「読みたい本が見つからない」「どんな本を読めばいいのかわからない」
そんなあなたにもピッタリの1冊が見つかる場所がこちら大阪府立中央図書館!
蔵書数がおよそ280万冊で公立図書館では国内最大なんですよ!!
今回は大阪府立中央図書館を図書館大好き芸人の福井隆之が紹介します。
目次
大阪府立中央図書館 館内紹介
1階の様子
これから始まる新しい本との出会いに胸が高鳴ります!
学校帰り、お仕事帰り、買い物帰りでも荷物を預けてゆっくり本をさがせますね!
コイン(100円)返却式なのも有り難いです。取り忘れに注意!!
放射状に配置された本棚が印象的!
スペースの半分を占めるこども資料室も気になりますね。
本の貸出・返却や利用者カードの発行・更新を行っています。
図書館全ての貸出は各階ではなく、こちらの1階カウンターで一括して行われます。
ちなみに図書館閉館時は南側玄関横の返却ポストにお返しください。
すごい!日本の小説やエッセイ、英米の小説がこんなにたくさん!!
大阪府立中央図書館にはCDやDVDも豊富な品揃え!もちろん借りることができます。
中心の円形は柱ではなく「おはなしのへや」だったんですね。
気になる「おはなしのへや」。それではさっそく入ってみましょう!
中はドーム状になっていて、円形のフォルムが安心感を与えてくれますね。
ここでは定期的にこどもたちへの読み聞かせなどが行われているそうです。
取材時は土曜日ということもあり、大勢のこどもたちでにぎわってました!!
手作り感が楽し気な「知ってる?木」にはたくさんのクイズが用意されています。
答えを調べながら楽しく本と触れ合えるようになってるんですね!
2階の様子
2階のカウンターでは本の複写申込を受け付けています。
破損しやすい本などセルフ不可のものは係員の方が複写してくれます!
2階、新聞コーナーには全国紙、スポーツ紙などたくさんの新聞が!これでもほんの一部です!!
これだけたくさんの新聞があれば読みたい記事を探し出すのも一苦労。
そんな時にはこちらの新聞記事検索端末でお調べください!
自分の住んでいる所を探してみてはいかがでしょうか(笑)?
2階には会議室もあります。ここでは様々な催しなどが開催されたりもするそうです。
72席の大会議室、30席の中会議室、18席の小会議室と、大きさが分かれています。
取材当日、大会議室では「2016年に出版された子どもの本」というイベントが行われていました。
会期の3日間はすぐに定員一杯になったんだとか!
3階・4階の様子
3階・4階は同じようなレイアウトなのでまとめてご紹介!
決して手を抜いてる訳じゃありませんよ(笑)!
3階には社会科学関係、自然科学関係の本や雑誌新聞が中心になっています。
4階には人文科学関係の本や雑誌、新聞があります。
身長185cmの僕よりも背が高い本棚がズラーッと並ぶ姿は壮観です。
さすが蔵書数公立図書館日本一ですね!
お目当ての本が見つからない時は、こちらで検索してください!
こういう細かい心遣いが嬉しいですね!
閲覧席では館内の本を読むだけでなく、持ち込んだ本で自習することも可能です!
集中したい人には個人席がおすすめ!
コンセントがあり、ノートパソコンを持ち込んで利用することも出来ます!!
見晴らしのいい景色と緑に癒されます。
なんと飲食も可能です!!自習の間にお弁当を食べることもできますね!
大阪府立中央図書館 館内の様々なサービス
レファレンス
各階のカウンターでは司書の方が様々な質問を受け付けてくれます。
例えば「探してる本が見つからないです。」とか「赤い表紙でこういう内容の本なんですけどわかりますか?」といったものから、
「昔の総理大臣のお給料は?」といった一見図書館には関係ないような質問にも調べて答えていただけます!
このような調査相談サービスをレファレンスサービスと呼び、インターネットからも質問を受け付けているそうです。
手話通訳
館内研修を開いて手話を学んでいる司書の方も多いそうです。
対面朗読
全部で7部屋ある対面朗読室で、目の不自由な方への対面朗読を行っています。
また、本を録音したCDの貸出も行っています。
1冊の本をCD化するのに3か月~半年ほどかかるんだとか。
大阪府立中央図書館ではこのような取り組みを先進的に行っています!!
展示・付属施設の紹介
YA展示
YA=ヤングアダルトなんですって!知らなかった(笑)。
主に中高生向けの作品が展示されています!
企画展示
取材時に行われていたのは「漱石と弟子たち」展。気になる!!
期間ごとに企画展示の内容が変わりますが、図書館内の各課が貸出促進を目的として企画しています!
外部との連携展示もあるそうですよ!本の貸出だけではない、図書館の楽しみ方がたくさんあるんですね♪
カフェ&食堂 布目の里
1階カフェでは奈良県山添村産の材料を使ったジャムやスイーツを販売しています!
濃厚なチョコの味が口いっぱいに広がってとてもおいしかったです!
カフェでおやつも食べられる…これは一日過ごせる大阪府立中央図書館ですね!!
日替わりメニューも肉、魚の2種類あり毎日通いたいくらい!!
半券をカフェに持っていくとドリンク単品100円引き!!!お得~!!!
営業時間終了後の撮影だったので他にお客さんがいませんが、いつもは隣の東大阪市役所の職員さんが食べに来るほどの人気なんだとか!
営業時間
【カフェ】9時~17時(ラストオーダー16時半)
【食堂】11時~15時(ラストオーダー14時半)
ライティホール
大阪府立中央図書館横に併設された座席数380席の多目的ホール。ここでも様々な催し物が開かれています。
この日は5回目を迎える人気イベント『ライティ寄席』で会場が盛り上がっていました!
国際児童文学館
昔の少年雑誌など児童文学に関する貴重な資料が所蔵されています。
所蔵している約80万点の資料のうち、なんと半数は寄贈されたものなんだそうです!
所蔵されているのは日本の作品だけでなく海外の絵本などもあります!
保存を目的としているため貸出は行われていませんが、こちらの席で閲覧できます!
そして2017年6月28日までは「マンガを楽しもう!」をテーマに、大阪国際児童文学振興財団が企画作成したウェブサイト「マンガのひみつ大冒険!」公開記念の展示が開催中です!
「マンガのひみつ大冒険!おすすめマンガがいっぱい!!」に掲載のマンガの中から国際児童文学館所蔵作品が展示されています。
地下書庫見学ツアー
大阪府立中央図書館の人気イベントなのが、月に一度開かれる地下書庫見学ツアー!!
当日15分前から受付開始、各回先着20名(事前申込不要)が定員となります。
参加証を首から下げて、地下書庫の案内図を受け取り準備万端!!
申し込みを済ませ、まずは1階エントランスでツアーに参加するみなさんと事前の説明をしっかり聞きます。
そしていよいよエレベーターで地下書庫へ!何処から地下に降りるのでしょうか??
それは地下書庫見学ツアーに参加した方だけのお楽しみですよ(笑)。
地下書庫に到着です!!見渡す限りの書架書架書架!!
そしてなんとここで衝撃の事実が!
1階から4階にある本は、大阪府立中央図書館で所蔵している本の約15%に過ぎないというのです!!
(それでも約44万冊もありますが…)
残りの約85%がこの地下書庫に保管されているのです!!
ん?自転車??なぜこんな所に??
それもそのはずです!
なんと甲子園球場のグラウンドと同じくらいなんですって!!
各階カウンターから請求された資料を素早く届けるために、職員さんが自転車で取りに行くんです!
集められた資料をこのカゴに入れ、白い枠を届けたい階の数字に合わせます。
1・2・3・4はそれぞれの階数ですね!
自分の番号が呼び出されるまでしばし待機です!
資料請求から実際に届けられるまで、10分を目標に努力されているそうです!!
自転車の必要性に納得!!
地下書庫見学ツアーの見どころのひとつ、貴重書庫です。
17~19世紀に出版された外国語図書が約1600冊収納されています。
あのガリレオ・ガリレイの『天文対話』やアダム・スミスの『国富論』もあるんだとか!!
歴史の教科書に載っているような書籍の実物がこの中にあるなんて興奮しませんか!?
そんな貴重な資料を守るため、常に空調で温度、湿度が管理されています。
また書架が金属だと錆びるので、杉の木でつくられた棚を使用しています。クギも使ってないんですって!
万が一、火災が発生した際にも貴重な本を水で濡らさないよう二酸化炭素による消火設備が設置されています!
あと年に一度だけ貴重書庫の中も見学できるツアーがあるそうですよ!!
ブルーのエリアには国際児童文学館の資料や旧中之島図書館の資料が納められています。
こんなに大きな書架ですがボタン一つで簡単に動かせます!
ちゃんとセンサーが付いているので間に挟まれてしまう心配はありませんよ(笑)!
そしてグリーンのエリアには旧夕陽丘図書館の資料や府立中央図書館開館以降に収集した資料が納められています。
レッドのエリアでは雑誌や新聞が納められています。
雑誌は市町村図書館では1~3年で破棄されることが多いのですが、中央図書館では永久に保存されます!
そのため何冊かをまとめて合本雑誌にし、より頑丈な形で保管されています。
なんと戦時中の新聞の原本も保管されています!!
読みたい本が最寄りの図書館にない!!検索してみると大阪府立中央図書館にはあった…
でもなかなか大阪府立中央図書館まで行く時間がない…という方にうれしいサービスが!
なんと大阪府立中央図書館の本はみなさんのお近くの図書館でも借りることも出来るんです!
最寄りの図書館で、大阪府立中央図書館に対して借りたい本のリクエストを出すことが出来ます。
リクエストのあった本は、大阪府立中央図書館の地下書庫でこのように地域ごとに仕分けられみなさんの元へ届けられます!!
こうして僕は大阪府立中央図書館の秘密を知ってしまいました(笑)。
最後にアンケートに答えてツアー終了!
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!!
大阪府立中央図書館 アクセス
近鉄電車を利用の場合
最寄駅の近鉄荒本駅に着いたらまずは①番出口へ!
駅を出ると目の前にこんなにわかりやすい看板が!!
感謝しながら迷わず右へ進みましょう!!
まっすぐ進むと横断歩道の先に大きな建物が!
これが東大阪市役所です!ここまで来ればもう目の前!!
矢印の方向へGO!!
大阪府立中央図書館に到着~~!!
近鉄バスを利用の場合
●JR学研都市線「鴻池新田駅」南口 近鉄バス15系統「小阪駅前」行き乗車→「東大阪市役所前・府立図書館前」下車
●近鉄奈良線「河内小阪駅」「八戸ノ里駅」 近鉄バス15系統「鴻池新田駅」行き乗車→「東大阪市役所前・府立図書館前」下車
●京阪本線「萱島駅」 近鉄バス37系統「荒本駅前」行き乗車→「荒本駅前」下車
駐輪場・駐車場も完備
このように駐輪場(無料)があるので自転車やバイク、そして地下には駐車場(有料)もあるので車でもお越しいただけます。
大阪府立中央図書館 開館時間・休館日情報
大阪中央図書館開館時間
●【火~金曜日】 9時~19時
●【土・日・祝・休日】日 9時~17時
こども資料室 開室時間
●9時~17時
国際児童文学館 開館時間
●9時~17時
ライテイホール 開館時間
●9時~21時
会議室 開室時間
●【火~金曜日】 9時~17時
●【土・日・祝・休日】 9時~16時
休館日
●毎週月曜日(その日が祝日・休日の時は翌日を振替休館)
●毎月第2木曜日(7・8月をのそく)
●年末年始(12月29日~1月4日)
まとめ
蔵書数280万冊というのは、1日1冊ずつ読むと全部読み終わるのに約7700年かかるほどの量!!
購入単価も府下市町村立図書館がおよそ1500円なのに対し、府立中央図書館はおよそ3000円!!
それは最近発行された本はもちろん古い本まで、また一般的な資料だけでなく専門的な資料まで幅広く所蔵されているということ!!
それらの本を大阪府内に在住、在勤、在学、または近畿7府県に在住の方なら、どなたでも借りることができるのです!!
ぜひみなさんも大阪府立中央図書館をご利用ください!!
大阪府立図書館についての詳しい情報は「大阪府立図書館 公式HP」をご覧ください!
名称 | 大阪府立中央図書館 |
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定休日 | ●毎週月曜日(その日が祝日・休日の時は翌日を振替休館) ●毎月第2木曜日(7・8月をのそく) ●年末年始(12月29日~1月4日) |
営業時間 | 【火~金】9:00~19:00 【土日祝】9:00~17:00 |
入場料 | 無料 |
アクセス | 近鉄「荒本駅」より徒歩8分 |
住所 | 東大阪市荒本北1-2-1 Googleマップ |