みなさんこんにちは。ライターの白金狐子(しろがねきつねこ)です。
今回私は、2022年10月4日に就航したばかりの新船「フェリーろっこう」に乗って、宮崎県へ行ってきました!
神戸港⇔宮崎港間の往復(船中泊)を含めた、4日間の旅。
ピッカピカの豪華なフェリーにも注目ですが、宮崎県観光やグルメも満喫できる内容で、とっても楽しめちゃいました!
ということで、この記事では
〇宮崎観光のアクセス方法として大注目の「フェリーろっこう」
〇宮崎観光でとくにグッときたスポット&グルメ・お土産
について、紹介していきます!
*今回の旅は、メディア向けのツアーに参加したものです
目次
「フェリーろっこう」って、どんな船?
神戸港と宮崎港を結ぶ「フェリーろっこう」は、宮崎カーフェリーが運航する2隻目の船で、2022年10月4日に就航したばかり。
1隻目は同型の「フェリーたかちほ」で、4月15日に就航しました。この航路の新船導入は、なんと25年ぶりとのこと!
航路 :神戸港 → 宮崎港
時間 :19時10分発 → 翌8時40分着 (日曜のみ18時00分発 → 翌8時40分着)
所要時間:約13時間30分
2023年2月までならお得!?運賃について
運賃は、利用する客室のランクによって分かれています。
未就学のお子さまは、大人1名につき1名まで、大人と添寝で無料で乗ることができます。大人1名につき幼児2名連れの場合は、小人1名分の運賃が必要になるのでご注意を!
2022年10~12月 フェリーろっこう運賃 (基本運賃+燃料調整金) |
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プレミアム | 大人 30,440円 小人 15,220円 |
ファースト [withペット室利用料] |
大人 24,940円 小人 12,470円 [+9,900円] |
シングル | 大人 20,540円 小人 10,270円 |
ドミトリー | 大人 17,240円 小人 8,620円 |
ツーリスト | 大人 13,940円 小人 6,970円 |
ちょっとお高いな…と思った方、なんと今なら割引価格でお得に乗船できちゃいます。2022年10月11日~2022年12月20日に乗船する分の予約については、全国旅行支援で40%の割引が受けられますよ~。
さらに全国旅行支援の直後、2022年12月21日~2023年2月28日までの乗船分には、3割引きキャンペーンというものが利用可能!
値段を見てあきらめようと思ったならもったいない!今この時期の予約がおすすめです!
豪華!優雅!マジか!?「フェリーろっこう」で出発!
高級ホテルのような船内にうっとり
出航時刻の約1時間前から乗船できます。最初にお出迎えしてくれるのが、このエスカレーター。壁には“神戸タータン”があしらわれています。
ちなみに、船の全長や定員などは「フェリーたかちほ」と同じですが、細かい内装は違うのです。それぞれ神戸らしさ・宮崎らしさを基調にしているんですって。
エスカレーターを上がると3階に到着。踊り場的なスペースは、神楽などのイベントができるラウンジ・イベントステージ。明るい吹き抜けになっていて、開放感も抜群です。
ペットと一緒に泊まれるお部屋も!
客室は、高級感のあるゆったりとしたお部屋から、バリアフリータイプ、シングル、大部屋などさまざま。
ペットと一緒に泊まれるお部屋もあるんです! また、カラフルでポップなペットルームもあります。
そうこうしているうちに出航時刻。デッキへ出てみましょう。こんな素敵な景色を見られるのは、ナイトクルーズならではですねぇ。ちょっとおセンチな気分に浸りつつ……さよなら神戸~!
充実のショップ・レストラン・大浴場
インフォメーション・ショップには、神戸と宮崎にちなんだものがズラリ。名産品、焼酎、乗船記念品に、お酒のおつまみなどを販売しています。
また、アメニティや乾電池もありまして、至れり尽くせりでした。
船って、「あれ買うの忘れた!」と思っても、一旦乗ってしまうと買いに走れませんから(当たり前!)。
レストランでは、朝・夕バイキング形式(ドリンクバー付き)のお食事を提供しています。
和洋中そろって、お値段は大人1,600円、小人(4才〜小学生まで)900円。
朝食バイキングは600円です。カレーがおいしかった~!
ちなみに船内には、カップ麺やジュースなどを購入できる自販機に、無料の緑茶サーバーまで設置しているので、小腹がすいても大丈夫。
展望サロンで船外の風景を楽しみながらのブレイクタイム。はたまた、パブリックスペースでのんびりと。私は船内散策をしつつ、ほぼ全フロアを満喫しました(笑)。
外の景色が楽しめる展望大浴場で、手足を伸ばしてのんびりと……。
24時間利用可能なシャワールームもありますよ。
ではでは、私が実際に過ごした「シングルルーム」を紹介しましょう。
基本構成は、ベッドと机&椅子というシンプルなお部屋。その中に、液晶テレビ・鏡・携帯電話専用の電源・電気スタンド・ハンガー・ゴミ箱があって、足元にはキャリーケースを収納できるスペース付き。
この他、地味に嬉しかったのがドリンクホルダーと、超嬉しかったのがアメニティセットでした。思い出になるし、かわいいし♡
*アメニティはインフォメーション・ショップで購入することもできます
青島市・日南市・宮崎市を観光!
南国感あふれるトロピカルな「青島神社」
予定通り約13時間半の船の旅が終わり、寝て起きたらハロー! 宮崎。まず向かったのは、縁結びのご利益で有名な青島神社です。
古くは島全体が霊域とされており、江戸の頃まで一般の入島は許されなかったのだとか。
神社にヤシの木があってびっくり! 正確には、ヤシ科のビロウ樹という木だそうで、青島神社の御神木。
亜熱帯性植物が生い茂る境内を通り抜けるなど、明るく朗らかな神様のパワーを感じました。
御朱印帳も青島神社ならではですね。
4月末に新設されたオーシャンビューのカフェ
ランチは、青島神社の参道手前にある広大な敷地、AOSHIMA BEACH VILLAGE内の「LDK」さんへ。
前面に海が開けている絶好のロケーションなので、自然光で映え写真が撮れますよ^^
▲青島レモネード 700円・バナナマフィン 350円/日向夏ジュース 600円・ピスタチオ・マフィン 350円
▲LDKオリジナルバーガー 1300円、アサヒ・スーパードライ 700円
モアイに会える「サンメッセ日南」
こちらのモアイ像は、イースター島の長老会から世界で唯一許可を得た完全復刻版とのこと。7体のモアイ像それぞれにご利益があって、触ることで願いが叶うといわれています。
手前から仕事運・健康運・恋愛運・地球の平和(夢が叶う)・結婚運・金運・学力アップ運――ってことで、とりあえず全部触っておきました(笑)。
園内はラウンドカーの貸し出しが行われているほど広大で、頑張って上までのぼってみると、なんと水平線まで見えるじゃないですか!
モアイ以外にも、謎のカラフルな7体の人物像、昆虫展、ハイジの気分になれそうなブランコなどがあるので、ファミリーやデートに最適ではないでしょうか。
断崖の洞窟の中に鎮座する霊地「鵜戸神宮」
鵜戸神宮(うどじんぐう)は、日向灘に面した景勝地にあります。楼門を抜けて進んでくと、本殿への長い石段が。
そして右手方向からは、激しい波しぶきが奇岩にザバーーン!バッシャーン!と打ちつけています。
へっぴり腰で石段を下りていくと、いや~、ビックリ! ご本殿は洞窟の中にあるのですね!
鵜戸神宮名物「運玉投げ」にチャレンジしてみました。願いを込めながら、亀石と呼ばれる岩の枡形(注連縄で囲まれている)に運玉を投げ、入れば願いが叶うというもの。
男性は左手、女性は右手で投げると決まっていて、利き手が左のワタクシは半ばやけっぱちで投げたのですが――5つ中、1つが見事に入ったではありませんか。
すごくないですか!? こりゃあ絶対いいことありますね☆
宮崎県は人口あたりのスナック店舗数が日本一!
ところでみなさん、宮崎県は人口あたりのスナック店舗数が日本一って、ご存知でしたか?
たくさんあるのはいいけれど、じゃあ、どのお店に行けばいいのだろうかと、私のような初心者オブ宮崎は悩むじゃないですか。
そんなとき、心強い味方になってくれるのが「スナック入り口」です。
宮崎随一の繁華街「ニシタチ」にあり、訪れた人に合わせておすすめのスナックを紹介してくれるお店。同店自体がスナックなのですが、ガラス張りで中の様子がうかがえるから、とても入りやすいのです。
まずはこちらで地元のお酒を堪能しつつ、2軒目、3軒目の相談をするのもよきかと。
高千穂町で緑に癒され鉄道にはしゃぐ…!
マイナスイオン溢れる絶景!「高千穂峡」
2日目は、「天孫降臨神話」の舞台となった県北部のまち、高千穂町へ。まず訪れたのは高千穂峡です。
悠久の自然が生んだ造形美。宮崎、いや九州随一の絶景スポットではないでしょうか。
ハイライトは、展望台から見る真名井の滝。緑が生い茂る渓谷、エメラルドグリーンの水面、落差約17メートルの真名井の滝……それらが相まって、神々しささえ感じる美しさなのです。
マイナスイオンを浴びて心身共にデトックスしたら、お次は鉄道に乗りますよ~!
イルミネーションと絶景の30分!「あまてらす鉄道」
あまてらす鉄道は、高千穂駅から、日本一の高さ(105m)を誇る高千穂鉄橋までの往復5.1km、約30分の経路です。
と言っても、普通の電車ではありません。廃線となった高千穂鉄道の施設を利用した、人気のアトラクションなのです。
グランドスーパーカートという独自の車両2両編成で、屋根のない30人乗り。途中の2つあるトンネル内では、天井にイルミネーションの鮮やかな光が輝きます。
これが美しい上に、とっても楽しいこと! 乗客たちは「わ~!」っと歓声をあげ、自然と拍手をしていましたYO! 大人も子供も、大興奮間違いなしですね。
さらに鉄橋の上で止まった際は、運転士さんがシャボン玉を飛ばしてくれるサービスまであるんです。
絶景はもちろんのこと、各サービスに手作り感があって、なんだかとっても癒されました。ここは個人的に、次回の宮崎観光でもマスト・スポットに決定です。
高校生以上 1,500円
小・中学生 900円
未就学児 500円
地鶏にカレー、宮崎名物のお土産いろいろ
楽しかった旅も、あっという間に終盤へ……。ということで、高千穂町~宮崎港へ向かう途中のPAで、お土産を物色!
訪れたのは、東九州自動車動の川南PAに隣接する「かわみなみPLATZ」です。宮崎県児湯郡川南町の地場産品を中心に、宮崎県内のお土産品がたくさん揃っていましたよ。
とくに人気なのが、生クリームたっぷりの「生メロンパン」、宮崎名物「鶏の炭火焼」とのこと。しかし私は、「蛙亭」のイワクラさんがYouTubeで絶賛していた高菜漬けを買って帰りました(笑)。
帰路へ…19:10 宮崎港➡神戸港
宮崎県に別れを告げ、神戸を目指して「フェリーたかちほ」へ。
この日は波が高く30分遅れで到着しましたが、至れり尽くせりの船内なので問題ナシ。ちょっと酔ってしまったのですが、酔い止めに助けてもらいました。
さて、実はワタクシ、船中泊も宮崎県へ降りたつのも初めてで、どうなることやら? ドキドキだったのですが……
「い・や・さ・れ・た。癒された~~!!!」 わて、宮崎で癒されました…!!!
一時でも、デジタルまみれの環境から離れられて、とっても良かったなぁと思います。
大自然が生み出す絶景に心を奪われ、運気UPを願ったパワースポットでは、デトックス効果までありましたよぅ~。
みなさまもぜひ! フェリーで行く宮崎観光、おすすめです!
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