ビリヤニという料理を知っていますか?
インド料理の一種で、お米とスパイスを炒めて、その後炊き込んだ料理。
いわゆるパエリヤやピラフのような炊き込みご飯式のメニューで、あまりに美味しくて、いま静かなブームになりつつあります。
そんなビリヤニの美味しいお店を梅田から歩いてでも行ける中津で発見しました。
それが大阪初のビリヤニ専門店の「ダイヤモンドビリヤニ」。
今回はイチオシのビリヤニの実食レポートをご紹介します。
さらに、お隣にあるお店「梵平」(ボンベイ)も食べ来たので合わせてご紹介していきます。
ナビゲーターは旅するグルメライターのけいたろうです。
ビリヤニについて
美味しくてブームになりつつあるのに、食べられるお店が少ないという、
ちょっともどかしい存在になっているビリヤニ。
ブームになりつつありますが、作るのは注文を受けてから。
材料を炒めて炊飯と作るので手間がかかる。
しかもインド料理屋さんに来ると、基本的にみんなカレーを頼む。笑
などの理由でインド料理屋さんでも出してないお店が多く、なかなか出会うチャンスの少ないレアメニュー。
それがビリヤニという料理です。
大阪初のビリヤニ専門店「ダイヤモンドビリヤニ」
外観
「美味しいらしいし、どうせなら本格的なビリヤニを大阪で食べてみたい!」
そんな人にオススメの店が中津にある「ダイヤモンドビリヤニ」。
インド料理屋さんに行きさえすれば、ビリヤニが食べられると思って行ったのに、お店で出してないという痛い目に会った人は多い。はず、たぶん。
でもその点で「ダイヤモンドビリヤニ」は安心できます。
なんせ、ビリヤニ専門店なんですから。
メニュー
いざ入店。ビリヤニを注文しましょう!
と思いましたが、ビリヤニ専門店ではありましたがカレーも置いてありました。笑
そっちもスゴい美味しそう。
美味しそうなカレーに心惹かれますが、さっそくビリヤニを注文。
ちなみにメニューは上の写真の感じ。
基本のビリヤニ3種類に、水牛のビリヤニまでラインナップされています。美
水牛…これまでの人生で1度も食べたことない。というワケで水牛に決定!笑
お店の方からは、20分くらい時間かかるけど大丈夫ですか?と確認されます。
大丈夫です!
店内の雰囲気
オーダーすると、ちょっと気になるのは店内。
インドっぽい内装で、インドのたぶん偉い人の写真が飾られています。
あと。お店のオーナーの人とビリヤニとの出会いも書かれています。
インド旅行に出かけた青年が、ハイデラバードの街角で何気なく食べた、カレー風味のごはんが美味しくて印象に残ったのが、ビリヤニという食べ物。
その後、ビリヤニ研究の旅に出て、インド各地でいろんな人が作るいろんなビリヤニに出会った。
とそんな感じのことが書かれています。
よくぞ出会ってくれました!という感じですね。
ビリヤニとご対面!!
で。店内を眺めつつワクワクしていると。ビリヤニにつける付け合わせが到着。
もうこの時点で美味しそうでワクワクがさらに加速します。
ワクワクが止まらない状態で待っていると。運ばれてきました。ビリヤニ。
あまりにもワクワクして店内をウロウロしていたので、待ち時間の体感時間は短めです。
1人前の石焼ビビンバのような釜にフタ付きの状態で運ばれてきました。
フタオープン!はい。もう美味しい!
と。それでは終われないので、解説。
すでに説明のあるようにビリヤニはインドの炊き込みご飯。
お米は日本のお米と違う、バスマティ米といわれる細長い香りが強いのが特徴のお米。
で。大きなスプーンで、釜からすくって、お皿に乗せて、お皿の色んな物をつけて食べるというシステム。
実際にお店のお兄さんも「色んな物」って言ってました。笑
と言いつつ、まずは何もつけずに一口。
濃厚なスパイスの香りが口の中に広がりますが、やっぱり味はあまりしません。
ビリヤニと付け合わせで組み合わせは無限大。というワケでお皿のいろんな物をつけて食べましょう。いただきます!
右端の茶色いのはカレー。そこまで辛くはないです。カレーをちょっと乗せて、ビリヤニを食べる!幸せ!美味しいとかそんなんじゃない。幸せという感じに包まれます!
お隣の白いのは「ライタ」っていうソースらしい。ヨーグルトにスパイスのクミン、キュウリ、レモン、玉ねぎのみじん切りなんかが混ざっているそうです。
ライタを乗せて、ビリヤニを一口。爽やか!美味しいとかそんなんじゃない。爽やかという感じに(以下略。笑
そこからは無我夢中でビリヤニを食べ続けました。
野菜系を乗せれば、爽やかさアップ。ナッツやフライドオニオンなどを乗せれば、香ばしさアップ。
一口ごとに付け合わせを変えるので、その度にビリヤニの表情がクルクルと変化。
あっという間に釜の中が減ってきます。
そして、終盤。お焦げがやってきます。万国共通の釜とお米の宝物です!
カリカリ香ばしい美味い旨い。
ハッと気が付くと釜が空っぽ。あんなにあったビリヤニが最後のスプーン1杯。
あの美味しいビリヤニがもう終わりかと思うと…。
最後の一スプーンは、せつない。そんな言葉が脳裏をよぎります。
なんかそんなゲームのキャッチコピーありましたね。笑
というワケであっという間に食べてしまいました。たぶん女性にはけっこうボリューミー、一般男性で丁度いい。
食いしん坊は「もっと食べたい!」という感じの量だと思います。
正直もっと味わって、ゆっくり食べた方が良かったという感じですが、無理です。こんな美味しい物をゆっくりなんか食べてられません。笑
中津でカレーの神様による祝福!「梵平」
ビリヤニを食べ。お店を後に。そして去来する感想。
「あー。美味しかったー。でももうちょっと…」
と。そんな僕の思いが、カレーの神様に勝手に届いたらしく。ダイヤモンドビリヤニのお隣のお隣にカレー屋さんを発見。
「梵平」。
あー。ヤバい。こっちも美味しそう!
と。気が付いたら、扉を開けていました。
「お腹減りました!」みたいな顔して着席。そしてメニューを確認。
メニュー
こちらのお店はスパイシーキーマカレーが名物だそうです。
と思ったら、スパイシーキーマカレーに日替わりカレー一緒にかける、
「あいがけ」スタイルの梵平ミックスカレーなるメニューを発見。
ちなみに、この日の日替わりカレーは、「牛バラスパイシーカレー」とのこと。
気が付いたら、ミックスカレーの方を注文していました。
ちなみにお店の人から「パクチー大丈夫ですか?」の質問。
大丈夫です。大好きです。
というか、質問のタイミングはちょっと二郎の「ニンニク入れますか?」っぽくて、
「パクチーマシマシで!」と言いたくなる。笑
と。オーダーすると、カレーは割とすぐに出てきました。
うぉ。かなりのボリューム。
食べられるのか?と今さらながら心配に。笑
でも。スゴい美味しそう。いや。美味しい。
というワケで、
いただきます!(2回目)
まずはキーマ。
確かにスパイシー。そしてコクがたっぷりという感じ。
そして牛バラ。
こっちは、キーマよりさらにスパイシー。そしてコクというより、サラリとした感じ。
そして、これを混ぜながら食べる。つまり美味い。笑
流石にお腹がはち切れそうになりかけた頃。
ちょっと心を落ち着かせる意味合いで、メニューをさらに読んでいると、トッピングのコーナーにある「エクスタシーMBDF」の文字。
その横には、四川山椒(花椒)を効かせた痺れる辛さの麻婆豆腐。の文字。
つまりMBDFは麻婆豆腐の頭文字。
うわー。失敗したー。頼みたかったー。
って思って、今度来た時の参考のために、お店の人に、「麻婆豆腐まであるんですね!」って言ったところ、
「別皿で後乗せもできますよ!」のお返事。
そんなん頼んじゃうに決まってるじゃないですかー。というわけで待つこと、しばし。運ばれてきました。MBDF。
花椒が効いて、もこれだけでもOKなヤツという感じのMBDF。
キーマ。牛バラ。MBDF。そして付け合わせのフライオニオンやピクルス。
めくるめくカレーの世界。美味い。
けど流石にお腹いっぱいー。
となりながらもなんとか完食。
美味しかったですー。とお店の人に伝え、ちょっと気になったことを。
「隣にもカレー屋さんあるけど、この辺ってカレー屋さん多いんですか?」
「あー。ダイヤモンドビリヤニ?」
「そうです」
「あれ実は僕のお店なんです!」
マジっスか。笑
ということは、今目の前にいるお店の人は、インドの街角でビリヤニの美味しさに衝撃を受けた、あの青年その人だ。笑
「ちなみに中津にはほかにもタンタンメンのお店とかもありますよー」
なんてことだ!
行き方・アクセス
ダイヤモンドビリヤニの最寄りの駅は、大阪メトロ御堂筋線の中津駅。
駅を出て西の方に歩いて行くと、お店の場所は目で発見する前に鼻で発見できます。
それくらいにスパイシーな香りがしています。
そしてこれは間違いなく美味しいということもわかる香りです。笑
美味しそうなにおいに導かれて、お店に到着!
二軒お隣には梵平があります。
まとめ
美味しい物は中津にあり。中津には美味しい物あり。
いま話題のビリヤニを食べに、専門店のダイヤモンドビリヤニに来たら、美味しいカレーに行き当たりました。さらにはその先には、タンタンメンまで!
嬉しい誤算という感じです。
ごちそうさまでした!