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野生の鹿や猪を食べるジビエ。
「美味しい」「ヘルシー」って噂はよく聞くので食べてみたい料理ではありますが、どこに行けば食べられるかちょっとわからないですよね?山奥?

そんなジビエの美味しいお店を難波で発見!
それが「山小屋酒場KEMONO(ケモノ)」です。
今回は、お店の雰囲気や行き方まで詳しくご紹介します!


ナビゲーターは旅するグルメライターのけいたろうです。

山小屋酒場KEMONOとは?


今回紹介する山小屋酒場KEMONO は、2017年12月に難波にオープンしたジビエ専門店です。

猟師とつながりのあるお店で、猟師さんから提供されるジビエ肉を厳選して、提供しているお店です。
自然の中でしか捕れない野生の獣のお肉を難波で食べられるのはうれしい限り。
道頓堀からも歩いて行ける距離にあります。

ジビエはヘルシー

そもそもジビエとは?


ジビエはアルファベットだとgibierと書くフランス語。
意味は「ハンティングで得た天然の野生動物の肉」という言葉で、英語だとgame(ゲーム)となるそうです。

なのでジビエ料理とは、鹿・猪・熊・鴨・雉やアナグマなど、狩猟で捕まえた肉を使った料理
牛や豚、鶏、羊などは家畜なので、ジビエには含まれないそうです。

そんな自然環境で生きている野生動物のジビエ肉は低カロリー・高たんぱくが特徴。
また増え過ぎた獣による食害を緩和する、一石二鳥的な手段としても注目を集めています。

なのですが、捕獲後、適切な処理を行わないと、全身に血が回って臭みや固さの原因になってしまうのも、ジビエ料理の難しさの一つとなっています。

最適な処理がされたジビエ


しかし、山小屋酒場KEMONOでは、猟師さんと直接取引。
信頼ある猟師さんが捕まえた獣は、熟練の技で最適な処理を施してジビエ肉に加工。
それを直接仕入れる国産ジビエ肉なので、臭みや固さなどがまったくありません。

TVや雑誌でジビエ特集を見て、「ジビエ食べたいけど、お店がわからない」と思った人や、ちょっと変わったお肉を食べてみたい人、ジビエを初めて食べるという人にオススメのお店です。


また過去にジビエを食べて、独特のニオイや固さがあって。
どうしても苦手意識があるという方も、ぜひ再挑戦してみてください。

オススメメニューを実食!

ジビエの盛り合わせ


さて。山小屋の食前酒で心をほぐしたら、メインのジビエをいただきます!

こちらはジビエ肉の盛り合わせジンギスカン。
色々なお肉が乗っています。

山小屋酒場KEMONOでは、いろんなお肉をジンギスカンスタイルで、焼いて食べるのが一番のオススメらしいです。
お肉の味が一番ダイレクトに感じられるスタイルに、お肉の品質へのこだわりが見えます。


ジンギスカンですが、お店の人にお願いして焼いてもらうのも可能です。
特に最初は、どれくらい焼いていいのかわからないので、やってもらうのがオススメ。
それではお願いします。

絶品のラムのモモ肉


まずはジンギスカンの定番である羊から。
ジビエはあくまで野生の動物の肉なので、家畜である羊は正確にはジビエには含まれません。
でも山小屋酒場KEMONOでは、希少な国産の羊を使用。食べないわけにはいきません。
なお産地は広島県。輸入物にはない絶品です。
ちなみに国内で流通している羊の99%は輸入物らしいです。


さて。説明はこれくらいにして、いよいよお待ちかねの実食。
ジンギスカンの定番である羊からいただきます。
まず、こちらはラムのモモ肉。



臭みがまったくありません。
ちなみに羊のニオイは冷凍の過程で発生します。
しかし山小屋酒場KEMONOでは冷凍されていない生ラムを使用。
食べづらさにつながるニオイがまったくありません。

僕はジンギスカンを食べるときの個人的な感想として、
「羊の独特のニオイは、食べづらいというよりも、むしろ好き」
というスタンスでしたが、ただただ美味しい山小屋酒場KEMONOの生ラムは、感激しました。


ちなみに食べ方ですが。
よくテレビなどで、本当に美味しいお肉は塩とコショウがオススメとか言いますが、まさにそれ!
シンプルな塩コショウがお肉の美味しさを最大限に引き出して、信じられないくらいの美味しさです。

「エゾシカ」に初挑戦!


さて。どんどん行きましょう。
羊のほかの部位も気になるところですが次はジビエに挑戦。
こちらはエゾシカのロース。
羊肉と同じようにジンギスカン鍋でジュウジュウ焼いて食べます。
あまり焼きすぎないのが美味しさのポイントらしいです。

脂が少なく、身が締まっていて上質な赤身という感じでサッパリしているので、
いくらでも食べられそう。

身近なジビエといえばイノシシ!


エゾシカのサッパリ感を楽しんだら今度は猪のロースに挑戦。
スマートなエゾシカの脂が全然なかったのに比べ猪のこの脂。
ぶ厚い脂の層があって、お肉の約半分は脂という勢い。


!!これもスゴい!
1枚のお肉で、脂のトロリ感と引き締まった赤身の感じが味わえます。
ぶ厚い脂は、当然のように臭みがなく、クドさも感じません。
プルンとしててジューシーで、脂身がメッチャ美味しい。
こちらも塩コショウが抜群にあいます!

フワっとした食感のラムロース


次に、また羊に戻って、次ラムロース。
お肉がフワッとしています。
お肉を食べてフワッとしてるという表現をしたのは、
生まれて初めてだと思いますが、とにかく食感が軽い。軽やか。
本当に上質なお肉という感じで、食べるたびに幸せを感じるほどです。

脂がジューシーなラムカルビ


さらに羊を堪能。
今度はラムのカルビ。牛でも人気のお腹の部位ですが、
こちらは脂がたっぷり。ロースとは全然違う食感で脂がジューシー。
塩コショウがピッタリとベストマッチ。

国産羊ならではの部位ごとの食べくらべ


今回、山小屋酒場KEMONOで羊のさまざまな部位の食べ比べをしましたが、ここまで部位別に羊肉を堪能できるのは、国産羊を使用しているからこそ。
海外からの輸入肉では、細かな部位分けされていないことも多く、国産肉のありがたみも堪能できます。

野菜も絶品


ここまでジビエのジンギスカンを食べてきましたが、上質な脂はすべて野菜に絡まっているので、野菜も美味しいです。

締めのうどん


またジンギスカンでも、ほかの鍋料理と同様に、締めのメニューがあります。
それがうどん。脂と旨味を吸ったムッチリとしたうどんは絶品。


ジンギスカンを堪能するなら、ぜひ最後の締めをお忘れなく!

一品料理もピックアップ紹介

また山小屋酒場KEMONOでは、定番のジビエのジンギスカン以外にも、さまざまな一品料理を用意。

いくつかピックアップして紹介しましょう。

エゾシカのソーセージ


こちらはKEMONO自家製生ソーセージ。
ハーブが香るエゾシカのソーセージで、肉質の柔らかさが特徴。

エゾシカのタン


こちらは、エゾシカのタン。舌ですね。
エゾシカのタンは、火を通すとハムのような質感に変化。
たっぷりで旨味は牛や豚のタンよりも美味しいくらい。

エゾシカのユッケ


エゾシカメニューは、ほかにもいろいろ。

こちらはエゾシカのユッケ。
焼肉屋さんの定番前菜メニューだったユッケ。
食べられなくなって残念な思いをしている人も多いと思いますが、山小屋酒場KEMONOでは、エゾシカの肉を使うことで、いまでも美味しいユッケが食べられます。

細切りにされたエゾシカは、甘辛ダレに絡めて食べれば大満足。

鹿のタタキ


こちらのメニューは、「鹿のタタキ」。
さっきのはエゾシカでこちらは、ホンシュウジカ。

定番メニューとしては提供していないメニューで、本当に新鮮な状態の鹿肉が手に入らないと、提供されないので、お店に行ってあればラッキー。

甘みのある馬刺しのようなお肉で、サッパリとした味わい。

鹿の刺身


こちらは鹿の刺身。
山小屋酒場KEMONOでもなかなか食べられない一品となっています。

猪しゃぶポン酢


こちらは、「猪しゃぶポン酢」。

湯通しした猪肉ともやしをポン酢で和えたメニュー。
サッパリとしたポン酢の風味とシャキシャキとした食感で、箸休めにもお酒のアテにもピッタリ。

グループ利用や宴会にはコース料理もオススメ


定番のジンギスカンや一品料理など、さまざまなメニューを展開している、山小屋酒場KEMONOですが、コース料理も充実。

広島産 「生ラム」堪能コースや、特選「猪鍋」コースなどが用意されていて、グループ利用にもオススメです。


また国産「熊鍋」コースなどもあるので、なかなか食べる機会の少ない、希少な熊を心行くまで堪能できます。
その他の詳しいメニューを見たい方は、公式ページをぜひご参考に!

お店の雰囲気

熊も飛び出す!外観


お店の外観はこんな感じ。気になるポイントを一つずつ見ていきましょう。


まずは看板。なんか熊が飛び出しています。


さらにビックリなのがその横の自販機。
え?よくある自販機かと思ってましたが、よーく中を見て唖然!


マジで?猟銃を売っています?!


あー。売り切れです。安心。って。そういう問題なんでしょうか?笑


のれんには、何やらカワイイ動物たちが描かれています。


とんかつ屋さんの豚のイラストとかもそうですが、彼らは自分が食べられるという、事の重大さを理解しているのでしょうか?笑

衝撃的な店内!


のれんをくぐり、いざ店内へ。


外の猟銃にもビックリさせられましたが、店内もなかなかのインパクト!
基本は山小屋風の店内。

なのですが、まずなんかデカいのがいます!


これは。熊だ!

本物のはく製らしいです。
ほかにも只ならぬオブジェがゴロゴロ。


鹿だ!


これは何だ?何かのガイコツ!
この牙の生え方。猪でしょうか?


ほかにもまるでオシャレ小物家具のように
ガイコツが壁に掛かってます。これは何とアナグマだそうです。
アナグマ?クマと違うんでしょうか?


あとガチな意味でのハンティングジャケットがあったり、猟銃が普通においてあったり。


猟師さんが猟に使う山小屋といった感じの内装。
とにかく非日常アイテムだらけでテンションも上がります。


あと箸置きは、コッソリと空薬きょうだったりしています。

【おまけ】スズメバチ酒を実食 ※閲覧注意


さらにインパクトといえばスズメバチ酒とかあります。
うへぇ。スズメバチがプカプカ浮いてる!
TVとかで見たことある。飲むのってどんな人でしょうか?(完全に前フリ)


お猪口のお酒にチャプチャプと浮かんでます。
というワケでお酒を一口。
焼酎のストレートなので、けっこう強烈。

あとこのスズメバチ。食べても大丈夫らしいです。
長年の酒浸り生活のせいか、黄色と黒の鮮やかさはない感じですね。
聞いたところによると、生きたままのスズメバチをお酒に入れて作るらしいです。
まさに酒浸り。笑

スズメバチ酒は美肌効果・滋養強壮・疲労回復に効果的だそうです。
お疲れ気味の方はチャレンジしてみましょう。

アクセス・行き方


今回紹介した山小屋酒場KEMONOは、難波と日本橋の間にあるお店で、難波から徒歩10分、日本橋から徒歩5分ほどの距離にあります。

今回は、より近い日本橋駅からのルートを紹介します。
まずは近鉄か、大阪メトロ堺筋線、千日前線の日本橋で下車。
2番出口を上がって地上に出ます。


上がってすぐの場所に、堺筋の道路が現れるので、左に曲がって北へ向かいます。


しばらく歩くとすぐに、セブンイレブンが現れます。左折して西へ向かいましょう。


途中、ローソンを越えて道なりに進むと、熊の看板と猟銃の売っている自販機を発見。


特に迷うことなく、無事に山小屋酒場KEMONOに到着できると思います。

まとめ


山小屋酒場KEMONOは、ジビエ好きには要チェックのお店。
という評価を越え、肉が好きなら絶対に行くべきお店です。
道頓堀からでも歩いていけるので、大阪でジビエといえば、山小屋酒場KEMONOで間違いなしです。

ジビエ以外にも、ラムのジンギスカンもオススメで、内装もインパクト大なので「ちょっと変わった飲み会をしたい!」という幹事さんにも、朗報となっています!

店舗名 :山小屋酒場KEMONO
定休日 :不定休
営業時間:17:00~24:00
座席数 :24席(テーブル:18席 / カウンター:6席)
電話  :06-6213-2323
アクセス:難波駅徒歩10分 日本橋駅徒歩5分
リンク :公式HP/Instagram食べログぐるなびホットペッパー
住所  :大阪市中央区千日前1-6-6 明日香ビル 1F
地図  :Googleマップで地図を確認する