2014年3月にオープンしたあべのハルカス美術館。
定期的に様々な展覧会が開催され、大阪・天王寺エリアのオススメ観光スポットのひとつとなっています。
今回は、あべのハルカス美術館の魅力を、美術館巡りが趣味のライター ‘ 亜梨沙@alisa_0113_ ‘ がご紹介します。
目次
あべのハルカス美術館とは
あべのハルカス美術館があるのは、高さ日本一(地上300m)の超高層ビル、あべのハルカスの16階。JR・地下鉄・私鉄の各天王寺駅からのアクセスも抜群です。
美術館のコンセプトは「あらゆるアートを、あらゆる人に」 。
常設展示は無く期間限定で様々な展覧会が開催され、誰もが気軽に芸術・文化を楽しめる都市型美術館です。
展覧会の内容は、海外の有名画家の展覧会は勿論、神社仏閣の宝物を取り扱ったものからスターウォーズ展、大妖怪展など多種多様!バラエティに富んでいます!
館内の展示スペースも広く、様々なアートをゆったりと楽しめる素敵な空間になっていますよ。
コインロッカー
あべのハルカス美術館には、コインロッカーが設置されています。
コイン返却式(1回100円)なので、気軽に預けることが出来ます♪
カラヴァッジョ展(2019年12月26日~2020年2月16日)
こちらは、撮影時に開催されていた「カラヴァッジョ展」(2019年12月26日〜2020年2月16日)の様子です。
美術館に入ってすぐ、カラヴァッジョ(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)の肖像画が。
カラヴァッジョ(1571-1610)は、バロック絵画※の形成に大きな影響を与えたイタリア人画家です。
光と闇の交錯する劇的な絵画空間、迫真的な描写で多くの追随者を生んだ反面、破滅的な人生が伝説ともなりました。
※バロック絵画:劇的な描写技法、豊かで深い色彩、強い明暗法などが特徴の、16世紀末から18世紀なかばの西洋芸術
VTRや年表で、カラヴァッジョの生涯を知ることが出来ます。
それでは、「1600年前後のローマにおけるカラヴァッジョと同時代の画家たち」「カラヴァッジョと17世紀のナポリ画壇」「カラヴァッジョ様式の拡がり」の3章に分かれた作品たちを、少しだけご紹介♬
I 1600年前後のローマにおけるカラヴァッジョと同時代の画家たち
聖ペテロの悔悛 ジョヴァンニ・バリオーネ
鶏が気になります、、
聖母子 (イエスを待ち受ける悲劇を感じとる聖母) オラツィオ・ローミ・ジェンティレスキ
美しい絵ですが、どこか悲しげな雰囲気を感じます。
「リュートを弾く若者」に登場するリュートなど、色々な装飾品も展示されています。
カラヴァッジョだけでなく、様々な作家の引き込まれる絵が沢山ありました。
II カラヴァッジョと17世紀のナポリ画壇
歯を抜く人 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ
日本初公開の絵。単純に痛そうです、、
洗礼者聖ヨハネの首 ジュゼペ・デ・リベーラ
痛々しいですが、穏やかな顔をしているせいか、どこか美しい、、、不思議です。
Ⅲ カラヴァッジョ様式の拡がり
洗礼者ヨハネ ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ
イエスに洗礼を授けた人物として有名なヨハネ。オーラがありました。
荊冠のキリスト バルトロメオ・マンフレーディ周辺の画家
打たれるキリストが痛ましいです、、
必見・必聴のナビゲーター/音声ガイド!
会場のあちこちにあるパネルにも注目です!
漫画「テルマエ・ロマエ」の著者であり、世界を股にかけて活躍するヤマザキマリさんが、カラヴァッジョの世界をナビゲート!
カラヴァッジョがイケメンに描かれていますよ!
「カラヴァッジョ展」では、音声ガイドを借りることが出来ます。所要時間は約35分で、600円。
NHKテレビ『旅するイタリア語』に出演し、イラストレーターとしても活躍する田辺誠一さんが、作品のみどころやカラヴァッジョの波乱万丈の人生をわかりやすく解説してくれます。
ミュージアムショップ
あべのハルカス美術館には、ミュージアムショップが隣接されています。
展覧会のチケットが無くても入ることが出来ますよ♡
展覧会ごとに、オリジナルグッズをはじめとしたお土産がたくさん用意されています。
こちらは、とても立派なカラヴァッジョの図録。勉強になります!
田辺誠一さんやヤマザキマリさんなど、イラストレーターさんとのコラボアイテムも。
オシャレで可愛いグッズが沢山売られています♬
入館料
あべのハルカス美術館「カラヴァッジョ展」の入場料金です。
※展覧会ごとに入場料金が異なります!!
大人:1,600円(団体1,400円)
高校生・大学生:1,200円(団体1,000円)
小学生・中学生:600円(団体400円)
小学生未満:無料
※15名より団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターでご購入されたご本人と付き添いの方1名まで当日料金の半額。
詳しくは、あべのハルカス美術館HPをご覧ください。
16階庭園
あべのハルカス美術館を出てすぐ、同じフロアには16階庭園があります。
16階庭の高さは、地上80.6m!あべのハルカスのお隣エリアにある通天閣の展望台が87.5mというのを考えると、展望台並みの高さです!
無料で入ることが出来るので、オススメですよ♡ここからの眺めも素敵です♪
あべのハルカス美術館 アクセス
あべのハルカス美術館への行き方(アクセス)です。
JR「天王寺」駅利用の場合、中央改札を出て左側(あべのハルカス側)に進み、2階歩道橋に上がります。
あべのハルカス展望台へつながるシャトルエレベーター乗り場を示す矢印が出てきます。
矢印に沿って進むと、シャトルエレベーターの入り口が!
こちらのエレベーターで、16階まで上がると到着です。16階まで上がるエレベーターのスピードにびっくり!!速いです!!
地下鉄御堂筋線「天王寺」駅 西改札 や、近鉄「大阪阿部野橋」駅 西改札 からも、徒歩3分程で行くことが出来ます。
まとめ
駅からも近く、様々な美術品を楽しむことが出来る、あべのハルカス美術館。
見応え抜群で、とても魅力的な美術館でした。
ショッピング帰りなどにも行きやすい場所にあるので、是非、立ち寄ってみて下さいね!
あべのハルカス美術館 詳細
開館時間 :午前10時~午後6時
休館日 :HP参照
電話 :06-4399-9050
アクセス :JR「天王寺」駅 中央改札、近鉄「大阪阿部野橋」駅 西改札、地下鉄御堂筋線「天王寺」駅 西改札
住所 :大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
地図 :Googleマップ
公式サイト:あべのハルカス美術館HP