大阪から一泊二日の旅に出発!目的地は広島県。

「今行くべき話題のスポットを厳選!牡蠣・お好み焼・レモン…広島県ならではのグルメも満喫」なるツアーに参加してきましたよ。
日本一の景色や世界一の日本酒、しまなみ海道やフォトジェニックスポット、更には某アイドル出演のCMロケ地など、盛りだくさんのツアー内容をレポート形式でお届け。

関西からの広島旅は、2日間でここまで遊べるんです!

目次

広島ツアーへ出発!

新大阪駅から広島・福山駅まではほぼジャスト1時間。近っ!


広島ツアーは現地集合。どのくらいかかるんだろーと新幹線の時間を見ると、新大阪駅9:39発、福山駅10:40着。1時間で着くのか!広島近いな! 

しかし実は私、広島は初めて。定番スポットも行ったことがないし、もみじ饅頭はお土産で貰ったことしかない。でも先入観がない方がいいってこともあるよね!と謎の言い訳を自分にしつつ、わーいわーいとツアーに参加してきました。

鞆の浦(とものうら)

「鞆の浦」は瀬戸内海のほぼ中央にある町


福山駅からバスで30分、最初の散策地は鞆の浦(とものうら)。
鞆の浦しお待ちガイドさんに説明を受けながら、海沿いの町を歩きます。
この辺りで瀬戸内海の潮の流れが変わるため、船人がここに滞在して潮を待つことから「しお待ち」の町なんだろう。

町からはすぐ海。対岸は弁天島。お宮には一面八臂(いちめんはっぴ/一つの顔に八本の腕)の弁財天さまが。

道の横で干されていたイカ。イカってこんな無造作に干されるものだっけ?

「頼山陽先生 日本外史寄稿史跡」町のあちこちに頼山陽の面影があります。

鞆の浦限定「ちりめん塩アイス」!塩バニラにちりめんペーストを練り込んであるそうな。

え、日本で一番綺麗な景色って広島にあったの?


町歩きの途中で立ち寄ったのは福禅寺。
「日東第一形勝(=日本で一番綺麗な景色)」がここから見られるそうなのです。
日本一って誰が決めたの?と思ったら、1711年の朝鮮通信使の方だそうな。
潮待ちの間にこちらへ立ち寄り、「この眺めすげー!絶景!日本一!(意訳)」となったらしい。


瀬戸内の海に、対岸に見えるのが弁天島、皇后島、仙酔島(せんすいじま)など。
説明を受けながら、なんかその島聞いたことあるなーと思い起こしてみたら、仙酔島ってパワースポットとして有名なとこじゃないですか!


実際に見える風景がこちら。窓を額縁に見立てた眺めは300年前から変わらない景色!
景色がパノラマで広がります。この広間は古くから文化交流の場として利用されたとか。

美しい菊の御紋!本堂は963年(平安時代)、村上天皇の勅命により建立。

「カメラレンズをぴったりと合わせると多宝塔が丸見え!」もしやこの丸見えって丸の中に見えるって意味…?

鞆の浦は「崖の上のポニョ」の町。ポニョ感と宮崎駿感がすごい


鞆の浦はスタジオジブリの宮崎駿監督が二ヵ月滞在し、長編アニメ映画「崖の上のポニョ」の構想を練ったことでも有名。
ポニョの作中モデルとなった場所や宮崎監督のゆかりの場所も色々教えてもらいましたよ。 

「龍馬談判の地」の幕が下がるのは1F食事処・2Fは旅館の「御舟宿いろは」さん。宮崎監督がいらした際に何気なく「今リフォームを考えてるんです」と話したところ、作画を描いてもらえることになり、「宮崎監督のデザインのお宿」となったそう。

「ひまわりの家のモデルがここ」とのこと。それより江戸時代の建物を現役使用中なことに驚く。名前はさくらホーム。

宮崎監督が滞在中よく通っていた喫茶店もありました。カウンター席の一つがお気に入り席で、いつもそこに座っていたそう。


「あの家がね、ソウスケの家のモデル」と指さされた高台には確かに可愛い家が。

鞆港のシンボル、常夜燈(じょうやとう)へ


そして散策の歩は常夜燈へ。鞆の浦の町のシンボル、地元ではとうろどうと呼ばれているそうですよ。
昔はニシンの油を点していたそうですが、「今はLEDよ~」とガイドさん。え、今も点してるの?

中に入ってもいいとのことなのでちょっくらお邪魔を。うっかりタイトスカートだったけどまあいいか。

常夜燈前にはお店もいろいろ。どれも古い建物なので、ごちゃごちゃしてる方が返って趣きがある感じ。

坂本龍馬の「いろは丸事件」で有名な蒸気船・いろは丸が引き上げられて展示されている。時間あったら見たかった!

常夜燈の隣は古長屋カフェ『@カフェ』。噂の瀬戸内レモンスカッシュ、爽やかで果実感あって美味しい!

三原「登喜将」で三原名物たこ料理三昧!

たこ三昧でもたこ焼きの出番はない


散策を終えてバスに乗り、1時間ほど。
ランチは三原の和食処「登喜将」本店にて、たこ料理をいただきます!

たこは三原の名物。三原の海は島がたくさんあって潮の流れが速いため、たこの身が引き締まっているのだそうな。

「たこお手軽コース」。色んな調理法・食感・味付けを楽しめるたこ尽くしコース。

活たこ刺身。醤油と梅肉醤油の2種類でいただきます。とろっとして歯ごたえあり。

たこ釜飯。これで2人分。たこのゴロゴロ感がすごい。臭みはまったくなし。

たこピリ辛鍋。使っているのは広島名物・府中味噌。府中味噌はきめが細やかでほんのり甘いのが特徴。

たこ天。がっつりたこ感が味わえる天ぷら。ボリュームがあるので、食べきれるか心配になりだしたのがこの料理から。

たこのやわらか煮。たこが甘くてやわらかい、というちょっと面白い料理。


「登喜将」本店では店内に大型水槽があります。中にはたこ以外のお魚も。
注文を受けると水槽から出して調理してくれるのです。
ああ、それであの鮮度!とめちゃうまだった「活たこ刺身」に納得。


どうにか逃げようとウネウネするたこ。写真撮ってたら一杯出してきてくれました。
たこの数え方は「一杯、二杯」)

もみじ饅頭にタコを入れてみた、ですと…? 


食後。お腹いっぱいながら、三原でしか売っていないお菓子があると聞いて「ゑびす家」さんへ。三原駅のすぐ前にある本店にお邪魔しましたよ。

三原でしか売ってないお菓子、その名も「たこもみじ」。もみじ饅頭にたこを入れ、チーズクリームを合わせたお菓子。
美味しそうとか何とかより「えっ、何で?」が先に立つ不思議なお菓子です。

こちらが「たこもみじ」。もみじ饅頭とたこ、二つの名物を掛け合わせたお菓子。

入っているのは焼きたこ。「不思議だけどありかも…?」と妙に納得するお味。

竹原で古い町並みと世界一の日本酒を

絵になる町・竹原にCMのロケ地が


お腹がいっぱいになったところで、お次の目的地は竹原市。
たけはら観光ガイドさんに色々教わりながら町歩きです。
竹原の町並み保存地区は、CMのロケ地にも選ばれた場所。


某アイドルがこの通りを他愛のない話をしながら歩いていくCMだったそう。

とっても趣があって素敵ですね♡

この2Fの虫籠窓(むしこまど)もCMに登場。

竹原の町並み保存地区は、古くは江戸時代からの建物の残る町。
「安芸の小京都」と呼ばれ、かつて塩田で栄えた頃の姿を残した当時の豪邸が並びます。
景観を損なうため電柱はなし。情緒をゆったりと楽しみたい町です。

ニッカウィスキーの創設者・竹鶴政考の生家「竹鶴酒造」。今も奥の酒蔵で酒造りが行われています。

三つ並ぶ竹鶴のお屋敷。向かって右のお屋敷に行くほど屋根が高くなる「右肩上がり」。

「NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町」は約築100年の古民家に実際に宿泊できます。

歴史と和情緒のある美しい町並み。格子は一つひとつ違う「竹原格子」。

初代郵便局跡。明治時代と同じ型のポストが現役稼働中、他ポストと同様に集荷されます。

「憧憬の広場」には竹鶴政考と妻・リタの像。NHKの連続テレビ小説「まっさん」のあの人たち!

 「酒蔵交流館」で藤井酒造の世界一の日本酒を


町並み保存地区からすぐのレトロな建物に「酒蔵交流館」の文字が。
交流館?お店なの、博物館系なの?
不思議に思いながら覗いてみると、そこはお酒や雑貨の販売あり・お蕎麦屋さんあり。
奥は藤井酒造さんの酒蔵へと続くコミュニティスペースでした。


この藤井酒造さん、なんと明治40年の第一回全国日本酒品評会で一位となった蔵元さん。
その日本一のお酒「龍勢 大吟醸(黒ラベル)」は、2007年には世界一にも選ばれましたよ。

入ると大きな酒樽がお出迎え。歴史ある建物を活かした和風モダンが、さりげなくスタイリッシュな空間。

数ある「龍勢」の中でも、世界一になったのは「純米大吟醸」。金の龍の飛ぶ黒いラベルが目印。

お酒のほか、カトラリーやテーブルウェアも扱う。「お酒のある食卓をイメージして」とのこと。

普段使いできる値段・種類のさりげなくカッコいい食器が揃う。雑貨・カトラリー好き女子がガチで喜ぶ穴場スポット!

世界一の日本酒を作る酒蔵をツアーで見学


お店の奥から、酒蔵見学ツアーへ。説明をしてくださるのは社長・藤井さん。

「例えばワインなら良し悪しはブドウ次第。でも日本酒は作り方で変わる」と語る藤井さんから、まさにその作り方や昔ながらの製法・手順の数々を見せてもらえるのです。

「炊いて食べて美味しいお米と日本酒にして美味しいお米は別。お酒に向くのは中が柔らかいお米!」だそうな。へー!

大正8年に作られたオケを復活。「古い道具や蔵には酵母がいる。酵母がお酒を美味しくするから」。

藤井酒造さんの信念は「昔ながらの作り方で、ベースのしっかりしたお酒を」。
日本酒造りの行程を順を追って教わる。細かい説明は難しくても、見ていけば過程がわかるので楽しい。

 酒蔵ツアー後は利き酒ターイム!
ずらっと日本酒の瓶を並べられ、「さ、お好きなものからどうぞ」とグラスを受け取ります。
「日本酒は好きだけどそんなに詳しくない」レベルの私には、日本酒は少しずつの飲み比べが一番嬉しい!

今しがたどれだけ手間暇かけて丁寧に作られているかを見て来た後だけに、ときめきも大きい。

世界一に輝いた日本酒「龍勢 純米大吟醸(黒ラベル)」も飲み比べられる。お酒が強くなければ、好みを言っておすすめを聞くのもあり。


私ももちろん利き酒参加。3、4種類くらい飲み比べましたよ。世界一の龍勢ウマっ!!
ちゃっかりお土産にも買いました。

広島なら牡蠣だよね、牡蠣

牡蠣のお好み焼に広島地ビール、レモンハイ!

ここからは夕食、牡蠣三昧!まずは「広島赤焼えん」さんへ。
布袋さまみたいな笑顔の牡蠣は「広島はしご牡蠣」の公式キャラクター。

目当てはもちろん牡蠣。具体的には名物の「マシマシ牡蠣」なるメニューがお目当てです。
「広島県産の牡蠣を広島ならではの鉄板スタイルで牡蠣の旨みを存分に活かし、五感で楽しめる」メニューと言われれば、そりゃ気になる!

「広島赤焼えん」1Fはカウンター形式。2Fにお座敷もあり。

目の前で美味しいものが焼かれていくシステム。
広島焼きだ!いやここは広島だからこれがスタンダード焼きだ!

焼けるのを待ちながら乾杯!広島の地ビール・宮島ビールと瀬戸田レモンハイ。

一度に焼かれる牡蠣の多さに驚く。これが「マシマシ牡蠣」一つ分。牡蠣長者になった気分!

お好み焼きに、牡蠣をオン!このどっさり感!
さっきの陽気な牡蠣が上に乗って完成。もう美味しい予感しかしない。

牡蠣の天ぷら、牡蠣のグラタン、牡蠣のアヒージョと牡蠣尽くし


はしご牡蠣2件目は「EARTORY」。
どちらも広島駅からすぐの「エキニシ」エリア内ですよ。
ちなみに「広島はしご牡蠣」はちょい飲み+ちょい牡蠣の広島ならではの食べ歩きスタイル。
広島駅すぐの「エキニシ」と横川駅すぐの「横川商店街エリア」で展開中です。
無料の歩き方ガイドbookもあり!

旅好きオーナーのセレクトした世界のクラフトビールが、常時約50種類ほど注文できる。

牡蠣の天ぷら、そのほか牡蠣メニュー尽くし。天ぷらは数種類のスパイス仕上げとのこと。マヨ+七味が合う!

牡蠣のグラタン。牡蠣のクリーミーな甘さが美味しい。

牡蠣のアヒージョ。私これ毎日食べても飽きないかもしれない。

いただいたのはドイツビールのカンナビア。世界初のヘンプ(大麻)ビールだそうな。合法です。

「インスタ映え」と書いてあったのでポテトサラダもオーダー。ミニケーキみたい。


ここで一日目の行程終了。ここからはセルフ飲みタイム!
3軒目で「究極のレモンサワー」をいただきましたよ。
広島県産のレモンとトマトが凍ったまま入っていて、次々とおかわりしていくうちに溶けて味が変わっていくのです。

牡蠣の水揚げ見学と朝ごはん

「島田水産」の水揚げ体験が朝から濃いめ


二日目の朝はホテルのロビーに6:15集合。
なぜそんなに早いのか。それは朝ごはんを「島田水産」へはるばる食べに行くから! 

島田水産があるのは宮島口。
広島市内からは、朝なら車で30分ほどです。
ここでは毎朝7:00から、牡蠣の水揚げ見学+牡蠣の朝食という、広島の朝ならではの「水揚げ見学と嚴島神社沖遊覧」体験コースが楽しめるのです。

水揚げ見学は海上なので船で出発!


水揚げすぐの牡蠣。海藻やら色々くっついているのを洗って落とすと見慣れた牡蠣になります。

千羽鶴みたいにずらっとぶら下がる、あれが全部牡蠣。長さは約10メートル!
浮いているのはかき筏(いかだ)。

水揚げされた後の牡蠣が、洗われて牡蠣らしい姿になり、手作業で牡蠣の殻を剥かれるのを見学です。
ガランゴロンと洗われたり削られたりして、ようやく一般的な牡蠣の姿になります。

牡蠣の殻剥きは全て手作業。中には牡蠣の殻剥き50年以上のベテランさんも。

牡蠣の殻はこの後、加工されてチョークなどの原料になりますよ。
貝がらで作られたチョークは万一口に入れても危なくないため、小さな子どもにも安心なのです。

炭火で焼いた焼き牡蠣と牡蠣雑炊


その後はお待ちかね、牡蠣尽くしの朝ごはん!
焼き牡蠣3つと牡蠣雑炊がいただけます。
水揚げ見学+朝ごはんはセットとなっていて、一人3,000円。
地元民はもちろん海外からのリピーターも多い、冬限定の人気の朝ごはんです。

焼き牡蠣は自分で焼くスタイル。朝から目の前で炭火焼き!ちなみに夜には焼き牡蠣90分食べ放題もあり。
殻を剥くのももちろんセルフ。道具や手袋は一式借りられます。


牡蠣雑炊はお鍋で配られますよ。広島ならではの豪華な朝ごはん。

尾道駅舎で鉄道好きのテンションが上がる

新しくなった尾道駅の駅舎を見てまわる


朝から広島感を堪能した後は、新しくなった尾道駅を見学に。
目の前に尾道水道の美しい景観が広がるこの駅は、2019年春に立て替え工事を終えたばかり。
「風景と一体化する駅」をテーマに、便利でおしゃれな駅に生まれ変わりましたよ。

無料で入れる2F展望デッキからの風景。目の前の尾道水道を様々な船が行き交う。

自由に本が手に取れるブックラウンジも。テーブルと椅子は旧駅舎の梁などで作られているそう。

2F「カフェ&グリル NEO」。天井が高く、壁の一面は窓。席間が広めで荷物があっても利用しやすいのは、駅ならでは。

カフェの奥には「m3 HOSTEL」。駅に泊まれるとは珍しい!デザインもシンプルな中に電車や駅のモチーフが見え隠れ。

「m3 HOSTEL」ラウンジは駅舎の真上。鉄オタ特等席!ただし瑞風ホームは少々狙いにくい。残念。
一代目・二代目駅舎の写真(現駅舎は三代目)。壁は前駅舎の土台だったレンガを使用。

尾道駅は私の憧れの高級寝台列車「トワイライトエクスプレス 瑞風」の停車駅。

1Fには「おのまる商店」。お弁当とカフェ、お土産も扱う。旬のフルーツもレジ前に。

コンセプトは「尾道のものを美味しく食べるカフェ」。店内からは尾道水道へ続く駅前広場が見える。

お土産を物色。色々あって迷う!この後レモンケーキを箱買いしましたよ。

瀬戸田 向栄堂のレモンケーキが買えるのはおのまる商店と広島市内の一軒のみだそう。

クセになる美味しさ、塩レモンピッツァ

ONOMACHIU2とアイルランドの伝説のバンドとの関係は…?


昼食に訪れたのが「ONOMICHI U2」。
全国初のサイクリスト向けの複合施設で、サイクリングショップやレンタサイクル、レストランやホテルなどが揃います。 

洋楽好きの私としては一番気になるのが、「ここはU2と何か関係が?」。
スタッフさんにうきうき質問したところ、「いえ、ここの元となった倉庫の名前が上屋2号だったので、上屋のU2号の2で」とのお返事でした。
ちなみにこの質問、よく聞かれるそうです。


昼食はONOMICHI U2内の「The RESTAURANT」にて。
ランチメニューのピッツァセットをいただきましたよ。
幾つか選べるピッツァの中から、瀬戸田産塩レモンのピッツァをセレクト!
瀬戸田産塩レモンはただ酸っぱいだけでなく、フルーツ感もしっかり。
サラダビュッフェ、パンビュッフェ、ランチドリンクもセットです。

サラダとパンは食べ放題。特にパンのクォリティが高い!創作パンも多し。

テラス席もあり。お天気の良い日にはめちゃくちゃ気持ちいいこと間違いなし。

尾道で芸術祭と空中散歩


さて、満腹になったらバスで移動。と、なんだか芸術のニオイがしてきましたよ…?


お伺いしたのは「Gallery Cafe ULTRA」。
しかし目的はカフェではなく芸術の方。
何でも広島では来年20209月に、大規模な現代アートの展覧会「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」を開催予定だそうなので、アートなお話を伺いました。

広島県では初めての大規模な展覧会。会場となるのは三原市、尾道市・福山市の各中心部+百島・小佐木島の予定。

「現代アート」は「何でもあり」感がする。ちなみにトリエンナーレとこの作品は特に関係なしとのこと。

その後はちょっと自由時間。
どうしよっかなーと思ったところで「ここからすぐのところにロープウェイありますよ」と聞き、行ってきました千光寺山!
千光寺山ロープウェイ。山頂までは約3分、歩くと下りでも30分。

山には「文学のこみち」や数々のお寺、文学記念室や桜の名所など見どころたくさん。
山頂に恋人の聖地碑。よりそう恋人猫の像が尾道っぽい。

山頂展望台。生口島や岩子島、佐木島など広々見渡せる。2Fは展望レストラン。
展望台からの景色では、安藤忠雄設計の「尾道市立美術館」もすぐそこに見えますよ。

山頂からの絶景は、時間のない中でも行った甲斐がありました!

耕三寺の名前の由来が直球すぎて意外だった件

ホントに日本か?と思う場所、耕三寺と未来心の丘


さて次なる目的地は生口島(いくちしま)。
しまなみ海道を車で渡ります。

ちなみにしまなみ海道と言えばサイクリングですね。
私はサイクリング未経験なのですが、ここは確かにすんごく気持ちよさそう!

こりゃーサイクリング流行るわな!とウンウン頷いておりました。


つきました、耕三寺!
一瞬、えっお寺?と思うほどの鮮やかな極彩色。
境内には耕三寺博物館もあり。 

初代住職は耕三寺耕三さん。
母親の菩提寺として建立したそうです。
なるほど耕三さんが建てたから耕三寺!
こちらには檀家がないそうで、庶民としては「耕三さんどれだけ資産家だったの…」とつい考えてしまうほどの豪華絢爛さ。

こちらの五重塔は、耕三さんの母君の納骨堂。様式と規模は大和室生寺の五重塔に従って作られたそう。
考養門は日光東照宮陽明門の原寸復原。ただし彫刻や金具・彩色などは仏教様式。桜の名所でもあります。

このお寺の不思議なところ、それは奥に入ると真白な世界が広がっていること。
ザ・和風な五重塔や日光東照宮を模した門から世界が一気に変わり、ここはギリシャかイタリアか?な庭園が出現するのです。


ここは耕三寺の奥、「未来心の丘」と名付けられた大理石庭園。
5,000平方メートル余りの敷地に約3,000トンの大理石が使われています。
イタリアで活躍する彫刻家・杭谷一東氏の設計・制作ですよ。

ちょっと異世界風。絵になる風景に、あちこちで女子が写真撮影。

丘の頂上にあるこのオブジェは「光明の塔」。てっぺんまで登れますよ!

光明の塔から見る景色。ここまでの道のりがあまりに真白すぎて、海が見えるとほっとする。

頂上付近にはカフェもあり。折角だから一服しましょう。屋外席はやっぱり大理石造り。

生口島のしおまち商店街をプラプラ

しおまち商店街はサイクリストに優しい


ここで最後の自由行動タイム。
耕三寺からすぐのしおまち商店街をプラプラ歩いてみることに。
さすがしまなみ海道の通過点、サイクリストに使いやすいお店がたくさんありましたよ。

しおまち商店街は約600m。レトロな雰囲気の中、レンタサイクルや自転車屋さんも。
カフェやお店には自転車置きスペースがあるところが多いです。

しおまち商店街を抜けると瀬戸田港。高根島へ続く黄色い橋が印象的。

「アイスクリーム ドルチェ」さんで、デコポンとレモンミルクのジェラート2種盛り!


帰りもしまなみ海道。
時間帯によって雰囲気が変わるのもしまなみ海道の魅力なんですね。
この日は夕方にはもう月が登り始めていましたよ。

福山駅から帰阪


福山駅に到着したのは17:30頃。
空はこんな頃合いでした。
ここからまた新幹線のぞみに乗車、福山駅18:03発、新大阪19:04着の予定なのです。 

昨日の朝10:40にここについて、二日間みっっっしり遊んで、今17:30にここ。
もっと言うなら、昨日の朝9:39に新大阪を出て、今日の19:04に新大阪に帰りつけるのにこの旅の充実っぷり。
すごいな広島! 

まとめ


帰りもこの方に遭遇。
美味しい牡蠣とタコと塩レモンとお酒とジェラートと、ほか色々をありがとう!

また牡蠣食べに来るねーと挨拶して、新幹線に乗車したのでした。