大阪・関西万博といえば「パビリオン体験」が注目されがちですが、実は予約や入場をしなくても、子どもが思いきり楽しめる場所がたくさんあるんです。今回は実際に親子で訪れて分かった、“外からでも楽しめる子ども向けスポット”をまとめました。

万博通期パスホルダーで1児の母のあやめしが解説しますよ~

子連れでも安心!並ばなくても楽しめるスポットが充実

小さな子ども連れで万博に行くと、“パビリオンに長時間並ぶのは難しい…”という悩みも出てきますよね。でも心配はいりません。会場内には、ふらっと立ち寄れる遊び場や、体を動かせる広場、親子でリフレッシュできる休憩スポットが数多く用意されています。子どもの年齢や体力に合わせて遊び方を選べるのも嬉しいポイント。

ここからは実際に訪れて見つけた、おすすめのスポットをひとつずつご紹介します!

1. NTTパビリオンの外側

パビリオンの中に入らなくても楽しめるのがNTTパビリオン。東ゲートを入ってすぐ、布をまとったようなやわらかな外観が目を引きます。外壁に張り巡らされた約1500本のワイヤーの一部は、触れると音が鳴る仕掛けになっていて、子どもが思わず夢中に。

叩いたり弾いたりして、どんな音がするのか試すのも楽しいですよ。さらに、通路側にはミストが噴き出すスポットもあり、暑い時期でもひんやり心地よく過ごせます。

2. 光の広場「Earth at play」

東ゲートから入場して大屋根リングをくぐるとすぐ、アメリカ館やフランス館の近くにある光の広場内に設けられているのが、「Earth at play(地球を、持続可能なあそび場に)」をコンセプトにしたあそび場。ここには、遊具メーカー・ボーネルンドが手がけたカラフルな遊具が並び、子どもたちの目を引きます。

滑り台やシーソー、回転遊具などが設置されており、「のぼる」「すべる」「まわる」といった全身を使った動きで思いきり遊べます。小さな子どもから大きめの子まで幅広く楽しめるので、親としても安心です。

さらに、これらの遊具は環境に配慮した素材や製造方法で作られているのもポイント。遊びながら自然と“持続可能性”を体感できる工夫がされています。

3. 休憩所4

地面にゆるやかな起伏があり、まるで小さな丘や谷のようになっているのが休憩所4。子どもたちはその高低差を駆け上がったり転がったりしながら、いつも楽しそうに遊んでいます。

周囲には座れるベンチも設置されているので、保護者は腰を下ろして見守れるのが嬉しいポイント。子どもが自由に体を動かせる一方で、大人は休憩できる“親子に優しいスポット”です。

ここは遊具ではなく“地形そのものが遊び場になっている”のが特徴ですよ~

4. いのちパーク

会場の中央付近に位置する「いのちパーク」は、子連れファミリーにとって格好のリフレッシュスポット。ここでは15分おきに約3分間、細かなミストが一斉に噴き出します。

真夏の暑さの中でも一気に涼しくなり、まるで霧に包まれたような幻想的な空間に。視界が真っ白になるほどのミストに、子どもたちは歓声を上げて大はしゃぎします。親にとっても熱中症対策にもなるスポットです。

ミスト噴出時は視界が悪くなるので、子どもが迷子にならないように注意です~

5. 休憩所1「ころころ広場」

EXPOメッセ「WASSE」の近くにある、サーカスのようなカラフルな屋根が目印の休憩所1。その中央にあるのが「ころころ広場」です。

靴を脱いでぴょんぴょん跳ねられるトランポリンのような遊具は、子どもたちに大人気。思いきり体を動かせるので、長時間の会場滞在でも子どもがリフレッシュできます。

(※撮影時はメンテナンス中でした)

広々とした屋根の下にはベンチが並び、目の前には海。心地よい海風が吹き抜けるため、大人にとっても快適な休憩スペースになっています。さらに、この休憩所にはトイレはもちろん、調乳・授乳スペースも完備。小さな子ども連れのファミリーにとって、安心して立ち寄れる便利な場所です。

6. ミャクミャクの丘(団体休憩所S18前)

団体休憩所S18の前には、公式キャラクター・ミャクミャクをイメージした小さな丘のようなスポットがあります。特別な遊具があるわけではありませんが、ふくらんだ地形を上ったり下りたりするだけで、子どもたちは楽しそうに駆け回っています。

待ち時間の合間や移動途中にちょっと遊べる手軽さが魅力で、「体力を持て余した子どもの息抜き」にぴったりの場所です。

暑い日には高温になる場合もあるので、注意ですよ~

7. ガンダム館横の水色の滑り台

西ゲート側、ガンダム館のすぐ横にある広場には、水色の大きな滑り台が設置されています。高さは3段階に分かれているため、小さな子どもから小学生まで、幅広い年齢の子どもたちが思いきり楽しめるスポットです。

周囲の壁からは涼しいミストが噴き出し、さらに壁沿いにはベンチも完備。子どもが夢中で滑っている間、保護者も比較的快適に見守れるのが嬉しいポイントです。

8. 遊んでい館?

リングサイドマーケットプレイスの2階にある「遊んでい館?」は、今回紹介する中で唯一の完全屋内型の遊び場です。天候に左右されないので、暑い日や雨の日でも安心して遊べます。

室内中央には「未来の公園」をイメージした大型遊具があり、木登りのように上ったり、ぐるぐる動き回ったりと全身を使って楽しめます。さらに、小さな子ども向けには積み木コーナーも用意されているのが嬉しいポイント。

また、クレーンゲームやカフェも併設されているので、遊び疲れたら休憩がてら立ち寄るのもおすすめです。

もちろん予約なしで入れますよ~!

まとめ

パビリオンに入らなくても、子どもが思いきり体を動かし、笑顔になれる場所が万博にはたくさんあります。地形を活かした広場や涼しいミストスポット、そして屋内で安心して過ごせる「遊んでい館?」まで、遊び方のバリエーションも豊富。家族で訪れるときは、そんな「パビリオン以外の楽しみ方」もプランに加えてみてはいかがでしょうか。

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