水都・大阪。その水辺文化の魅力を存分に味わえる新スポットが、大正区にオープンしました。

その名も「TUGBOAT_TAISHO(タグボート大正)」。

水辺に浮かぶようなロケーションに立地し、フード、舟運、ものづくり、宿泊まで、さまざまな体験ができる複合施設です。

今回は、「グルメエリア」を特集!

水辺の開放的なロケーションの中に、全国から集まった“選りすぐりのグルメ”が軒を連ねています。

大阪湾から運ばれる潮風と、川のせせらぎを感じながら、味わい尽くしたくなる注目のお店を一気にご紹介します。

店舗情報だけではなく、アクセス情報まで徹底紹介いたします!

旅するグルメライターけいたろうが潜入してきました。

※本記事は2025年5月17日時点の情報をもとに再編集・更新し、再掲載しています。情報に誤りがありましたら「記事修正報告フォーム」よりご連絡ください。

TUGBOAT_TAISHO (タグボート大正)とは?

タグボート大正」は、2020年に大阪市大正区の尻無川沿いにオープンした複合施設。食・音楽・アート・ものづくりが交わる新スポットです!

名前の由来は、小型船の「タグボート」から。大きな船を港へ導くタグボートのように、この場所が“大正エリアを引っぱっていく起点”になれば、という思いが込められてますよ。

施設の中には、川辺を活かしたフードエリアやライブスペースが整備されていて、クラフトポテトの専門店「ポタル」や、ミシュランビブグルマンを受賞した担々麺専門店「KOBE ENISHI」など、注目のお店が並んでいます。

さらに、川沿いにはクルーズ船の乗り場も整っています!

全体のコンセプトは、「大人の自由時間がもっと楽しくなる、都市型水辺空間」。

名前の通り、大正エリアのカルチャーをけん引する存在になりそうですね!

エントランス

MONDIAL KAFFEE 328 TUGBOAT

こちらは、入り口正面にある「MONDIAL KAFFEE 328 TUGBOAT」

リスタ×パティシエ×ブーランジェという1店で何度も楽しめるお店です。

パン、スイーツもどれも美味しそうで、いろんな用途で使えそうなお店です。

世界大会のオフィシャルマシンにも選ばれたエスプレッソマシンを使用しています!

PIZZERIA DA DOTS

こちらは水の上に浮かぶ船のピッツェリア「PIZZERIA DA DOTS」

専門店だけあってピッツァはめっちゃ本格的で本場の味を完全再現!

それもそのはず。

ピッツァを焼くのは薪を使用したイタリア直輸入の本物の窯で、水上のレストランとしては日本初の設備となるらしいです。

さらに店内には生ハムの原木とスライサーもあって、その場でスライスしたての生ハムが食べられます。

この状況。テンションが上がらないワケがない!

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【閉店】THE MARKET BENTO

※現在は閉店しております。
入り口を入ってすぐ右側のお店が「THE MARKET BENTO」。

こちらのお店は、国産食材のみを使用した健康的なお弁当屋さん。
毎日変わるおかずから好きなものを選んで自分だけのお弁当が作れちゃいます。

またTHE MARKET BENTOさんでは毎週土曜日、生産者さんに実際に会えるPOPUPイベントを開催しています。

1階 新カモメ食堂街

エントランスの奥、新カモメ食堂街というフードホールでは、個性派のお店が営業しています。

どんどん紹介してきましょう。

POTALU

こちらのお店はクラフトポテト専門店「POTALU」さん。

脇役のイメージの強いフライドポテトをバージョンアップさせた「クラフトポテト」という料理がメインとなっています。

ポテトの形を選んで、ソースやフレーバーでカスタム!
組み合わせは無限大で、まさにポテトを楽しみつくすためのお店となっています。

オススメのポテトは、外はカリッで中がホクッとしたポテト。
このポテトにビーフシチューをたっぷりと上から掛けて。
そう、見ただけで分かる美味しいヤツです!笑

Beer stand MARCA

こちらは工場直送のクラフトビールが楽しめる「Beer stand MARCA」

こちらのお店の特徴は何といっても、壁一面のビール注ぎ口。

ビールは人気の定番商品から季節ごとの限定品まで常時10種類以上をラインナップ。
たくさんある種類のビールをいっぱい飲みたいとなると、「飲み比べセット」がオススメ。
4種類のビールが一度に楽しめます。

ちなみに、ビールの銘柄に書いてある、アルファベット3文字はABVがアルコール度数。
IBUがビールの苦さを表す数値。
ザックリ言うと、IBUが低いビールは口当たりがよくて飲みやすく、
IBUが高いビールは、ガツンと力強いイメージ。

またビールによって色の違いもあるので、
ビールの色や苦さを基準にいろいろ選んで飲んでみるのがオススメです。

アトリエスタ食堂

こちらは「アトリエスタ食堂」

こどもとおとなをアートな遊びで繋ぐ、アトリエスタというイベントチームが運営するお店。

上質な出汁にこだわり抜いた料理が基本で、おでんや出汁キーマカレーなどのメニューが並びます。

出汁キーマカレーに合わせるのは赤ワインがオススメ。
濃厚な料理と相性のいい赤ワインをカレーと合わせるという発想。
ちょっと意外な組み合わせですが、食べてみるとなるほど納得の美味しさです。

たこ焼きくれおーる

人気たこ焼き店の「たこ焼きくれおーる」

7種の粉を独自ブレンドした外カリッ、中トロッのたこ焼きは、大阪人も納得の美味しさ。

たこ焼き以外の粉物として、濃厚ソースが絶品のやきそばなどもラインナップ。
またフグのヒレ酒のように、燻製のタコを日本酒に入れた蛸酒もオススメ。

笑酔人 (えようど)

裏なんばの人気韓国立ち飲み屋さん「笑酔人 (えようど)」

メインとなるサムギョッサルをはじめ、キムチやチャンジャなど手軽なお惣菜も販売しているので、リーズナブルな値段で一人でも楽しめます。

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【閉店】SEAGULL DINER

※2024年3月31日をもって閉店しました。

まず1軒目となるのが、SEAGULL DINERというお店。
こちら、もともとは堺に店舗のあるお店。
堺のお店は西海岸カリフォルニアをイメージしたアメリカンダイナーで、
店内LIVEイベントなどもやっているオシャレなお店。
TUGBOAT_TAISHOでの店舗も、尻無川の見えるテラス席があって素敵な雰囲気。


お店イチオシはアボカドチーズバーガー。

パティ、アボカド、チーズという濃厚トロリな具材のラインナップ。
それらの具材を挟み込むバンズはサックサクタイプで食感の相性がピッタリ。

またアメリカンでボリューミーなハンバーガーは水辺の風景がピッタリとマッチ。
インスタ映えも間違いなし!

【閉店】あやバカ一代

※2024年8月25日をもって閉店しました。

3軒目は、あやバカ一代さん。
こちらのお店は、焼き鳥を自分好みの焼き加減で七輪の上で焼いて食べるシステムのお店。
鳥は単品でも食べられますがオススメはやっぱり盛り合わせ。


部位ごとに異なる食感の焼き鳥が楽しめます。
例えば皮は、ひね鳥の皮を使うことで若鶏にはない歯ごたえ。
旨味と脂がジュワジュワ溢れてきます。


ほかにはレバーは生でも食べられます。アラフォーくらいの人には懐かしいあの味。
これをネギなどの薬味たっぷりの特製ダレにつけて食べる。
美味しいに決まってます!もちろん。笑

【閉店】THE MARKET Sour Lab.

※2025年1月21日をもって閉店しました。

4軒目は、THE MARKET Sour Lab.という国産フルーツのサワー専門店。
実はこちらのお店、記事の最初で紹介したTHE MARKET BENTOさんと同系列のお店で、
こちらのお店も「農家さんとお客様」をつなぐがコンセプトで、
旬の国産フルーツにこだわりぬいたサワーとなっています。

【閉店】KOBE ENISHI

※現在は閉店しております。

6軒目は、KOBE ENISHIという担々麺専門店。


こちらのお店はミシュランビブグルマンを受賞した神戸に本店を構えるお店。
約50種類のスパイスをを使用した担々麺がお店の名物となっています。


またKOBE ENISHI では、焼きトビウオ煮干しをスープに使った、
「ジャパニーズだしヌードル」という和風ラーメンをTUGBOAT_TAISHO店で限定販売。
イタリア産のドルチェポルコをレア状態に仕上げた炙りレアチャーシューとの相性も抜群で、
ここだけグルメでとってもオススメ。


さらに中国でメジャーな紹興酒のハイボール。
ドラゴンハイボールはオリエンタルな香りで担々麺にもピッタリマッチします。

【閉店】イチバノチカラ

※現在は閉店しております。

7軒目となるのは、イチバノチカラというお店。


こちらは中央卸売市場で取引される食材のみを厳選使用する天ぷら屋さん。


新鮮でクオリティの高い天ぷらが並ぶこちらのお店でイチバンの注目商品となるのが、
とり天。なんとお値段90円。コンビニより安い。笑
またこちらのとり天、衣に市場で流通する野菜の端材であるベジブロスを使用。
食料ロスにも配慮されエコロジーである上に野菜の旨味が凝縮されています。

ライブスペース (新カモメ食堂街の奥)

また新カモメ食堂街の一番奥のスペースは、ライブスペースとなっています。

こちらでは、ストリートなどで音楽活動を行っているアーティストに場所を提供。
アーティストは自分の曲を披露しつつ、
TUGBOAT_TAISHOはオリジナリティのあるBGMが提供できるという、
Win-Winの関係性が出来上がっています。

2階 夜とお酒がメインの空間

TUGBOAT_TAISHOですが、実は2階部分にもスペースがあり、お店が入っています。

SUNSET2117

こちらは「SUNSET2117」

19年もの長い間、船上バーとして尻無川に浮かんでいたお店。
TUGBOAT_TAISHOオープンをきっかけに移転してきたそうです。

広々ゆったりとしたバー空間となっています。

喧騒漂う1階フロアとは温度差を持たせることで、
いろんなお客様がニーズにピッタリなお店選びができるようになっています。
また店内には大きな吹き抜けがあるので、1階からの盛況な雰囲気がほどよく伝わってきます。

 

沖縄酒場きじむなーの森

こちらは「沖縄酒場きじむなーの森」

リトル沖縄のある大阪大正区にとってはポピュラーなお店となっています。

こちらでは、さまざまな沖縄料理が食べられますが、
名物は何と言ってもヤギ汁。

獣臭いという印象の強いヤギ汁ですが、
骨ごとぶつ切り。軟骨も美味しい。

コラーゲンたっぷりでトゥルンとしているのに、クドくない。
何時間も煮込んだ肉がホロリとほどける。
皮はトゥルンとして。
沖縄に行かないと食べられないヤギ汁で、沖縄でも美味しい物に巡り合えるとも限らず、
それなら、ここTUGBOAT_TAISHOで食べるのがオススメ。

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【閉店】大正いやんばかん

※2022年11月30日をもって閉店しました。

2軒目は、先ほどの「SUNSET2117」とは雰囲気がガラッと一変する「大正いやんばかん」。


こちらのお店は、面白いに特化した飲んで歌えるスナック。
店内には狭いくぐりを抜けた先に女性スタッフと2ショットになれる「ふたりの世界」など、ユニークな仕掛けがいっぱい。
「笑顔のためなら何でもやる」というのがモットー。

アクセス方法

今回紹介したTUGBOAT_TAISHOさんは、大正駅から徒歩5分程度。

JR大阪環状線大正駅からTUGBOAT_TAISHO へのルート紹介

いちばんポピュラーな>JR大阪環状線の大正駅からのルートを紹介します。

まず大正駅に着いたら、改札を出て、北へ向かいます。

目印になるのは、大正橋商店街の看板。

そのまま道なりに進んでいくと、大正橋という交差点にでるので、
横断歩道を北、西の順番で渡ると、目の前は、もうTUGBOAT_TAISHO。

大正駅を下りて京セラドーム大阪の方向へ進んでいくと、迷わずにたどり着けると思います!

まとめ

水辺に開かれた「TUGBOAT_TAISHO」は、グルメ・音楽・アートが楽しめる大阪・大正の注目スポット。

昼も夜もにぎわう個性豊かな空間で、気軽に非日常を体験してみてはいかがでしょうか?

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TUGBOAT_TAISHOの今後の展開

※2020年開業時の情報です

今回紹介したように、美味しい上にこだわりがいっぱいつまった、
フードスペースがオープンしたTUGBOAT_TAISHO。
しかし実は、まだまだ伸びしろいっぱいの施設。

第2期はアートと舟運事業

TUGBOAT_TAISHO、第2期にはアートと舟運事業の開業を予定。
まずアートのジャンルとしては、「ものづくり」を体験できるワークショップスペースを開設。
またシェアアトリエを用意することで、若手アーティストや職人がチャレンジしやすい環境を提供されるそうです。

さらにTUGBOAT_TAISHOの第2期オープンの目玉となるのが、
舟運事業。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのへの定期船を運航させたり、
スタンドアップパドルボード(SUP)と呼ばれる、
サーフィンボードより少し大きな板を水に浮かべる、水上アクティビティを開業するので、
大正の景色を水上から楽しむことができます。

第3期は水上ホテル「Water Hotel PAN AND CIRCUS」をオープン

さらにTUGBOAT_TAISHOの第3期オープンでは、
日本初となる川辺に浮かぶ「Water Hotel PAN AND CIRCUS」を新カモメ食堂街の奥にオープン予定。
ホテル内には、ホテル内には、世界で活躍するアーティストの作品が展示されます。
川辺という特殊な風景とアート作品によって、非日常のクリエイティブな空間の誕生が予想されています。