今やカレー激戦区として知られる大阪で、創業100年を超える老舗のカレー店として知られる自由軒

独特なフォルムと味わいで、世紀を超えて人気を誇るのが、看板メニューの名物カレーです!

万人を虜にし、100年続く味とは??を探るべく、大阪難波の千日前にある自由軒本店にお邪魔してきました~!!

大阪の超老舗カレー店「自由軒」とは?

明治43年創業!!


自由軒の創業は1910年(明治43年)!西洋の文明を受け入れる人達が増え、庶民の生活も変わろうとしていてた時代に、大阪で最初の西洋料理店として大阪難波にできました。

創業者の吉田四一さんが、当時起きていた自由民権運動の「自由」という言葉に新しい風を感じ、店名にしたそうです。高価な西洋料理がリーズナブルに、しかも美味しく食べられるという事であっという間に人気店へとなりました!


出典:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27001310/

何度かの建て替えを経て、1967年(昭和42年)に建てられたのが現在の自由軒本店。

長い歴史がにじみ出る貫禄ある外観。昔からの味を守ってきたお店の強さを感じるようです!

連日、行列のできる姿に期待値が高まる~!

1番人気「名物カレー」


自由軒の一番人気はもちろん名物カレー。(※写真は大盛りサイズの為、卵がふたつ)

ご飯とカレーを混ぜて、その上に玉子が乗る独特な姿は創業当時に考案されたそう。なぜこの形になったかというと…

炊飯器がまだなくご飯を保温しておくことができなかった創業当時。いつでも温かいカレーを食べてもらう方法はないかと悩んでいた創業者が思いついたのが、熱いカレーと冷めたご飯を混ぜ合わせること。

栄養にもこだわり真ん中には生卵を。その味と形が今も守り続けられているんです!

自由軒のカレーメニュー

名物カレー(750円)、大名物カレー(950円)、カツカレー(850円)
別カレー(700円)、ドライカレー(700円)、チキンカツカレー(750円) 他

名物カレー以外のカレーメニューもある自由軒。

「別カレー」とは、ライスとルーが別になったいわゆる普通のカレーのことです(笑)

洋食・定食メニューも豊富に並ぶ


大阪で最初の西洋料理店ということで、名物カレー以外にもショーケースには美味しそうなメニューがたくさん!ちょっとアンティークな感じもして、味がありますね~!

見ると、エビフライやオムライスなどの洋食メニューの他に定食メニューも並んでいます!!

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ランチタイムにはお得なセットも。こちらはエビフライやハムカツ、チキンカツ、エビクリームコロッケが付いた「Bセット(1,200円)」です!

俵型のふっくらとしたコロッケがとっても美味しそう!!


サクサク衣のとんかつはとってもジューシー!ボリューム満点の「とんかつ定食(850円)」

他メニュー

サーロインステーキ (1,050円)、チキンカツ (700円)
ビーフカツ(1,000円)、エビクリームコロッケ(750円)
ハヤシライス(700円)、オムライス(800円)、他

文豪・織田作之助が愛した名物カレー


出典:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27001310/

店内に入ると…なになに、「織田作文学発祥の店」と。

自由軒のすぐそば、法善寺横丁をはじめとした大阪が舞台の小説「夫婦善哉」の作者である作家・織田作之助。通称・織田作(おださく)が、自由軒で名物カレーを食べ、作品も書いていたのは有名な話です。


出典:https://tabelog.com/osaka/A2701/A270202/27001310/

昔ながらの雰囲気でどこか懐かしさを感じる店内。

意外にも、名物カレー以外のメニューを食べている方も多く、近くの常連さんたちなのかなと!

常連さんがいると、やはり本物だなーって思いますね!なんばのど真ん中にありながらも、周りの人々から愛される良いお店なんですねー。

実食!名物カレーの美味しい食べ方


それではいよいよ、名物カレーを食べるとしましょう!

改めまして、独特のフォルムでインパクトが強め!!カレーとライスが混ざり、真ん中には生卵!!通常サイズは卵がひとつ、大盛ではふたつになります♪

これは、カレー玉子かけご飯。なんと独創的なカレーなんだ。


それでは早速いただきます!!っとスプーンを握ったところで気が付きました!なんと名物カレーには3段階のお召し上がり方があるんです!

もちろんしっかりと味わいたいので、この食べ方に従いましょう!!

まずはそのまま「名物カレー」


まずは、名物カレーをそのままパクリと。

うーん、このスパイスは創業明治43年から守ってきた歴史を感じる味だ。今風のスパイスではなく、懐かしいのにはじめてな感覚。

意外にも辛みを感じ、結構スパイシー!

ウスターソースをかけて


続いては卓上に用意されているウスターソースをかけて。

この甘みと酸味のあるウスターソースで、先ほどのスパイシーさがフルーティーでいながらしまった味わいに変化します!

卵とよくかき混ぜて


最後に、中央の生卵を割り、しっかりカレーライスとまぜまぜして頂きます!

うーん、美味い!まろやかにそしてマイルドに、それでいてまろやかにそしてマイルドにだ。

しかし、マイルドな中にもスパイスもしっかり効いて、食べ進めるうちに額に汗も。シンプルなようで複雑な味わいの自由軒の名物カレー。

こんなカレーは全国どこを探してもないと思います。本当に独創的な見た目と味わい。大阪にこんなカレーがあって本当に幸せだなー。

自由軒本店への行き方

地図を確認する

自由軒(難波本店)は、各線難波駅や道頓堀から徒歩すぐです!

道頓堀方向から


道頓堀方向からなら、千日前商店街を南方向へ。ビックカメラの角を右折し難波センター街へと入ります。


そのまままっすぐ!パチンコ屋さんのとなりに自由軒が出てきます!

難波方向から


各線「難波駅」の場合、心斎橋筋商店が進みます。


すぐに見えてくる「とらや」という生地屋の角を右折します。


そのまままっすぐ歩くと、自由軒に到着です!

自由軒の店舗詳細

自由本店の営業時間など、店舗詳細です。

自由軒 難波本店 詳細

営業時間:11:30~21:30
定休日 :月曜日 (※月曜日が祝日の場合、翌日が定休日)
席数  :38席
電話  :06-6631-5564
アクセス:近鉄難波駅、地下鉄なんば駅11番出口より徒歩2分
住所  :大阪市中央区難波3-1-34
地図  :Googleマップ
公式HP  :自由軒オフィシャルサイト

海遊館のある、天保山にも自由軒がありますよ!

自由軒 天保山店 詳細

営業時間:11:00~20:00
定休日 :不定休
席数  :36席
駐車場 :天保山駐車場2200台(有料)
電話  :06-6576-5821
アクセス:地下鉄中央線「大阪港駅」徒歩5分/大阪市バス「天保山」下車すぐです。
住所  :大阪市港区海岸通1-1-10
     天保山マーケットプレース2階 『なにわ食いしんぼ横丁』内
地図  :Googleマップ

まとめ

次も自由軒で名物カレーを食べたいと思う自分と、あれだけメニューが豊富なので違うものを食べたい自分とが、殴りあいをしております。

やっぱり次も名物カレーかな…!今食べ終わったばかりなのに、すぐに次のことを考えさせてしまう中毒性(笑)

また、行きたくなったぞー。じゆうけーん!まってろよー!