」ラベルの瓶。
実はこの祝ラベルの瓶には他の瓶と大きな違いがあるんですよ!分かりますか??
正解は…祝ラベルの瓶はまだ再利用されていない、いちばん初めの瓶のみが使用されるそうです!!
納得♪
品質管理の徹底されたスーパードライ!
ビールの品質は味だけではなく、香り・泡立ち・色など、全ての点において厳しく管理されているそうです!
この品質管理室は、お仕事をされている方が集中して作業が出来るよう少しだけのぞける造りになっています。
美味しいビールを作って頂く為にも見学マナーを守りましょう!!
先発試験に合格し、実際にビールを飲んで検査する「官能検査」を行う検査員(パネリスト)という方がいるそうです。
190名近い工場の従業員の中で、20名程度いらっしゃるそうです。
なんと同じ銘柄のビールでも製造工場の違いまでわかるそうですよ!
わたしはコーラが大好きなのですが…利きコーラには少し自信があります(笑)。
缶ビールが出来るまで!
※製造のスケジュール等で見学時にラインが停止していることもあるそうです。
こちらは缶ビールを製造するラインです。
この機械で缶の中にビールを充填していきます。
ビールは酸素と触れると味が落ちるので、わざとビールの泡を吹きこぼさせてすぐに蓋をしていくんですって!
なにこのスピードと…という顔してますね(笑)
これは缶の蓋部分です!どんどん蓋の部品が押し出されていきます。
あのスピード…1分間に何本作られるんでしょうか!?答えは後程♪
出来上がった缶ビールたち。出来立て缶ビールさんがどんどん生み出されていきます!
そしてどんどん箱詰めされていきます。あまりのオートメーションっぷりに圧倒されます!!
工程の全部が「どんどん!」です!!
それでは先ほどの答え!アサヒスーパードライが1分間に出来上がる量です。
24缶入り62ケースと、6缶パックがふたつです。合計…1500本です!!
私がこれだけのビールを飲み切るのにどれくらいかかるでしょう!?
吹田工場で製造されている缶ビールの見本もが展示されていました。
私の顔よりも大きな1リットル入りの缶もあるんだとか!
あまり見慣れない750mlの缶は韓国輸出用で製造をされているそうです。
日本では販売されておらず、缶に書いてある注意書きもすべてハングルのみでした!
空缶が出来上がるまでも色んな工程があるんですね!
アサヒの取り組み。再資源化展示コーナー
アサヒビールで取り組んでいる「美しい地球の保全と人に優しく」を実現するための展示コーナーです。
数々の取り組みが案内されているのですが、たとえばこちら。
ホップと麦汁の煮沸を別々の窯で行う、世界初の新技術で煮沸時間を短縮させCO2の排出量を削減させることに成功したそうです!!
コルク代用材を確保するためにアベマキが自生する森を所有したのが始まりである社有林「アサヒの森」。
こちらは現在、森林の大切さと環境保全の意義を伝える環境教育の場として、70年以上アサヒ社員さんの手により森が守られ続けているそうです
ビールを製造する上において発生する副産物や破棄物を100%再資源化する活動も行われています。
例えば麦芽の殻(モルトフィード)は牛の飼料や水質浄化炭化物などになるそうです。また余剰酵母は医薬品や加工食品へと姿を変えるそうですよ!
ラベルのかすは箱の原紙に、不要になった王冠は鉄材へと…本当にすべてのごみが再利用されているんですね!!
皆さんの制服までペットボトルを再利用して作られているそうです!
思ったよりも少ない本数で出来ているのにびっくりです!
ワールドビアコレクション展示コーナー
数あるアサヒビールの工場の中でも、ここ吹田工場にしかないのがこの世界各国のビール缶、ベルギービールの瓶を展示した「ワールドビアコレクション展示コーナー」です。
太っ腹のアサヒさんは、自社以外の製品もどんどん展示しているそうです!
コレクターからの寄贈や、工場見学に訪れた外国からの観光客さんが自国のビール缶を送ってくれることもあるそうです!!
アサヒスーパードライだけでも、記念缶やご当地缶などで何タイプあるんでしょうか!?
私の地元、京都のご当地缶も探しましたがなかなか見つからなかったのがちょっと残念。
なつかしの近鉄バファローズです!!これには撮影スタッフさんが異様に食いつきどんどん写真を撮ってました(笑)。
世界にはカラフルで見ていて楽しいビール缶が本当にたくさんあるんですね!!
これを見に来るだけでも楽しいワールドビアコレクション展示コーナーでした!
見学会の最後にうれしい試飲会あります!!
見学のラストはゲストホールでビールの試飲が出来ちゃうんです!!
これが楽しみでした~♪
まずはマイナス2度のエクストラゴールドを頂きます!!
専用タンブラーや専用ディスペンサーがないと提供する事の出来ない、飲む事の出来るお店も限られてる冷え冷えの美味しいやつです!
なんとおつまみ付♪(ひとり一袋)
クリームチーズおかきです!!それではいただきま~す!!
とっても冷えていて、美味しい!!ごくごく飲めちゃいますっ♪
あ、やばい!一気に飲めてしまいました!!
調子出てきてしまいました♪すでに取材という事は忘れています(笑)。
この試飲会では一人3杯までビールをいただく事が出来ます。
お次は「アサヒドライプレミアム・豊醸」と「アサヒスーパードライ・ドライブラック」です!
見てください!この見事な泡のバランス!たまりませんね♪
さすがに一人で3杯も飲めないので、あとはスタッフさんが美味しく頂いてくれました(笑)。
この後、外国からの団体さんや、近所の子供会さんなどがやってきてすぐに満員に!!
工場の「うまい!」をご家庭でも。という事で、うまい淹れ方のレクチャーもしてくれます!!
これは為になりますね♪
ビールがダメな方にはソフトドリンクも試飲もさせて頂けます♪飲酒運転はダメですよ!!
吹田工場で記念撮影を楽しもう!
ゲストホールそばには記念撮影用の小道具がいっぱい♪
ボーラーハットをかぶって、付け髭つけて…乾杯用のグラスをもてば気分は100年前の大阪麦酒会社です♪
それでは同僚とかんぱ~い♪
ハッピやビールのパネルまで!!次々にポーズを決めては撮影をねだるわたし(笑)。
気分はビールの売り子さん!
侍ジャパンのオフィシャルパートナーであるアサヒビールさんには日本代表のユニフォームも!!
すぐに着ます♪大きなノンアルコールビールさんとも一枚!!
カルピスのハッピが抜群にかわいい♪
7月7日はカルピスの日って知ってました??
白地に青の水玉も天の川をイメージしたデザインなんだそうですよ!!
お土産売り場の方にはジャックダニエルを作った「ジャックさん」とも記念撮影が出来ちゃいます!
このギターの小道具いいですね♪
私の顔も試飲の後でいい色に染まってます(笑)。見学の思いでに色んな写真撮って帰りましょ~!!
アサヒのお土産ショップ
ビールやおつまみはもちろん、アサヒグループのいろんな商品が売ってるお土産ショップもぜひのぞきましょう!!
ビールが美味しくなること間違いなしな、雰囲気抜群のビアグラス!!かわい~♪
バヤリースのキャラクター「バヤリース坊や」、通称「バヤ坊」って知ってました??
バヤ坊グッズもいっぱい!!
アサヒグループの色んな商品の取り扱いもありましたよ!!盛りだくさんのギフトショップでビックリしました!!
もちろん工場でつくられるビールも販売されています!!
飲みたいのがたくさんあって迷っちゃいますね♪
それではアサヒビール吹田工ギフトショップ 人気ベスト3の発表です!!
まずは3位!
「木樽入りビールケーキ」
アサヒスタウトビールとニッカブランデーをしみ込ませ、じっくり熟成させてケーキです(1290円・税込)
第2位!
「アサヒスタウト」
吹田工場限定で製造されるビール。(334ml 267円・税込)
技術継承の為に作られているというスタウトは、副原料に砂糖を使用しカラメルのような甘い香りと、重厚な味わいから人気のビールです。
飲めるお店もほとんどない、幻のビールがここ吹田工場ではお土産として販売されています!!これは嬉しい♪
第1位!!
「クリームチーズおかき」
試飲会のおつまみでも出されているクリームチーズおかき(8袋入り 850円・税込)が堂々のランキング1位だそうです!!
たしかにこれ、めっちゃ美味しかったです!!
ぜひぜひ記念にお土産もどうぞ!!
私もアサヒスタウトと、クリームチーズおかきをお土産に買っちゃいました♪
アサヒビール吹田工場 工場詳細
コインロッカー完備!
お荷物が多い方は、コインロッカーにどうぞ!受付横にありますよ!
100円で返却式ですから安心してください♪コインは忘れずにね!
駐車場・駐輪場あり
お車での来場もOKですが、飲酒運転は絶対ダメですよ!
自転車でも飲酒運転ダメですよ!!
アサヒビール吹田工場 工場見学予約方法
工場見学の予約申し込みはネットからでも電話からでもOKです!
参加費は無料なので、工場のサイトで見学可能日をチェックしましょう♪
電話 06-6388-1943 ※受付時間:9:00~17:00 (休業日を除く)
予約申し込みついて詳しくは「アサヒビール吹田工場 工場見学」をご覧ください。
アサヒビール吹田工場 アクセス
JR吹田駅の東口から出ることをお勧めします!
東口を出て左側から上がるとそこは「北口」となっています。
駅を上がるとすぐにアサヒビールさんの看板がずらっと並んでいますので、そのまま道なりにいけばすぐに工場ですよ!
ずっと工場が真横に見えているので迷うことなく進んでいけます。
こちらが工場入口です!!
この受付で工場見学の予約を確認してもらい、中に通していただけます!!それでは行ってらっしゃい♪
まとめ
飲みに行ったらまずは「とりあえずビールでかんぱ~い!!」となる方が多いですよね♪
そんなビールの中でも人気なのがアサヒスーパードライ!私も大好きなビールです!
このアサヒビール発祥の地が大阪・吹田なんです!なんとアサヒビール吹田工場は125年の歴史を誇る工場なんですよ!
125年前の工場は現在、その煉瓦壁の一部を残すのみですが、アサヒビールの歴史とビールの製造工程を学べる吹田工場の「工場見学」が人気なんです!
しかも見学の後は嬉しい試飲会付き♪
大人も子供も楽しい工場見学!遠足気分でぜひお出かけになってみてはいかがでしょうか??
私のおすすめですよ!!
名称 | アサヒビール吹田工場 |
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定休日 | 年末年始・指定休日 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
入場料 | 無料(要予約) |
アクセス | JR吹田駅 徒歩10分 阪急千里線「吹田駅」 徒歩10分 |
問い合わせ | 06-6388-1943(9:00~17:00) |
住所 | 大阪府吹田市西の庄町1−45 Googleマップ |